2018年12月27日木曜日

PC関係の新情報(一般向けメーカー製PCのあり方,「Snapdragon 8cx」発表&スペック,「TSMC」7nmチップ製造ライン 余裕あり)(2018/12/27)



 もうすぐページビューが 90万に。

 今年中に達成するのは難しいでしょうけどね。

 それでも,この数字というのはモチベにつながっていますので,数が増えていくというのはやはり嬉しくあります。

 来年には 100万に到達してくれるよな?










普通のPCが普通に買えない -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1154829.html


 PC知識のない人に,スペックの話をするのは難しいですよね。

 少しでも知識があれば,「Core i7」は高性能だとか,メモリは 8GB欲しいだとか,そういう話ができるのですがね。

 なので,それが分かりやすい形での販売方法というのが重要だと思うのです。

 家電量販店ですと,色々な製品が並んでいるのですが,どれがどういった特徴のある製品なのか分かりません。

 それを分かりやすくすることが大切だと思うのですよ。

 まぁメーカー製の PCですと,無駄に機能をつけて高価にしているので,あえてスペック等を分かりにくくして販売しているのかもしれませんけど。


 私が担当者であれば,一般向けであればオールインワンPCを主力にします。

 拡張性なんて不要ですし,見た目がスマートで周辺機器も少ないほうが受けが良いと思うので。

 そして,不要なソフト類は入れません。

 変にデスクトップ画面をカスタマイズせずに,シンプルなまま必要最低限なソフト(「Microsoft Office」系)だけプリインストールしておきますね。

 その他にも「年賀状作成ソフト」やら「動画編集&再生ソフト」が欲しいという人もいるかもしれませんので,そこは適宜ソフトメーカーと協議して入れるようですね。

 肝心のスペックについては,

【CPU】Intel Core i3 8100(or Ryzen 5 2400G)
【メモリ】8GB×1枚
【M/B】B360(or B450)
【GPU】-
【SSD】480GB
【HDD】-
【ODD】Blue-ray対応ドライブ
【OS】Windows 10 Home 64bit
【ディスプレイ】23インチ・フルHD(1,920×1,080)

 というのが基本になるかな。


 【CPU】はこれくらいの性能があれば,大抵の作業を問題なくこなせるでしょう。

 【メモリ】については,4GB×2 でデュアルチャネル動作させた方がより性能を出せるかもしれませんので,ここは在庫や価格状況次第ですね。

 【M/B】は高性能なものにする必要がなく,【GPU】は内蔵のもので十分です。

 ストレージは M.2規格の【SSD】を搭載することにして,ドライブベイのスペースを節約します。

 より大容量なストレージが欲しい人向けに【HDD】搭載モデルもあったほうが良いかもしれませんが,個人的には外付けストレージでの対応で十分だと思うのですよね。

 内蔵ストレージの設置スペースを作ってしまうと,排熱や筐体サイズにも影響が出てきそうなので。

 【ODD】は「Blue-ray」メディアの映像作品を再生する人も結構いるでしょうし,標準で搭載しておいたほうが良いでしょう。

 【OS】は「Windows 10」の「Home」モデルででしょうし,ディスプレイも フルHD解像度があれば良いかと。


 この構成であれば,「Microsoft Office」や他のソフトを搭載しても 10万程度で十分いけるでしょうよ。

 そして,スペック的にも一般の人には十分なものであるかと。

 これを標準仕様として販売するようにして,他のラインナップは【CPU】をランクアップ・ダウンさせるか【SSD】の容量を増やすかすればよいのではないかと思うのです。

 変に低性能だったり,過剰にソフトがインストールされてい製品というのは需要がないと知るべきです。

 売れているのは知識のない人を騙しているだけなのですから。

 もう何年も同じような状態が続いていて,なおかつ不評なのですから,製造メーカーの人たちも知っていると思うのですがね。

 改善できないところが日本メーカーのダメさなのでしょう。





Qualcomm、7nmプロセスのWindows 10用SoC「Snapdragon 8cx」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1157165.html


 先日「Snapdragon 855」が発表されました。

 その性能はハイエンド製品らしいものに,順当にスペックアップしていっています。


 そんな「Snapdragon 855」の PC用を言える存在が「Snapdragon 8cx」になります。

 基本的な構造は「Snapdragon 855」と同じですが,CPUと GPUについては手が入っています。

 「Snapdragon 855」では一部動作クロックの低いコアがありますが,「Snapdragon 8cx」の場合はその部分もパフォーマンスコアと同等の周波数で動作します。

