2018年9月16日日曜日

PC関係の新情報(「Turing」アーキ詳細仕様,「RTX 2080(Ti)」ベンチ リーク,7nm EPYC「Rome」サンプル品出荷済,「第9世代 Core i シリーズ」ベンチ)(2018/09/16)



 筋肉痛だ!

 昨日,30kgの米袋を上層階に運ぶのに何往復かしたのですが,その影響でしょうね。

 特に背中というか腰のあたりの筋肉に痛みがあります。

 このような荷物を毎日に運ぶとなると,かなり鍛えなくちゃ厳しいですよね。

 改めて,配送業の人たちのありがたさを実感しました。









“Turing”のアーキテクチャの詳細情報が解禁―RTX 2070=TU106となる -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9510.html


 なるほど。

 「Turing」では 1種類のGPUコアから複数の製品を造るわけではないのですね。


 今回の情報によると,現在

【TU102】


【TU104】


【TU106】


 という 3種類のコアがあるようです。

 そして,それらのコアを採用する製品というのが

  • RTX 2080Ti(TU102)
  • RTX 2080(TU104)
  • RTX 2070(TU106)

 となります。

 今までですと,コアの一部を無効化したりして,同一コアから複数の製品を出していました。

 例えば,前世代の「Pascal」ですと,「GP104」というコアから

  • GTX 1080
  • GTX 1070Ti
  • GTX 1070

 という 3製品が造られていましたからね。

 今回はそうしなかったようですが,これは単純に歩留まりが向上したからなのですかね。

 それとも,一部無効化すると,何かしらの問題が発生するのかな?

 何にせよ,こうのようなラインナップになったということは,これらのコアから更に別の製品が登場するとは考えにくいですね。

 今までのイメージでは,

  • 1080Ti(102)
  • 1080/1070系(104)
  • 1060(106)
  • 1050(107~)

 という分け方というイメージでしたので,今回からそれを大きく変更することになりそうです。


 仕様を見る限りでは,

TU102・・・GPC 6│SM数 72│FP32コア 4,608│INT32コア 4,608│Tencorコア 576│RTコア 72│ROP数 96│メモリバス幅 384bit
TU104・・・GPC 6│SM数 48│FP32コア 3,072│INT32コア 3,072│Tencorコア 384│RTコア 48│ROP数 64│メモリバス幅 256bit
TU106・・・GPC 3│SM数 36│FP32コア 2,304│INT32コア 2,304│Tencorコア 288│RTコア 36│ROP数 64│メモリバス幅 256bit

 ということで,「TU104」は「TU102」の 2/3程度の規模,「TU106」は「TU102」の 1/2程度の規模になっています。

 詳しい解説についてはリンク先の記事が詳しく書かれています。

 性能については,規模に応じた性能差になってくると思われますね。

 この

GeForce RTX 2080 Ti&RTX 2080のベンチマークがリーク -PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/54145100.html

 情報からすると,「RTX 2080Ti」は「GTX 1080Ti」の 1.5倍の性能を持っているように見えます。

 これは 4K解像度での計測データですので,フルHD解像度だと,もう少し差は詰まってくると思いますけどね。

 そして,「RTX 2080」は「GTX 1080Ti」と同等かそれよりちょっと上の性能かと思っていましたが,高解像度ですと明確に差が出てきていますね。

 数字的には「RTX 2080」の方が「GTX 1080Ti」の 1.2倍程度のスコアを出していますので,やはり「Turing」は高解像度下だと「Pascal」よりも有利というかより性能を発揮できるようになっているのでしょうね。

 これは何の影響が大きいの大きいのかな?

 ざっと解説記事を読んだのですが,

西川善司の3DGE:GeForce RTX 20完全理解。レイトレ以外の部分も強化が入ったTuringアーキテクチャにとことん迫る -4Gamers
https://www.4gamer.net/games/421/G042134/20180913178/

 の記事にある,

Turing世代ではGP104と比べてL1キャッシュの動作クロックを2倍にして実効帯域幅を引き上げているため,そのキャッシュ性能は劇的に向上しているとのこと。前段で触れた「FP32とINT32のオーバーラップ実行」と,本段落で触れたキャッシュ性能の引き上げによって,CUDA Coreあたりの3Dグラフィックス処理性能はGP104比で1.5倍以上になっているという。

 という点が関係あるのだと思います。



 「CUDAコア」1つあたりの性能が 1.5倍というのは,それはもう大きいですよね。

 同クロックで同規模あれば,性能が 1.5になるということですから。


 もうそろそろ始まる発売に向けて,色々な情報が出てきています。

 性能だけで見れば順当に進化していますし,魅力的な製品なのですよね。

 しかし。

 しかし!

 価格が高すぎる!

 一般人にはなかなかどころかまず手が出せない価格ですよ。

 どれだけ性能が良くても,コストパフォーマンスが悪すぎて手を出そうと思えないという人も多いでしょう。

 「Nvidia」もその反応を知っているのか,

GeForce RTX 20 seriesとGTX 10 seriesはしばらく併売されるらしい -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9506.html


 しばらくは「Pascal」世代の「GTX 1000」シリーズの併売も続けていくようですけどね。

 おそらく,「RTX 2060?」が出るまでのつなぎになるのでしょうが,「RTX 2000」シリーズの価格を考えると,「RTX 2060?」は 5万円以上するよね?

