2020年9月2日水曜日

PC関係の新情報(「Nvidia」製新シリーズグラフィックカード 「Ampere」アーキテクチャ「RTX 3000」シリーズ 発表)(2020/09/02)



 もうやだ。

 また忙しくなってきた。

 より忙しくなってきた。

 少しは落ち着いたと思ったのですけどね・・・

 職場近くのホテルをどんどん利用しようかなぁ・・・

 出費がかさむことよりも,疲労を溜めないことを優先しないとね。










NVIDIA、Ampereアーキテクチャ採用で最大2倍高速になった「GeForce RTX 3080」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1274381.html


 とうとう発表されました。

 その発表内容については,

NVIDIA GeForce RTX 30 シリーズ - 公式発表イベント
https://www.youtube.com/watch?v=QKx-eMAVK70




 こちらを参照してください。


 8月?に 9月に新製品の発表があると知ってから,その間の期間は長いようであっという間でした。

 それだけ時間に余裕が無かったということですよ・・・


 まぁそんな話は置いておいて,今回は新しいグラフィックカードの話題です。

 リフレッシュ版とかではなく,普通に新しいシリーズになりますね。

 今回「Nvidia」が発表したのは「Ampere」アーキテクチャを採用した「RTX 3000」シリーズです。


 前世代が「Turing」世代の「RTX 2000」シリーズになりますので,順当な命名ですかね。

 その「RTX 2000」シリーズが登場したのが 2年ほど前になりますので,完全な新作は久々ですな。

 途中で「RTX 2000 Super」シリーズが挟まっていますのでね。


 さて,今回話題の「RTX 3000」シリーズですけど,個人的な評価は高くありませんでした。

 性能は当然上昇しているにしても,それに合わせて消費電力と価格も上昇しているようでしたのでね。

 それなりの性能のものを 4万円前後で購入したいと考えている私としては,「RTX 3050」あたりじゃないと手が出せないかなと思っていました。

 脳内では,

RTX 3090 ⇒ 20万円~
RTX 3080 ⇒ 10万円~
RTX 3070 ⇒ 7万円~
RTX 3060 ⇒ 5万円~
RTX 3050 ⇒ 3万円~

 という価格帯になるのではないかと予想していたのでね。


 そして今回の発表になるのですが,仕様等について要約しますと

  • 最上位品が「RTX 3090」で 9月24日販売開始の 229,800円~
  • ハイエンドな「RTX 3080」は 9月17日販売開始で 109,800円~
  • アッパーミドルの「RTX 3070」が 10月以降販売開始で 79,980円~
  • 「RTX 3070」でも「RTX 2080 Ti」を超える性能
  • 「PCI Express Gen 4」で接続
  • 「HDMI 2.1」に対応
  • 「Samsung」製の 8nmプロセスで製造
  • グラフィックメモリに「GDDR6X」を採用

 となります。


RTX 3090・・・CUDAコア数 10,496 │1,7GHz/*.*GHz│GDDR6X 24GB│384-bit│TDP 350W│$1,499
RTX 3080・・・CUDAコア数 8,704 │1,71GHz/*.*GHz│GDDR6X 10GB│320-bit│TDP 320W│$699
RTX 3070・・・CUDAコア数 5,888 │1,73GHz/*.*GHz│GDDR6X 8GB│256-bit│TDP 220W│$499


