2018年9月18日火曜日

PC関係の新情報(HDDの進化&14TB 容量製品登場,東芝メモリ「HMB」技術搭載 SSD,「Let's note」売上好調)(2018/09/18)



 気付いたら 85万ページビューまで到達していました。

 中途半端な数字ですが,5万という数字ってなんか区切りが良いと思いませんか?

 今回で 1,850回目の投稿になりますが,こちらもなんとなく区切りが良い。

 こういうときって良いことがある?

 そう思い花騎士でガチャったら,11連一発目で虹鉢が出ました!

 ( ̄ー ̄)ニヤリ









最新HDDはどれだけ進化したのか、2011年の大人気モデルといろいろ比べてみた -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1140477.html


 2011年というと,7年前になるのですね。

 その頃は,確かに 2TB の容量のモデルが人気だったかと記憶しています。

 3TBや 4TBが主流になるのはもう少し先で,2013年頃になるかな?

 その後はしばらく 4TBが主流のままでしたが,ここ数年で一気に大容量化が進んだ感じです。


 今回の比較では,

  • ST4000DM004(2017年7月発売)
  • ST2000DL003(2010年12月発売)

 の 2機種が用いられています。

 そのスペックを比較すると,

ST4000DM004・・・容量 4TB│回転数 5,400rpm│キャッシュ 256MB│2TBプラッタ×2枚│消費電力 3.7W│約20.2mm厚│6Gbps
ST2000DL003・・・容量 2TB│回転数 5,900rpm│キャッシュ 64MB│667GBプラッタ×3枚│消費電力 5.8W│約26.1mm厚│6Gbps

 ということで,回転数こそ「ST2000DL003」の方が早いですが,その他の面では「ST4000DM004」の方が優れています。

 特に,キャッシュ容量の差が大きいですよね。

 プラッタ枚数も 1枚少ないので,その分パーツ数が減るので故障率も下がるでしょうし,消費電力が少なくなり,より薄くなっています。

 まぁプラッタ密度が高まったことによるデメリットもあるのかもしれませんけどね。

 「CrystalDiksMark」を使った比較では,シーケンシャルアクセス性能に差が出ています。

 しかし,ランダム部分の差はほぼ無いので,小容量データの読み書きであれば,体感できるほどの差ではないと思います。

 大容量のデータになると,そのシーケンシャルアクセス性能の差がある分,転送完了時間に差は生まれてしまいますけどね。

 個人的には,ゲームデータのロード時間に明確な差が生まれたことに驚きです。

 これは,キャッシュ容量の差が活きているのかな?

 「ST4000DM004」には「SMR」技術が採用されているので,速度面では昔の製品に負けてしまうところあるのではないかと思っていましたが,順当に最新世代の製品らしい実力を発揮してくれました。

 記事中に

現行のBarraCudaに採用されたSMR技術は、Archive HDDのものから数世代の改良を重ね、システムディスクでの利用にも耐えられるレベルにまで進化したものだ。

 とありますので,「SMR」技術は昔に比べてより良くなっていっているのでしょう。


 こういう記事を見ると,確かに HDDの技術は年々進化していっているのだと感じます。

 今となっては,

Seagate、容量14TBのHDDを5モデル一斉投入 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1142455.html


 14TBもの容量を持つ HDDも登場してきていますしね。

 10年前と比較すると,かなりの容量アップとなっていますね。

 でもまぁ,タイの洪水あたりから HDDの成長は鈍化した感がありますので,それが無ければもっと大容量になっていたかもしれませんけど。


 それにしても,この容量を実現するのには 2TBプラッタを 7枚使用しているのですかね。

 さすがにそこまでの枚数が入っているとなると,パーツ数の多さによる故障の心配が出てくるなぁ。

 密度が高い分,温度が高くなったり,動作音も大きくなりそうです。

 1ドライブで 14TBというのはかなり魅力的ではあるのですけどね。

 しかし,コストパフォーマンスを考えると,今は 8TBモデルが一番容量対単価が安いです。

 購入するとしたら,やはり 8TBモデルになるのかなぁ。

 HDDというと,最近というか半年ほど前に

HGST製HDD Deskstar NAS 8TB 0S04012 を購入しました(2018/01/21)
http://310satyo.blogspot.jp/2018/01/20180121.html

 信頼の「HGST」製品を購入したのが最後ですか。

「Core i5-8400」搭載PCの「RAID JET SD-PESA3-2RL」設置&メモリ交換作業終了(2018/06/25) 
https://310satyo.blogspot.com/2018/06/20180625.html