 せめて 4万円台の製品が出てこないと,私は購入する気になれないんだよなぁ。

 グラフィックカードに回せる予算がそれくらいだからなぁ。

 もっとバリバリゲームをやっていれば別なのでしょうけどね。





7nm世代のEPYC―“Rome”のサンプリングは既に始まっている -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9509.html


 CPUの方は順調なのですね。

 現在 14nmで製造されている「Naples」の後継,7nmプロセスで製造される「Rome」ですが,すでにサンプル品ができているとのこと。

 そして,各メーカーにサンプル品を配布しているとのことですので,このままですと 2019年の登場というのは間違いないと思えますね。

 現時点でサンプル品ができているのであれば,もしかしたら 2019年の早いうちに登場することになるのかもしれません。

【怪情報】“Rome”―EPYC 7xx2のCinebenchスクリーンショット ー北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9514.html


 このような情報も出ていますが,さすがに「CineBench R15」で マルチコアCPUスコアが 12,587 というのは信じられませんね。

 その半分のコア数であろう「Ryzen Threadrippre 2990WX」でも 5,500 程度という話ですから,動作周波数はコア数が少ないほうが基本的に高いですし,コア数が倍に増えての 2倍以上のスコアになるとは考えにくいです。

 いや,かなりの OC をしているのであればありえるでしょうけどね。

 まぁ頭ごなしに否定するのも何だかあれですし,今は本当なのだと信じておきますか。

 そうすれば,「Ryzen 3000」シリーズの性能にも期待できそうですしね。

 そして,もうこのようにベンチができる状態にあるのであれば,早期登場にも期待ができそうです。

Linux向けのドライバに“Picasso”と“Raven Ridge 2”が記載される ー北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9511.html

 このような情報もありますが,もしかしたら「Picasso」も 7nmで製造されることになるのかもしれませんね。

 そこら辺は,「GlobalFoundries」と「TSMC」との関係も絡んでくるのでしょうけど。

 「GlobalFoundries」が 7nmを製造できていれば良かったのになぁ。

 まだ登場時期が読めませんが,7nmのサンプル品ができていて,ドライバ情報もあがってきているのですから,開発は順調なのでしょう。

 そうだと思いたいところです。



 そして,このような動きに対し,「Intel」は「Core i* 9000」シリーズの発売を予定しています。

 「Coffee Lake-S Refresh?」ですね。

 早期(10月初め頃?)に登場するのが
  • Core i9-9900K
  • Core i7-9700K
  • Core i5-9600K
  • Core i5-9400
という話でして,そのうち

Core i7 9700Kのレビューがリーク -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9507.html

 「Core i7 9700K」と

【動画】Intel Core i9-9900K@5GHzのCinebench R15スコア -PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/54144903.html


 「Core i9 9900K」に関する情報が出てきています。


 まず「Core i7 9700K」については,前世代の「Core i7 8700K」よりちょっと性能が向上している形になっています。

 「Core i7 9700K」は 8コア8スレッド,「Core i7 8700K」が 6コア12スレッドであることを考えると,やはり物理コアが強いというのが分かりますね。

 物理コアの 8スレッドと HTT動作による 12スレッドでは,前者のほうが高性能なのですから。

 これは動作周波数も関係してくるので,単純な比較はできませんけど。


 「Core i9 9900K」については,水冷 5.00GHz動作で 「CineBench R15」のスコアが 2,116になっていると。

 これは 4.20GHzに OCした「Ryzen 7 2700X」に勝っていますが,果たしてどれだけの発熱と消費電力になるのでしょうか。

 水冷で対応できているということは,一般人でも実現できるレベルにはあるということだと思いますけどね。

 また,定格の「Core i9 9900K」と 4.45GHz に OCした「Ryzen 7 2700X」の「3DMark Time Spy」スコアがほぼ同じという情報もあります。

 そうなると,定格勝負ではやはり「Core i9 9900K」に軍配が上がるのでしょう。


 まぁ後出しの製品ですし,性能でも何でも良いので,何かしらの部分で上回ってくるのは当然というか,義務ですからね。

 性能では上だということは分かりましたが,後はどれくらいの価格で登場してくるのか。

 「Ryzen 7 2700X」は 4万円で購入できますが,今の所の予想だと「Core i9 9900K」は 6万円を超えてくるのですよね。

 「Core i7 9700K」についても 5万円代前半という予想ですし,今までのメインストリーム向け最上位コアと比べるとやはり高いよなぁ。

 個人的には,もう 5万円を超えるような CPUを購入するのであれば,「LGA2066」系にしたほうが良いと思うのですがね。


 PCパーツは,高性能になるのは良いのですが,それに比例してどんどん価格が上昇していっているように感じます。

 個人的にはその流れに金銭面でついていけないので,今後購入するとしたらもうミドルレンジモデルが中心になってくるのでしょうね。

 もっと給料が良い所に転職するようかなぁ・・・





 ではではノシ


0 件のコメント:

コメントを投稿