もう 1週間経過したのか。
6月に入ってからね。
やはり毎日が過ぎるのが早い。
もっと落ち着くと思ったのですけど・・・
今回は
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1415037.html
について。
出ましたね、新しいプロセッサが。
前バージョンである「M1」を搭載した製品が登場したのが 2020年でしたかね。
なので、約 2年の時を経て、新製品が登場することになります。
「M1」チップについては、「MacBook」シリーズ以外に、「iPad」シリーズでも採用されています。
そうするだけの性能を有しているのですから当然ちゃ当然か。
「Apple」のモバイル向けSoC「A」シリーズも優秀な性能を有していますし、さすがの開発力と言うべきか。
そして、その新しい「M2」チップについては、
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1415039.html
こちらで詳しく解説しています。
その仕様というか、スペックの方は
- 第2世代の5nmプロセスを採用
- 「M1」より 25%多い 200億トランジスタを集積
- ユニファイドメモリの帯域幅は「M1」比 50%増加(100GB/sに到達)
- 最大24GBのユニファイドメモ容量も実現
- CPUコア構成は高性能コア 4基、高効率コア 4基
- 高性能コアは「ウルトラワイドマイクロアーキテクチャ」という呼称
- 高効率コアは「ワイドマイクロアーキテクチャ」という呼称
ざっとまとめるとこんな感じです。
メモリ帯域幅の向上、これだけでも結構性能向上に寄与するでしょうね。
CPUコアの構成は 4コアずつで変わらずです。
キャッシュの方は
高性能コア:命令キャッシュ 192KB|データキャッシュ 128KB|共有キャッシュメモリ 16MB
高効率コア:命令キャッシュ 128KB|データキャッシュ 64KB|共有キャッシュメモリ 4MB
ということで、共有キャッシュメモリが高性能コアで 4MB増えました。
キャッシュメモリの容量については、「Ryzen 7 5800X3D」で性能に結構な影響を及ぼすと学習しています。
どれだけの影響が出てくるのかな?
と、その比較としては、
従来のM1と比較して性能は18%向上。それと同時に、競合の10コアモバイル向けCPUと比較して同じ消費電力では1.9倍の性能を達成でき、同一性能であればわずか4分の1の消費電力であるという。また、競合の12コア版と比較すると、4分の1の消費電力で87%相当の性能を達成できるとしている。
であると。
まずは「M1」比 2割弱の性能向上であると。
これについては、上の仕様向上項目からすると、控えめに思えません?
製造プロセスは変わっていないので、そう大きな性能向上は期待するべきではなかったかな?
メモリ帯域が 5割増しになり、キャッシュ数が増加した。
・・・まぁこれだけだと仕方ないか。
根幹となる CPUコア部分に大きな変更が無いのですからね。
というか、それで 2割向上となると、逆に頑張った方であると言える?
それと、競合のモバイル向けCPUとの比較については、絶対性能では無く同じ消費電力での比較ですからね。
そりゃ PC向けとの比較では、省電力性に優れるのは当然でしょう。
まぁ絶対性能でも負けてはいないと思いますけどね。
CPU性能よりも大きな向上となったのは GPU性能の方ですね。
こちらの方は「M1」比 35%の向上しているとのことですので、こちらは GPUコアに手が入っているのかね。
でもなぁ、結局は「Windows」向けゲームが動作しないことにはなんとも評価できない。
スマホ向けゲームであれば動作するのでしょうけど、ラップトップ機、ノートパソコンでも普通にゲームしたいという人は多いでしょうから。
折角の GPU性能を活かすためにも、ゲームメーカーと協力して、動作できる環境を整えていってほしいところです。
そして、「M2」チップを搭載した製品についての話に戻りましょうか。
まずは「MacBook Air」の方から。
こちらは新しい筐体に変更されたようで、
- 従来と比較して体積が20%削減
- 厚さ 11.3mm
- 重量 約1.24kg
- ファンレス設計
となっているとのこと。
ただでさえ薄く、軽かった「MacBook Air」が、より小さくなるのか。
ここまでくると、逆に強度面での心配が出てきますね。
一時期、タブレット端末が簡単に折れるような事例もあったしなぁ・・・
まぁあれは力を加えすぎだったからでしょうけど、最低限の強度は維持し続けて欲しいです。
液晶ディスプレイについては、新設計の「13.6型Liquid Retinaディスプレイ」を搭載しているとのこと。
リフレッシュレートは 120Hzに対応してほしいところです。
18時間の連続ビデオ再生が可能というバッテリー容量ですので、このサイズ感でこの保持力は素晴らしいと思います。
本体カラーは
- シルバー
- スペースグレー
- スターライト
- ミッドナイト
という 4色展開となりました。
レッドベースな色が無いのが残念ですけど、まぁ無難なラインナップですかね。
そして、その価格は
- 8コアCPU
- 8コアGPU
- 16コアNeural Engine
- 8GBメモリ
- 256GB SSD
- 2,560×1,664ドット表示対応13.6型IPS液晶
という標準構成で、16万4,800円~となっています。
なんています・・・
そうか、ベース価格でそこまで値上がりするのか・・・
さすがにこの価格というのは、手が出せないなぁ。
となると、「13インチMacBook Pro」方はどうなるのか。
こちらはファン付きですが、より高性能でバッテリー容量も大きいようです。
それでいて、
- 8コアCPU
- 10コアGPU
- 16コアNeural Engine
- 8GBメモリ
- 256GBSSD
- 2,560×1,600ドット表示対応13.3型IPS液晶
という構成で 17万8,800円~となります。
うーん、ファン付きということで動作クロックも高く設定されているのでしょうけど、価格差 1万4千円ですか。
「MacBook Air」と「MacBook Pro」については、仕様面での差がけっこうあるイメージですので、この価格差には驚き。
どうせならば、「M1 Pro」や「M1 Max」のようなものを「M2」で出すべきじゃないですかね。
そちらを搭載して、20万円スタートにした方が売れたと思いますよ。
うん、どちらにしても、私としては価格が高いと感じます。
これならば、旧モデルの「M1」搭載品を購入した方が。
新製品が登場したことで、旧製品は値下がりするでしょう。
そう思っていましたら、
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1415117.html
まさかの値上げですよ。
これはあれですか。
昨今の半導体不足事情が考慮されてのことでしょうか。
そうなりますと、話は変わってきてしまいますよね。
というか、もうこの価格帯ですと、気軽に購入しようとは思えなくなってきます。
いつかは購入しようと考えていましたが、今まで必要となる事態に遭遇してこなかったから・・・
購入するのであれば「iPhone」や「iPad」の方が優先度が高いですし。
こうなると、もう私には「MacBook」シリーズは縁の無い製品となりそうですね。
ではではノシ
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