 仕様について想定通りというか,順当な内容になっていると思います。

 ちなみに,製品サイズは

【RTX 3070】



【RTX 3080】



【RTX 3090】


 となっています。

 うん,上に行けば行くほどデカイですな。

 もう「RTX 3090」なんか,普通に搭載したら PCI-Eスロットを壊しそうですな。



 さて,スペックからして「RTX 3090」のヤバいやつ感が凄いですが,ハイエンドオブハイエンドな製品となると,これ位盛っても良いよね。

 普通の人が手を出す最上位品としては「RTX 3080」になり,「RTX 3090」はもう別枠となりますかね。

 いや,私も欲しいっちゃ欲しいですけど,価格と消費電力がなぁ・・・

 こういった製品をぽんぽんと買える人がうらやましいです。

 「RTX 3070」については,規模が「RTX 3090」の半分,「RTX 3080」の 2/3となっていますので,性能についてもそれに比例するようですかね。

 珍しく動作クロックもほぼ横並びになっていますので。

 まぁ正確な情報はレビュー情報待ちとなるでしょうが,


 一応公式ではこのような図を用意しています。

 以前のシリーズの製品と比較していますので分かりやすいですけど,正確なグラフというわけでもないだろうからなぁ。

 まぁとりあえず,今回発表のあった 3製品については,「RTX 2080 Ti」以上の性能であると。

 それが分かっていれば今は良いですかね。


 それにしても,この価格は予想外でした。

 「RTX 3080」の$699,「RTX 3070」の$499 ともに,性能を考えれば十分安いと思いますよ。

 いや高いよ?

 普通に考えれば高価な部類に入る値段設定になりますけど,性能で考えれば安い,お買い得だと言えます。

 特に「RTX 3070」が一番費用対効果が良さそうですね。

 ですが,これは米ドルでの話。

 これが日本ですと

RTX 3090 = $1,499 ⇒ 税抜 229,800円(153円/$)
RTX 3080 = $699 ⇒ 税抜 109,800円(157円/$)
RTX 3070 = $499 ⇒ 税抜 79,980円(160円/$)

 となりますからね。

 今の円相場を考慮しますと,1/3は利益,代理店等の儲けとなるのでしょうか。

 これが「ASK税」というやつですな。

 こうなってしまいますと,今回も個人輸入する人が出てくるでしょうね。

 日本で代理店を経由すると 1年~2年の保証期間ですが,海外製品ですと 3年保証ですからね。

 故障した際の手続きの手間はかなり面倒ですが,それ以外は海外版の方が優秀。

 「RTX 3070」でも 3万円近く変わってくるのでは?

 これには「Nvidia」も文句を言わないのか・・・いや言わないか。

 個人輸入しようがどうしようが製品が売れているのは変わらない,そして「ASK税」は「AMD」製品にも適用されるから土俵は同じであると。

 損するのは製品が売れない日本の販売店と購入の手間が増える日本の消費者ですな。

 どうしてこのような構図になってしまったのか・・・


 まぁ私の場合は,適正価格である「RTX 3070」でも 6万円(税込)はするので,なかなか手が出せないですけどね。

 もうこの値段になってくると,「RTX 3070」はミドルクラスには収まらないですよね。

 アッパーミドルとしていますけど,ハイエンドの中の下位モデルという扱いが正しいですし,実際そうなっていますよ。

 ミドルクラスの製品であるならば,せめて 4万円台には収まってほしいところです。


 後は,技術的なこととして,

  • 「RTX IO」というストレージから直接ゲームの描画データを読み込む技術(CPU使用率を20倍低減,スループットを100倍)
  • 「Founders Edition」では 18フェーズのPWM電源を搭載しながら基板を大幅に縮小
  • 「Independent push and pull fans」をし搭載カード底面から吸気して上部に排気することでエアフローを 55%高め 3倍静かで冷却効率が 30%向上

 という点があげられています。

 「RTX IO」はマップ遷移におけるロード時間の減少が期待できますね。


 残る 2点は,基板サイズを小さくして搭載ファンの向きを工夫することで,より冷却能力をあげるということになります。


 カード底面からも吸気するというのは面白い試みだと思いますし,これで冷却効率が上がるのであれば,今後はこの形がスタンダードになるかもしれませんね。


 こういった面白い試みは好きですし,この冷却機構というだけで欲しくなりますよ。

 「RTX 3060」以下でも同様の冷却機構を備えて欲しいなぁ・・・


 というわけで,新製品である「RTX 3000」シリーズについての話でした。

 まだ今回は上位モデルしか発表されていませんので,今後中位や下位モデルも出てくるでしょう。

 いや,「RTX 3000」シリーズも「RTX 3050」までとなる可能性の方が高いか。

 最新アーキテクチャを用いた「RTX 3030」のような下位モデルが欲しいところですけど,まぁ無いでしょうね。

 最低でも補助電源レスなグラフィックカードは出して欲しいので,それは「RTX 3050」に期待ですね。





 ではではノシ


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