2016年8月13日土曜日

PC関係のネタ(Zen ES品ベンチ,MSI GTX1060 返品受付,4bitセル 3D NAND,VIA SSDコントローラ)(2016/08/13)



 お盆か。

 連休な人はいいなぁ。

 長い人だと 2週間位休みになりますよね。

 それだけ休みが続くのであればどこかに出かけるのも良いのでしょうが,2日しかない私には縁のない話です。

 長期の夏休みが欲しいですね。








 “Zen”のES品のベンチマークがリーク -北森瓦版
 http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8662.html


 あくまで ES品ですが,ベンチマークの情報が出てきました。

 ちなみに,今回の情報に出てきた「Zen」のスペックは

 コア数:8コア16スレッド
 周波数:2.80GHz(3.20GHz)

 となっており,周波数が大分低いように思えます。

 低消費電力なモデルであればこの周波数でも納得ですが,高クロック品では 3.50GHzは欲しいところです。

 ライバルの Intel製CPUである「Broadwell-E」のスペックは

 Core i7-6950X・・・10C20T/3.00GHz(3.50GHz)/25MB/140W
 Core i7-6900K・・・8C16T/3.20GHz(3.70GHz)/20MB/140W
 Core i7-6850K・・・6C12T/3.60GHz(3.80GHz)/15MB/140W
 Core i7-6800K・・・6C12T/3.40GHz(3.60GHz)/15MB/140W

 となっていますので,14nmプロセスにシュリンクしましたが 4.00GHz超えは厳しいのですかね。



 そして,今回のベンチマーク結果からすると,今回の ES品の性能は

 Core i7 4790 < Zen(1D2801A2M88E4_32/28_N) < Core i5 4670K

 となっていますので,この周波数でこの性能は期待できるのではないかと思います。

 ちょっと周波数を上げれば「Core i7 4790」と同等の性能になるでしょうしね。


 このスコアを見る限りは

 Zenは価格だけでなく、性能や電力及びスペックでIntelと対抗できる製品となる

 という AMDの John Taylor氏の発言は嘘ではなさそうです。


 後は価格面でどれだけ優位になれるかですね。

 おそらくは,Intelよりは安い価格設定にしてくると思いますので,8コア16スレッドの最上位品で 10万円は切ってくるかな?

 個人的な予想をすると,

 8コア16スレッド・・・$799(≒95,000円)
 6コア12スレッド・・・$449(≒55,000円)
 4コア8スレッド・・・$249(≒30,000円)

 あたりの価格設定になるのではないでしょうか。

 これより下の価格帯は「Raven Ridge」がカバーすることになるかと。

 まぁ私の予想は良く外れますので,おそらくもうちょっと安い値段で登場してくれるでしょう(願望)


 それにしても,2種類のES品のCPUがあって,同じ周波数でスコアが全く違うのはどういうことなのでしょうね?

 周波数に制限をかけていたというのが一番可能性があるでしょうが,ほぼ半分のスコアと大分下げていますよね。

 APUの「Configurable TDP」と同じような機能で,一番低い設定にしたのかな?

 それか,記載する情報を間違えたということもあるでしょうけど。


 何にせよ,今年の年末が楽しみになってきました。


 その他の情報として,

 【AMD】2016~2017年のCPU/APUロードマップ -北森瓦版
 http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8661.html


 AMDの CPUロードマップが出てきました。

 登場時期についてはほとんど既報の通りで,特に目新しいものはないでしょう。

 気になるのは「Bristol Ridge」についてで,どうやらソケット AM4向けのチップセットである「Promontory」の開発が上手くいっていないようです。

 以前も ASMediaのチップ関係で問題をおこしていたような気もしますし,何かしらの問題を抱えているのでしょうね。

 「Bristol Ridge」を AM4に対応させようとしたのがマズかったのかな?

 この様子だと,「Bristol Ridge」が登場するのは早くても秋頃になりそうですね。






 MSIの誠意、「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」の返品を受付 -ジサクテック
 http://jisakutech.com/archives/2016/08/21965


 MSIのグラフィックカードで問題が発生していたようです。

 最新のグラフィックカードを購入しようと思っていませんでしたので,全然知りませんでしたよ。


 問題の発端となったのは

 「MSI GeForce GTX 1060 GAMING X」に採用されているファンで詐欺まがいの事実が浮上 高品質を謳いながら実際は安物だった!  -ジサクテック
 http://jisakutech.com/archives/2016/08/21789

 この件で,冷却機構に使用されているファンでは「スリーブベアリング」が採用されていたとのこと。

 上位モデルでは「ダブルボールベアリング」が採用されており,その紹介文をまるまるコピーしてしまったのでしょうかね。


 2,560×1,440でもOverwatchは60fps越え、GTX 1060の性能をゲームでチェック -AKIBA PC Hotline!
 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/mreview/rental/1011787.html

 の紹介文(訂正済)や

 GeForce GTX 1060 GAMING X 6G -ASK
 http://www.ask-corp.jp/products/msi/graphicsboard/geforce-gtx1060/geforce-gtx-1060-gaming-x-6g.html

 の紹介ムービーで「ダブルボールベアリング」と謳っています。

 この件でいろいろと問い合わせがあったのでしょう,


 7月19日発行MSIプレスリリースの訂正とお詫び -Dream News
 http://www.dreamnews.jp/press/0000136988/

 MSIからの謝罪文が掲載されました。

 その後,上記の返品対応になったという訳です。


 ちなみに,軸受け構造については

 軸受 -Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/軸受

 を確認すれば分かりやすいと思います。



 私は関係ありませんでしたが,もし購入してしまった人で気になる方は連絡を取ってみましょう。

 今回の件から,今後はグラフィックカードを購入する際に冷却機構についてよく確認しようかと思いました。

 どうせ購入するのであれば,より良いものを購入したいですからね。





 100TBの超大容量SSDを狙う4bit/セルの3D NANDフラッシュ -PC Watch
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1014785.html


 書換耐性は低いですが,より大容量なSSDを製造することが出来るかもしれません。

 今回の技術は 4bit/セル(Quad Level Cell)技術というものだそうです。

 書換可能回数は 150回前後になるということですから,1回書き込みしたらその後は読み込むだけという用途が主になるでしょう。

 データサーバーとして使用するのであればこういった製品でも問題ないでしょうし,この書換耐性でも需要はあると思います。

 同じ容量を HDDで実現しようとする場合,10台以上の HDDを搭載する必要がありますから,占有スペース や 消費電力 のことを考えると有利ですしね。


 まぁまだまだ実現可能なレベルにはないようなので,製品化は大分先になるかと。

 それに,出てきたとしても最初の頃は値段が高いでしょうから,手が出せないでしょうね。

 東芝には頑張ってもらいたいものです。
 





 VIA、NVMe対応の第2世代SSDコントローラ「VT6745」 -PC Watch
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1014804.html


 VIA製というのがな・・・

 今更「VIA」を積極的に選ぶ理由がありませんよ。

 嫌いなメーカーという訳ではありませんが,私にとっての鉄板は「Marvell」ですからね。

 気になる方は是非とも試してみて下さい。






 ではではノシ


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