今日は久々にぐっすり寝ました。
寝すぎました。
何度寝したかわからないくらいで,合計 12時間近く寝ていたのかな?
まぁそれだけ睡眠不足だったのでしょう。
さて,それではこの後どうしましょうかね。
Core i9 7900Xのレビューが掲載される【追記 6/19】 -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8984.html
情報元は
Intel Core i9-7900X (Skylake-X) Review -bit-tech
http://www.bit-tech.net/hardware/2017/06/16/intel-core-i9-7900x-and-x299-chipset-revie/1
Review: Intel Core i9-7900X (14nm Skylake-X)
http://hexus.net/tech/reviews/cpu/107017-intel-core-i9-7900x-14nm-skylake-x/
になります。
性能自体はハイエンドらしいものになっていますね。
「Core i7 6950X」から順当に進化していると言っても良いでしょう。
一部差がなかったり逆転しているようなものもあるようですが,それらはこれからの最適化待ちかと。
コア数に差がありますが,「Ryzen 7 1800X」にも順当に勝ってます。
しかし,性能面では優れている反面,消費電力の方が凄いことになっています。
クロックを向上させるためには仕方ないことなのかもしれませんが,同じ TDPでこの差はヒドイですよ。
グラフを見ると,デフォルトの状態では「Core i7 6950X」比で 70W位増えています。
TDPは「熱設計電力」のことになりますので,消費電力とは別物ではあるのですが,それでもこの差はねぇ。
上記以外にも,「4Gamer.net」が
10コア20スレッド対応のSkylake-X「Core i9-7900X」性能速報 -4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/382/G038222/20170619074/
性能検証記事をあげてくれているのですが,こちらでも CPUの消費電力の差が凄いものになっていますね。
こちらでも大差がついていますし,傾向は同じですよ。
こうなってくると,なんだか微妙な気がしますよね。
性能自体は悪くありませんし,価格もハイエンドCPUとしてはお手頃なものではあります。
ですが,これだけ消費電力が高くなってしまうとなると,手が出しにくいですよね。
まぁこのようなCPUを購入するような人たちは,省電力だというのは関係ないでしょうけど。
それに,「Skylake-X」ではソルダリングではなくグリスが充填されているので,オーバークロックするうえでも不安があります。
設定を詰めれば,グリスでも 5.00GHzを目指せるのですかね?
人によっては殻割りして熱伝導率に優れる素材に入れ替えるという人もいるでしょうが,
Intelがソルダリング仕様の“Skylake-X”を投入するかもしれないという噂 -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8985.html
このような噂もあるので,判断が難しいところです。
売れ行きが良ければグリスのままにするという話のようですから,それならば買わずしてソルダリングなものを待つという考えもあるでしょう。
ちなみに,
Intel Core i9-7900X Review: Meet Skylake-X -tom's HARDWARE
http://www.tomshardware.com/reviews/intel-core-i9-7900x-skylake-x,5092-11.html
によると,コア温度が 100℃に到達した際,ヒートスプレッダの温度は 30℃に留まっていたとのこと。
この温度差は,やはりグリスの影響によるものなのでしょう。
この計測は水冷によるものですから,空冷であればオーバークロックはほぼ無理ということですね。
本当に,どうしてこのような判断をしたのか,理解に苦しみますよ。
色々とネガティブな話題がありますが,「Core i9 7900X」の性能自体は素晴らしいものです。
消費電力や温度さえ気にならななければ,購入する価値のある製品ですよね。
しかし,「Ryzen Threadripper」が控えていますので,それの性能や価格次第では一気に残念なものになってしまう可能性もあります。
そこら辺は「Intel」の方で上手く立ち回るしかないですよね。
コストパフォーマンスでは負けてしまいますから,何らかの優位点をアピールできるようにしないと。
そう考えると,やはり「KabyLake」と同様にゲーム向けになるのかな?
Intel 300 seriesはWireless LANとUSB 3.1を内蔵する -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-8986.html
デスクトップPCに無線機能は必要か?
