2017年6月17日土曜日

PC関係の新情報(EPYC ラインナップ,Skylake-EP アーキテクチャ,GlobalFoundries 7nmプロセス 発表)(2017/06/17)



 まだ体調が戻らない。

 頭痛は相変わらずだし,お腹の調子は悪いし。

 それでも仕事にはね,行かなきゃね。

 さて,このギュルギュルするお腹はどうしようかね。









 EPYC 7000 seriesのラインナップとスペック? -北森瓦版
 http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8981.html


 「AMD」としては,本当にサーバー向けCPU市場の占有率を奪いにきたのでしょう。

 そう思わせ値段設定とスペックになります。


 簡単に「EPYC」のラインナップを書き出しますと,


【マルチソケット用】

EPYC 7601・・・32コア64スレッド│2.20GHz/3.20GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP180W│$4,000?
EPYC 7551・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP180W│$3,200?
EPYC 7501・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│?
EPYC 7451・・・24コア48スレッド│2.30GHz/3.20GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP180W│$2,400?
EPYC 7401・・・24コア48スレッド│2.00GHz/3.00GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$1,700?
EPYC 7351・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$1,100?
EPYC 7301・・・16コア32スレッド│2.20GHz/2.70GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$800?
EPYC 7281・・・16コア32スレッド│2.10GHz/2.70GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$600?
EPYC 7251・・・8コア16スレッド│2.10GHz/2.90GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP120W│$400?


【シングルソケット用(末尾 P)】

EPYC 7551 P・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP180W│$2,000?
EPYC 7401 P・・・24コア48スレッド│2.00GHz/3.00GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$1,000?
EPYC 7351 P・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP155W/170W│$700?


 となっています。

 メモリチャンネル数 と PCI-expressレーン数 については,こうなるはずだという数です。

 しかし,4ダイ構成でない場合はこのような数字にはなりません。

 詳細については,CPUがどのような構造になっているのか分かってから出ないと知りようがありませんね。


 価格設定については,「Intel」の「Xeon」シリーズに対抗できる価格にしてくるとは思いましたが,同じコア数で比較すると数割安くなるようです。

 そうなると,同じ価格帯であれば「EPYC」の方がコア数が多くなることになりますね。

 CPU性能次第ではあるでしょうが,同じ価格であればよりコア数の多い方を採用したくなるでしょうし,そうなると「EPYC」の方が魅力的になりますよ。

 まぁ安定性重視ということで,従来どおり「Xeon」を導入するとうところも多いでしょうけどね。


 他には,動作クロック低いのが心配ではありますが,サーバー向けであればクロックよりもコア数重視ですし,問題ないという判断なのでしょうね。


 そして,一番下のモデルに 8コアのものがあることに驚きました。

 「EPYC」は 4ダイ構成になりますので,8コアモデルの場合は各ダイで 2コアしか有効化されていないことになります。

 そうなると,1ダイは 4コアな「CCX」を 2基で構成されていますので,4コア中 1コアしか有効化していないのです。

 このような無駄使いをするのはどうなのでしょうね。

 コア数はそこまで必要無いけど,メモリチャンネル数 や PCI-expressレーン数 は潤沢に欲しいという用途があるのですかね?

 「Ryzen」の歩留まり率は良いという話でしたが,わざわざ無効化するということは,それなりに不良品もあるということなのですかね?

 そこら辺についても,6月20日の公式発表待ちですね。




 そして,今回の情報は「Ryzen Threadripper」の価格の参考にもなります。

 「Ryzen Threadripper」では最上位モデルが 16コアになることは確定していますので,今回の「EPYC」ですと


EPYC 7351・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$1,100?
EPYC 7301・・・16コア32スレッド│2.20GHz/2.70GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$800?
EPYC 7281・・・16コア32スレッド│2.10GHz/2.70GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP150W/170W│$600?

EPYC 7351 P・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│FFR4 8ch?│PCI-e 128レーン?│TDP155W/170W│$700?


 これらが同じコア数になってきます。

 搭載されるダイの数が

EPYC・・・4ダイ
Ryzen Threadripper・・・2ダイ

 になりますから,ダイ数が少ない分,多少は安くなるでしょう。

 しかし,クロック周波数は「Ryzen Threadripper」の方が高いですので,それを考慮すると「EPYC」より少し安くなるくらいですかね。

 これらから考えると,16コアな「Ryzen Threadripper」の高クロックモデルが $849,低クロックモデルが $749 あたりになるのではないでしょうか。

 もしこうなったとすれば,低クロックモデルの方は日本円で税込 10万円位で購入できるでしょうから,貧乏な自作erでも頑張れば導入できる金額になりますね。

 マザーボードの方は,CPU側にチップセット機能が内蔵されていますので,そこまで高い金額にはならないはずです。

 おそらく 3万円位の金額から登場してくるのではないでしょうか。


 ということで,まだ確定した情報ではありませんが,色々と私的意見を書きました。

 後は,無事に公式発表がされて,順調に販売されることを祈るばかりですね。






 Intel、Xeon Platinumの新アーキテクチャを公開 -PCWatch
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1065598.html


 こういた情報が公開されたということは,そろそろ発売されるのかな?

 それにしても,私はまだ今回の命名方法には慣れないですね。

 おそらく

E7 ⇒ Paltinum
E5 ⇒ Gold?
E3 ⇒ Silver?Bronze?

 ということになるのでしょうが,まだ「Core i」シリーズに数字を使用していること考えると,無理に「Paltinum」等の名称にする必要は無いと思うのです。

 それに,電源の「80 PLUS」認証と同じような名称にするとか,何だかなぁという気もします。


 今回の記事ではCP内部の仕組みについて書かれていますので,気になる方はチェックしておきましょう。


 「EPYC」の登場により,一気にシェアを奪われる危険性が出てきた「Xeon」ですが,今後どのような戦略に打って出るのか。

 今後の「Intel」の対応が楽しみですね。






 【GlobalFoundries】7nm Leading-Performance FinFETを発表【なななの】 -北森瓦版
 http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8982.html


 大量生産開始は 2018年下半期か・・・

 そうなると,実際にこのプロセスの製品が出始めるのは 2019年ですかね。

 それまでは現行のプロセスで製造されるでしょうし,しばらくは驚くような性能向上は無さそうです。


 シュリンクしたことにより,現行の 14nmプロセスのものと比較して,

  • 40%の性能向上
  • 50%のダイサイズ削減

 を実現できるとしています。

 実際にはそこまでの向上にはならないでしょうが,単純に性能向上するのであればそれで良しですよ。

 このプロセスで製造される予定のものは,「AMD」製CPUの「Zen 2」や GPUの「Navi」がありますの。

 これらが登場する頃までPCを購入するのを待つか,先に購入してしまうか,悩ましいところですよね。

 うーん,2年弱空くことになりますし,欲しいのであれば今購入してしまっても良いとは思いますけどね。

 個人的に「Vega」には期待していませんので,組むのであれば「Ryzen」か「Ryzen Threadripper」に「Pascal」という組み合わせになるでしょうけど。


 それにしても,とうとう 7nmというところまできたかという感じです。

 5年位前は 32nmとか 22nmとかで製造され,ここ数年は 14nmになり,とうとう一桁台に突入ですよ。

 一応順調にシュリンクできているのでしょうが,もうそろそろ限界でしょう。

 技術的に難しくなってきていますし,こうなってくると新たな技術が登場することに期待してしまいます。

 そこら辺はどうしようもない状況なのですかね?






 ではではノシ


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