 その HDDを搭載した PCには空きスロットが 2つあるので,そこを埋める製品がほしいところです。

 折角ですし,そろそろ何かしら購入しましょうかね。





新生“東芝ブランド”のSSD戦略を開発陣に聞く -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1140201.html


 現在のフラッシュメモリ業界における「東芝」の立ち位置というのは気になります。

 「東芝メモリ株式会社」という名称で活動していて,更に東芝グループから離れたというのは知っていましたが,「株式会社Pangea」という親会社と合併していたというのは知りませんでした。

 その「東芝メモリ」の製品としては,

  • 「XG5」シリーズ
  • 「BG3」シリーズ

 という 2種類の「NVMe」接続 SSDを販売しています。

 まぁこれらの製品はあまり一般に出回っていないのですけど。

 東芝製 NANDを搭載した製品はよく見かけますが,東芝製 SSDというのは基本組込向けなイメージがありますよ。

 また,東芝製品では


 このように分けられているとのことで,これは搭載パーツやら機能面でしっかりと差別化しているということなのでしょう。

 こうしてみると,PCを点けっぱなしな私としては,クライアント向けの製品を購入するのは怖いですね。


 現在「東芝メモリ」は,1パッケージの中に NANDやコントローラ等の全パーツを搭載する製品に力を入れているようです。

 そうなると,やはり発熱が厳しくなるようで,DRAMレスな形にするという解決法にしたと。

 しかし,その場合はやはりアクセス速度が低下してしまいますが,それを補うために CPUが使用しているメモリを分けてもらうという「HMB(Host Memory Buffer)」機能を搭載しているとのこと。

 この機能では,シーケンシャル性能には影響がなく,ランダムアクセス性能が向上するちょうですが,それが簡単にできるのであればどのメーカーも同じような手法をとりますよね。

 そう,このためにはいくつもの課題があるとのこと。

 その内容を知りたかったのですが・・・

……続きはDOS/V POWER REPORT10月号にて

 とのことです。

 気になる人は購入するしかありませんね。

 このような機能を搭載するとなるとPC本体への影響が気になりますが,それについては組込向けだからこそ独自調整可能な面もあるのかな。

 なので,自作向けにはその SSDが出回るのはもうちょい先になりますかね。

 「HMB」機能というのはコスト削減に繋がる有用な技術だとは思いますので,今後も引き続き研究に力を入れていって欲しいところです。

 また,「東芝メモリ」には,日本のフラッシュメモリメーカーとして今後も頑張ってもらいたいですね。





過去最高出荷台数で快進撃が続く「レッツノート」の舞台裏 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1140012.html


 「Let's note」の売上が好調というのは驚きです。

 一定の需要はあるでしょうけど,大きく売れるとは思えませんでしたので。


 2017年度では,2016年比で 30%増の 42万台ということで,21年間の歴史の中で過去最高の出荷台数だったと。

 この PC需要がおちていっている現在の社会情勢の中で,その好調さというのは凄いですね。

 その要因としては,業務用モバイルPCの需要が伸びていっていることがあげられるようです。

 確かに,今は会社で籠って作業というよりは,色々な所に出向いて作業という業務スタイルの人が多いイメージがあります。

 今では色々な所に Wi-Fiスポットがありますし,モバイルルーターを携帯するというのもアリ,「Let's note」であれば LTE通信対応の機種もありますし,出先でのデータ共有が簡単にできるようになりましたからね。

 そういったワークスタイルの人は今後も増えていくでしょうし,そうなると「Panasonic」もより「Let's note」の生産量増大に力を入れていくことになりますね。

 2017年度末には品薄になるほどの状態だったようですが,現在は生産体制の強化に力を入れているとのことなので,ちゃんと需要の増大にも対応できるようにするでしょう。

 また,今後は「レッツノートLCMサービス」も始まりますので,製造からアフターケア,そして最後に処分するところまで手を出すのにも,工場の規模拡大は重要ですね。

 そのサービス内容については 2018年度中に出るようですので,来年の 3月頃には分かるとのこと。


 今後の PC需要というのがどうなっていくのか分かりませんが,いざ何かあったときに対応できるだけの設備というか企業体力があるかどうかで,今後の PC業界を生き抜いていけるかが決まります。

 そのために現在「Panasonic」が行っていることは,個人的には間違いではないと思います。

 今となっては「Panasonic」位しか日本の PCメーカーというのは残っていませんので,上の「東芝メモリ」と同じく,頑張っていってほしいです。





 ではではノシ


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