あると便利ではありますが,デスクトップPCでは安定性や速度重視で有線接続するのが一般的でしょう。
この機能が搭載されたことで,逆にセキュリティ面で不安になるような方も出てくるかもしれません。
私の場合は
- コンパクトPCで組む
- 配線しにくい離れた場所に設置
- 通信速度はそこまで重要でない
といった条件に合致した場合に,無線LAN機能を利用するくらいでしょうかね。
個人的には,無線LANを搭載するくらいならば,その他の機能を強化してほしいです。
標準で「Intel」製有線LANを搭載するとかさ。
もしくは,より安い価格で提供するとかね。
AMDがサーバー向けCPU「EPYC 7000」ファミリを正式発表 -PCWatch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1066385.html
公式発表がきました。
ラインナップとしては,
PC関係の新情報(EPYC ラインナップ,Skylake-EP アーキテクチャ,GlobalFoundries 7nmプロセス 発表)(2017/06/17)
http://310satyo.blogspot.jp/2017/06/20170617.html
で書いたものと同じで,
【マルチソケット用】
EPYC 7601・・・32コア64スレッド│2.20GHz/3.20GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP180W│$3,400~
EPYC 7551・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP180W│$3,400~
EPYC 7501・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$3,400~
EPYC 7451・・・24コア48スレッド│2.30GHz/3.20GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP180W│$1,850~
EPYC 7401・・・24コア48スレッド│2.00GHz/3.00GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$1,850~
EPYC 7351・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$650~
EPYC 7301・・・16コア32スレッド│2.20GHz/2.70GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$650~
EPYC 7281・・・16コア32スレッド│2.10GHz/2.70GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$650~
EPYC 7251・・・8コア16スレッド│2.10GHz/2.90GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP120W│$475
【シングルソケット用(末尾 P)】
EPYC 7551 P・・・32コア64スレッド│2.00GHz/3.00GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP180W│$2,100
EPYC 7401 P・・・24コア48スレッド│2.00GHz/3.00GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP150W/170W│$1,075
EPYC 7351 P・・・16コア32スレッド│2.40GHz/2.90GHz│DDR4 8ch│PCI-e 128レーン│TDP155W/170W│$750
違いとしては,「$○○○~」とう形ではありますが,価格がより明確になっています。
「EPYC」の仕様についてはリンク先の記事を参照してもらうとして,私は価格について触れていきたいと思います。
まず,「EPYC」はサーバー向けとなりますので,一般のハイエンド製品とは市場が異なります。
しかし,ダイサイズから考えると,4ダイな「EPYC」より 2ダイな「Ryzen Threadripper」の方が安くなるはずですので,価格の目安にはなりますよね。
まぁ動作クロックが違ってきますので,選別品が「Ryzen Threadripper」に回されるとなると,同じコア数であれば「Ryzen Threadripper」の方が高くなるでしょう。
しかし,上にも書いたとおりダイ数に差がありますし,対応する メモリチャンネル数 や PCI-eレーン数 も半分になりますので,そう考えると価格はトントンになりますかね。
ということで,同じコア数であれば「EPYC」と「Ryzen Threadripper」の価格はほぼ同じだろうということで,「Skylake-X」と比較していきますと,
【32コア】
EPYC 7551 P($2,100)
【24コア】
EPYC 7401 P($1,075)
【18コア】
Core i9 7980XE($1,999)
【16コア】
EPYC 7351 P($750)
Ryzen Threadripper 16コア($750~?)
Core i9 7960X($1,699)
【14コア】
Core i9 7940X($1,399)
【12コア】
Ryzen Threadripper 12コア($600~?)
Core i9 7920X($1,199)
【10コア】
Core i9 7900X($989)
【8コア】
Ryzen 7 1800X($449)
Core i9 7820X($989)
【6コア】
Ryzen 5 1600X($249)
Core i9 7800X($989)
※「Intel」製CPU・・・赤色,「AMD」製CPU・・・青色
といった形になりますね。
うーん,こう見ると,やはりコア数で考えれば「AMD」の方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いですね。
コアあたりの性能や動作周波数を考慮するとなると「Intel」の方が上回っていますが,やはりこの価格差は厳しいものがあるでしょう。
上にも書いたとおり,「Skylake-X」は温度や消費電力に問題を抱えていますし。
なぜソルダリングにせずグリスにしたのか,本当に理解に苦しみますよ。
そして,「AMD」のこの価格というのは,共通のダイを使用していて
Ryzen・・・1ダイ│メインストリーム向け
Ryzen Threadripper・・・2ダイ│ハイエンド・エンスージアスト向け
EPYC・・・4ダイ│サーバー向け
という住み分けができていますので,無理なく CPUを製造できるからこそ実現できているのでしょう。
歩留まり率もよく,もし不良品があったとしても色々と流用できているはずです。
コア数の少ないものは各モデルの下位製品の製造に利用され,低い動作周波数でしか動作できないものは「EPYC」に利用できます。
これは「Infinity Fabric」が採用されたことによる恩恵でしょうから,設計段階でうまいこと考えられていたのでしょうね。
本当によくここまで復活してきましたよ・・・
後は「Ryzen Threadripper」の公式発表を待つばかりですね。
価格次第では,本当に「Intel」にとどめを刺すことになるかもしれません。
まぁ安定性重視で「Xeon」を優先するという人というか企業も多いでしょうし,まだ当分の間は「Intel」優勢の流れになるでしょうけど。
それでも,ここまでのインパクトを残せたのですから,「AMD」製CPUを採用する企業が増えていってほしいですね。
そして,CPUの話題からは離れますが,
“ビデオ出力が無い”専用Radeonが近日登場、仮想通貨のマイニング解説イベントが開催 -AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1066400.html
昨今のマイニング需要により,「Polaris」の売れ行きが良いというのも「AMD」にとっては嬉しい誤算でしょうね。
もう「RX580」や「RX570」は流通在庫が無いようですし,入荷の見込も無いようです。
通常版とは別に,マイニング向けに映像出力端子が省略された「RX 470」が用意されているとのことですから,その需要は凄いものなのでしょう。
外国では中古製品の相場も上がっているようですし,「RX580」の中古でも $700とかいう相場になっていますから,もう頭おかしいとしか思えませんよ。
この追い風に乗って,「AMD」にはどんどん業績を伸ばしていってもらいたいものですね。
ではではノシ
0 件のコメント:
コメントを投稿