2015年1月29日木曜日

PC関係の新情報(GTX970のメモリ問題,Godavari他)(2015/01/29)



 昨日は雪すごかった・・・

 あんなに降ったのは久しぶりでした。

 通勤時だったので職場に辿り着けるのか不安だったのですが,道路が凍っていなくて良かったですよ。

 ましてや雪なんか積もっていたら,スタッドレスに変えてない私の車では走行できませんでしたね。

 早めにタイヤ交換しておこう。





 GeForce GTX 970にメモリ周りの不具合がある模様【1/26 追記】 -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7926.html)


 公式フォーラムかどっかで話があがったという記憶はあるのですが,ユーザーにより不具合が報告されたのが始まりだったとお思います。


 確か当時のユーザーによる報告だと,

  • 3.5GB分しか使用できない
  • 3.5GBを越えると急にかくつく

 等の意見がありましたが,普通に4GB分使えるというユーザーも多く,おま環ではないかと言われていました。

 その後,多くのユーザーが検証がしても明確な結論が出ていなかったのですが,その原因が判明したというのが今回の記事の内容です。


 要約すると,3.5GB分(高速)と 0.5GB分(低速)に分けたので,3.5GB以上メモリを使用する状況になると低速な 0.5GB部分を使用するようになり,今回のようなかくつき等の問題が発生するという訳です。


 詳しくは,

 GeForce GTX 970のメモリ問題についてNVIDIA幹部が説明 なんとGTX 970の製品仕様は偽りだった! -Jisakutech
 (http://jisakutech.com/archives/21464985.html)

 こちらの記事も参考にして下さい。


 この図↑を見ると分かりやすいのですね。

 内容はというと,

  • GTX980 は8つのポート全てが有効であるが,GTX970の場合はL2キャッシュが一つ少ないため7つのポートしか有効になっていない。
  • 仕様上は GTX980 と GTX970 のL2キャッシュとROP数は同じであるが,実際には GTX980 よりも減らされている。
  • L2キャッシュが2048KB,ROP数が64基であったはずだが,実際のL2キャッシュは1792KBで,ROP数は56基である。
  • SMMの無効化が今回の問題を引き起こしているわけではく,NVIDIAが公式フォーラムで説明していたSMMの無効化がボトルネックになっているという内容は虚偽である。
  • GTX970 の場合,7番目のL2キャッシュがクロスバーポートから2つ分の情報をやり取りしなければいけないようになっているので,もし7番目のポートがビジー状態になってしまい2倍の情報伝達を要求されると極端に性能が落ちてしまう。
  • そのため,メモリをDRAM7つ分の3.5GBと1つ分の0.5GBの二つのセクションに分割した。
  • メモリへのアクセスの際は,クロスバーポートから 1-2-3-4-5-6-7 とアクセスし,最後までいくとまた 1-2-3-4-5-6-7 とアクセスするように設計されており,8番目のDRAMにはアクセスしないようにされるように設計されている。
  • 現行のゲームの大半は3.5GB以上のメモリを使用しないのでこの設計に問題はないが,3.5GB以上のメモリを使用すると今回の問題が発生する。
  • OSが 3.5GB → 0.5GB → さらに必要であればシステムメモリ という順にメモリを使用するというのがNVIDIAのやりたかったこと。
  • 使用頻度の少ないデータを0.5GBの領域に置くかどうかはOSの経験則による。
  • 0.5GB分のメモリが低速なのは事実であり,これにより4GBフルに使える場合と比べて性能低下が発生する。

 ずらーっと単文を書きましたが,こういった内容が今回の騒動の原因のようです。


 4GB分のメモリを搭載しているのは本当なので納得するとしても,メモリをフルに利用する環境だと性能低下するという説明をしなかったNVIDIA側に問題がありますね。

 ばれない(気付かない)と思っていたのか,NVIDIAも気付いていなかったのかは分かりませんが,こういった騒ぎになった以上,なんらかの対応は必要でしょうね。

 回収して代替品との交換は無いと思いますので,ゲームクーポンの配布とかでお茶を濁すかな。


 このような騒ぎになっていますが,GTX970自体は良いビデオカードですので,メモリ容量が3.5GBであることを分かった上で使用するには問題ないと思います。

 もしかしたら今回の騒ぎで値下げするかもしれませんしね。

 GTX970のSLIで4Kゲームをしようか悩んでいた私にはちょっと考えさせられる状況となったので,もう一度熟考したいと思います。





 AMDの2015年のデスクトップ向けプラットフォームは“Godavari” -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7933.html)


 「Kaveri Refresh」とされていたものは「Godavari」となるようです。

 ゴッダヴァリ と呼ぶのかな?

 仕様の方は,Haswell → Haswell Refresh の時と同様に現行より周波数を少し向上させるに留めるようです。

 グラフィック面では周波数を約20%上昇させたことにより,実際に使用した感じは分からないかもしれませんが,数字上はスコアを伸ばしてきそうです。

 
 個人的には,先日の「Carrizo」に関する記事で,

 PC関係の新情報(GPU,CPU)(2015/01/25) 
 (http://310satyo.blogspot.jp/2015/01/gpucpu20150125.html)

 HD7850並の性能とありましたので,買うならばそちらということで今回の「Godavari」は余程のことがない限りスルーです。

 価格次第では手を出すかもしれませんがね。





 “Zen”のデスクトップ向けは“Summit Ridge”と呼ばれ14nmで製造される -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7932.html)



  • 14nmプロセス
  • 最大8コア
  • 最大TDP95W
  • DDR4対応
  • SocketFM3対応

 とのことです。

 個人的には,14nm(より省電力)で8コアという点に魅力を感じており,現行のAPUと同価格帯で発売されるのであれば低価格で多コアなPCを組み立てられます。

 低TDPモデルのものであれば,エンコードや簡易鯖用途に最適なCPUとなりそうですね。

 もちろん,Intelがより良いものを出してくるかもしれませんが。

 どうなるにせよ,リリースは早くて来年のようなので,今年の末までは詳細な情報は出てこないでしょう。

 続報待ちです。






 Radeon R9 300 seriesの噂話あれこれ―海外オンラインショップの価格 他 -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7931.html)

 “Fiji”のダイサイズは550mm2―リリースは2015年6月 -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7928.html)


 今年の第2四半期に発売されるということで,続々と情報が出てきますね。

 それにしても,

  • ダイサイズが550mm2
  • HBMの採用
  • TDP300W
  • 液冷による冷却
  • 「Hawaii」の5割増しの性能

 という情報から見るに,安いわけがないと思いますので,おそらく10万円前後の価格となるのではないでしょうか。

 基盤も300mm以上のサイズになってくると思いますし,下手したら3スロット占有という状況になるかもしれませんね。

 私には手が出せない仕様(液冷)であり価格帯ですので,空冷を採用するモデル(R9-380)の登場に期待しているのですが,どうなるのかまだ分かりません。

 まだ詳細な情報が出てくるのは先になるでしょうから,妄想して待つことにしましょう。







 3月にGeForce GTX 960の4GB版が登場する模様 -北森瓦版
 (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7927.html)


 需要あるのかこれ?

 このコア性能で4GBとか,どういった用途向けなんでしょうか。

 低画質環境において Skyrim をMODモリモリ搭載プレイとか,本当に特定の用途でしか有効活用できませんよ。


 コア性能の低さ,メモリ帯域の狭さから,わざわざ購入を考える人はいないでしょう。

 価格もGTX970に近づくでしょうから,これを買うならばGTX970を購入すべきでしょうね。





 ではではノシ



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