2018年9月30日日曜日

PC関係の新情報(「Athlon 200GE」販売開始,モバイル向け「Ryzen」新製品,10コア「Ryzen」の噂,「Core i9-9900K」価格情報漏れ,「H310C」チップセット)(2018/09/30)



 これから台風24号が来ます。

 私は風雨がひどくなる前に帰ってこれました。

 後は,特にしっかりと雷対策をしておかないとね。

 特に停電になった場合を見越して,PCの電源を切っておかないと。

 でも,深夜に番組の録画があるからなぁ・・・

 どうしたものか。









AMD、「Athlon 200GE」を7,000円切りで明日より国内販売 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1145086.html


 とうとう「Athlon 200GE」が発売されました。

 スペックの方は,

Athlon 200GE・・・2コア4スレッド│3.20GHz/*.**GHz│L2 1024KB+L3 4MB│DDR4-2667 2ch│Vega 3 CU│TDP 35W│$55

 となっており,下位モデルとしては十分な性能でしょう。

 価格は 7,000円(税込)程度ですので,初値にしては安いと思います。

 競合するであろう製品としては

  • Pentium Gold G5400
  • Pentium G4560

 といった製品があげられますが,これと同じくらいの価格になりますので,十分勝負になるでしょう。

 今後値段が少し下がってくるようだと,更にお得になりますしね。

 以前も書きましたが,「Pentium G4560」と比較すると

【CPU】Athlon Pro 200GE ≒ Pentium G4560
【GPU】Athlon Pro 200GE > Pentium G4560
【ワットパフォーマンス】Athlon Pro 200GE > Pentium G4560

 という差になるようですので,性能面でも問題ありません。

 競合製品ではなく,

7,000円でお釣りが来る「Athlon 200GE」を試してみた -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/1145439.html

 上位モデルの「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 3 2200G」との比較では,大体スペック通りの差となっています。

 まぁそのスペック差の割には,「Athlon 200GE」は健闘している方だと思いますね。

 後は,記事中でも書かれていますが,安価な「Mini-ITX」マザーボードが欲しいというのがありますね。

 「Micro-ATX」規格よりも高くなってしまうのは仕方ありませんが,それでももう少し安くならなのかとは思います。

 個人的には「PCI Express」スロットを削除して,そのスペースに「M.2」スロットを配置する形にしたことで安価になった製品が欲しいところです。


 ちなみに,

AMD Athlon 200GEプロセッサ搭載時におけるマザーボードの映像出力端子について -ASK
https://www.ask-corp.jp/supports/amd-athlon-200ge-cpu-video-output.html


 「ASRock」製のマザーボードについては,一部の製品で映像出力端子が使用できなくなるようです。

 すでに対象の製品を購入してる場合は気をつけましょう。


 それにしても,ようやく 1万円を切る「Zen」採用の APUが登場しました。

 コレを機に,「AMD」のシェアがより高まることになりますかね。

 私が職場の PC調達担当であれば積極的に採用したいところではありますけど,PCメーカーから採用製品が登場してくるのはいつになりますかね。



 また,この「Athlon 200GE」とは別に,新たな「Zen」採用 CPUが登場する動きがあります。

AMD、TDP 45Wのモバイル向け「Ryzen 7 2800H」と「Ryzen 5 2600H」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1143728.html


 まずはコチラ。

 スペックを見る限りは,「Ryzen 7 2800H」は「Ryzen 5 2400G」の,「Ryzen 5 2600H」は「Ryzen 3 2200G」のダウンクロック版になるのかな。

 性能的にもそれに準じたものになるでしょうし,そうなるとモバイル向け製品としては十分な性能であるでしょう。

 後は搭載されたノートPCが登場するかどうかですね。

 更に,登場したとしてもその価格がどうなるのか。

 個人的には,「ThinkPad」シリーズで登場したら欲しいと思いますが,おそらく結構な価格になるでしょうよね。

 うーん,まぁまずは国内販売されるのを待ちましょう。



 もう一つ,

【怪情報】10-coreのRyzen 7 2800X?? -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9516.html


 10コアな「Ryzen」の噂です。

 現在「Rzyen 2000」シリーズの最上位モデルは「Ryzen 7 2700X」ですが,その上には「Ryzen 7 2800(X)」が控えているとは予想されていました。

 その枠を利用して,8コア16スレッドではない,10コア20スレッドな製品が登場するとのこと。

 しかし,これについては私もガセだと思います。

 まず 10コアな製品を製造するとなると,「Ryzen Threadripper」から流用するのでしょうか。

 現行の「Rzyen 2000」シリーズでは,4コアな「CCX」が 2基の最大 8コアまでしか対応できませんので,よりコア数の多い上位モデルの方から利用するしかありませんからね。

