https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1430766.html
そうか。
中国ではもう出回っているのでしたね。
それをゲットしたと。
確か外国の方も記者でいましたし、普通に中国から取り寄せたのでしょうね。
さて、その製品について。
「Arc A380」というと、ミドル・・・いやロークラスに属することになるのか?
まぁミドルローという立ち位置であると考えておけば良いですかね。
そんな「Arc A380」のベンチマーク、どういった数字になるのか。
普通に考えると、「Nvidia」や「AMD」のロークラスモデルと同程度になると思われますが・・・
まずはそのスペックから。
「GUNNIR」というメーカー製の「Intel Arc A380 Photon 6G OC」という型番の製品になります。
購入金額については「送料込みで3万円ほど」とのことなので、立ち位置を考えると高めかな?
そのスペックとしては、
- 最大動作クロックを 2,000MHzから 2,450MHzにOC
- 消費電力指標(TBP)は 92W
- 90mmファンを 2基搭載する大型GPUクーラー
- PCIe 8ピン補助電源コネクタが必要
- 映像出力端子は「DisplayPort(Up to 2.0)」×3基と HDMI 2.0×1基
とのこと。
パッと見たときには、TBP 92Wなのに 8PIN×1が必要なのはどうなのかと思いました。
まぁそれだけの電力が必要ということでは無く、6PIN×1は絶対に必要な中で、どうせ電源からは 8PIN端子が生えているのですし、そのまま挿せるようにしてしまっただけでしょう。
わざわざ 6PINにすると、8PIN電源端子の一部を外側に折り曲げなけなければいけませんからね。
後はその補助コネクタ部分、あえて 6PINを購入するよりは、一括して 8PINを購入して流用することでコストを抑えたかったということもありますかね。
そして、嬉しいのは映像出力端子が豊富なこと。
4つの映像出力端子を備えているとなると、マルチディスプレイ派の私には嬉しい。
上位グレードの製品で無いと、なかなか 4つの端子を備えている製品はありませんから。
まぁ価格を考えると、3万円ですからそれなりの質にはなりますかね。
バックプレートを備えつつ、ファンも 2基搭載していますので、冷却面については心配いらないでしょう。
後はその性能がどうなのか。
ベンチマーク結果を掲載してくれていますが、おの数字からすると「RX 6400」とは同等、「GTX 1660」には少し劣るといった感じですかね。
個人的には、オーバークロックしているとはいえ、「Arc A380」の立ち位置の製品がこの性能というのは頑張っていると思います。
しかし、動作が安定しないというのはダメですよね。
いくらベンチ上のスコアが良くても、一部タイトルではクラッシュしたこともあったと。
後は GPU使用率が 100%にいかないとかね。
これについては、ハードよりもソフトの問題。
特に、以前からいわれています、「Intel」のドライバの成熟不足が原因でしょう。
今までも言われてきましたが、やはり今回の製品でもそれが目立ったと。
まぁ内蔵GPUのみの開発ばかりでしたので、高性能なGPU製品を製造するのは久々。
となると、そう簡単に調整はできない、上手くチューニングするのが難しい部分もあるのでしょう。
でも、そこを解決できない限りは、勝負の土俵にも立てませんよ。
消費電力の方も「RX 6400」並、性能に応じたものになっています。
となれば、大手 2社と同等のハードは用意できているということです。
後はそのハードを十分に動かせる、性能を発揮できるだけのソフトウェアが必要ですな。
まずはそこを整備、用意することができる体制を整えて欲しい。
そんでもって値段も。
今回は中国から購入しての送料込みで 3万円、これを日本で代理店経由で販売するとなると、やはり同じくらいの値段になりますか。
むしろ高くなるかもしれませんね。
それに対して、「RX 6400」は 2万円程度から、「GTX 1660」は 3万円程度から購入可能となっています。
そうなりますと、性能面で優位というわけでもなく、価格も同じくらいですよね。
うん、明確なメリットが無い以上、ちゃんと動作する大手 2社製品を購入しますよね。
個人的には、4つの映像出力端子を備えている点は評価したいですけど、それは一部の人にとっての話ですから。
「Intel」製 GPUと聞いて、性能面では厳しいけれども、価格で勝負できるような製品となる。
と予想していましたが、性能の数字的には検討していると言えるでしょう。
しかし、動作の安定性が相変わらず不安定である、それでは安心して購入することはできません。
後は価格面でも後追い製品が同等となると、なかなか購入しようとは思えませんよ。
まぁまずは日本での販売がどうなるか。
その情報が欲しいところですね。
ではではノシ
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