 しかし,そうなるとコストが・・・

 まぁ今回の情報にあるような製品を購入するのであれば,「Ryzen Threadripper」シリーズを購入したほうが良いのではないかと思いますね。

 メインストリーム向けは 8コアもあれば十分ですのでね。


 ちなみに,先日「Ryzen Threadripper 2950X」が発売されたのですが,

アキバ店員のPCパーツウォッチ( Ryzen Threadripper 2950X ) -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/shopwatch/1143329.html

 案外売れ行きは好調のようです。

 安くなった「Ryzen Threadripper 1950X」よりも,より新しい「Ryzen Threadripper 2950X」の方が人気なのですかね。

 個人的には,「Ryzen Threadripper 2950X」を買うのであれば,より上位モデルの「Ryzen Threadripper 2990WX」の方が売れて,下位モデルはあまり人気がないような気がしたのですけど,やはり一定の需要はあるのか。

 私にはちょっと手の出せない金額の製品ですが,いつかは「Ryzen Threadripper」で組んでみたいところです。





Silicon Lottery、i9-9900Kとi7-9700Kの価格を掲載 -PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/54209329.html


 本当にコレくらいの金額になるのですかね。

 「Silicon Lottery」というオンラインショップで,

Core i9-9900K ⇒ $479.99
Core i7-9700K ⇒ $369.99

 という価格になっているとのこと。

 そうなると,日本での登場時は「Core i9-9900K」が 7万円(税込),「Core i7-9700K」が 5万5千円くらいになりますかね。

 うーん,この価格というのは安いのか?

 同じ 8コア16スレッドな「Core i7 7820X」は 6万5千円程度で購入できますし,足回りはこちらのほうがよいでしょう。

 でも,動作クロックは「Core i9-9900K」の方が高いか。

 一応内蔵GPUもありますし,オーバークロックすれば 5.00GHz動作も目指せるようですしね。

 そう考えると,性能を求めるのであれば安いと言えるのでしょう。

 なので,この価格でもかなり魅力的と言うか歴代屈指の CPUになるかもしれませんね。


 「Core i7-8700K」あたりから移行する価値はある製品だと思いますし,予算があれば私も購入してみたくはあります。

 でも,メインストリーム向けとは言えない製品なのですよね。 

 私のような定格動作でまったり使う人からすれば,コスパ優先で「Ryzen 7 2700」に行ってしまいます。

 気軽にこのような製品をポンポン購入できる人が羨ましいいですよ。





Intel、TSMCに「Intel 300シリーズ」チップセットの製造を委託か -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1142541.html


 そんなに余裕が無いのか。

 14nmプロセスの製品はそんなにも供給できていないということを知りませんでした。

 あの「Intel」ですから,自前の設備で問題なく製造できるのだと思っていましたからね。


 10nmプロセスの開発が遅れていることによる影響があるようですから,当分はこの状況が続くことになるでしょう。

 「Jim Keller」氏が移籍してきたとしても,すぐに状況が改善されることはないでしょうしね。


 そして,その話は無くなった?ようですが,

「Intel H310Cチップセット」は14nmから22nmプロセスに“逆戻り” -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1144312.html

 さらに話が飛んで,14nmプロセスではなく,更にその前の 22nmプロセスで製造された製品が出てくるようです。

 それは「H310C」チップセットとなり,すでに一部で使用され始めているとのこと。

 更に,限定的のようですが「Windows 7」や「DDR3」メモリをサポートしているようです。

 特に「DDR3」メモリをサポートしているというのが大きいですね。

 私は今「DDR3」メモリが余っている状態で,保守用に保管しています。

 このメモリを有効活用できて,さらに「Coffee Lake-S」世代の CPUで動作させられるとか,もう夢が広がりますね。

 上に書いた「Coffee Lake-S Refresh?」の登場により,その全世代の製品は安く販売されるでしょうから,それを利用してまた組むのも面白そうです。

 しかし,まずは「H310C」チップセットの製品が市場に出回るかどうかが問題ですけど。

 一部で採用ということは,どこかしらのメーカーPCに使われているということなのだと思います。

 そうなると,一般向けに出回ることはないでしょうし,わざわざそのような製品をあえて一般向けに出す必要も無いでしょうからね。

 うーん,これを利用して組むというのは妄想のまま終わりそうな感じです。


 この情報は興味深いものでしたが,「AMD」にとってはシェアを奪うチャンスですよね。

 「Athlon 200GE」を採用した製品を広く展開して,多くのメーカーが搭載PCを販売するように働きかけて欲しいところです。





 ではではノシ


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