 その差は 0.3GHz程度ですが,PC用となると少しでも高性能な方が良いですからね。

 GPUについても強化が入っており,搭載されているものは「Adreno 680」という同じ名称のものですが,実際には実行エンジン等が増設されているとのこと。

 具体的な数を示さなかったということは,まぁ微妙に増えているというレベルのものなのでしょう。

 メモリコントローラも強化されているようで,これは地味に恩恵があるでしょうね。

 性能的には,「Intel」製の TDP15W製品と比較して同等の CPU性能であり,半分のTDP 7Wの時には 倍の性能になるということ。

 それだけ省電力であるということなのでしょう。

 これは大本営発表ですので,実際にはそこまでの性能ではない可能性もあります。

 他には「PCI Express」のコントローラも内蔵しているということですが,これは PC用に使うとなると必要になってきますよね。

 M.2接続の SSDを搭載できるのであれば,その通信速度から操作感に大きな違いが出てくるでしょうし。


 その「Snapdragon 8cx」が搭載された

「Snapdragon 8cx」搭載ノートPCのリファレンスモデルを披露 -ケータイWatch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1157157.html

 実製品もあったようで,

  • 「USB Type-C」ポートから 4K出力できる(2枚のディスプレイに)
  • メモリは 8GB搭載されていた
  • 「Microsoft Office」ソフトはきびきび動作していた

 とのこと。

 まぁそれくらいのことができるのであれば,モバイルノートPC向けに需要はあるでしょうね。

 ゲームをプレイするのは厳しいでしょうが,動画再生程度であれば問題なくできるでしょうし。

 しかし,問題になってくるのがその価格です。

 「Snapdragon 8**」搭載のスマートフォンの価格から考えると,よりコストの掛かるであろうノートPCでは,10万円はしてくるでしょう。

 その価格ですと,普通に「Core i」シリーズを搭載したノートPCが購入できるのですよね。

 LTEモデムを使用できるというメリットはありますが,

VAIO Pro PG (13.3型ワイド/i3/4G/128G/LTE/TPM/Win10Pro/シルバー/VAIO株式会社製) VJPG111MBL5S -NTT-X
https://nttxstore.jp/_II_SN15918128


 このような製品もありますからね。

 この手の製品に価格面で対抗できるようにならないと。

 また,「Microsoft」からも

Surface Go LTE Advancedに期待するモバイルの可能性 -ケータイWatch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1156696.html


 LTE対応の「Surface」が登場しています。


 やはり性能では勝てないでしょうから,その他のところで強みを見せないと魅力のある製品にはなりえません。

 そこのところを考えて,実製品を出してもらいたいものです。





TSMC、2019年前半7nmチップの受注は予想を下回り、7nmプロセス容量の80〜90%しか利用しない可能性 -PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/54549578.html


 これは喜んでよいのかな?


 来年の 2019年からは,本格的に 7nmプロセスで製造された製品が登場してきます。

 そのうち,「AMD」の「Zen 2」や「Navi」を製造するのは「TSMC」になります。

 その「TSMC」ですが,現在のところ 2019年上半期はその 7nm製品の製造ラインのうち 80%~90%しか使用しないような状況にあるようです。

 今までは順当に製造量が増えていっていたイメージですが,もうそれが頭打ちになったということですかね。

 まぁ最大の顧客となるであろう「Apple」が

ドコモの「iPhone XR」に端末購入サポート -ケータイWatch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1155123.html

 発売して間もない製品に割引を許すほど,販売に苦戦しているようですからね。

 まぁあの価格設定では当然ですよ。

 私はすでに

ドコモオンラインショップで注文した「iPhone XS」が届きました(2018/12/03)
https://310satyo.blogspot.com/2018/12/20181203.html

 「iPhone XS」へ機種変更していますが,やはり高いと感じていましたからね。

 もし「A12 Bionic」を搭載した「iPhone 7」から正当進化の「iPhone 9」みたいな機種が出ていたら,そちらを確実に購入していましたよ。


 これを機に,「AMD」が一気に 7nmプロセスの製品を増産して勝負をかける!

 ・・・ということにはならないかな。

 いや,「Ryzen」の時のようなインパクトのある,性能の良い製品が出れば良いのですが,果たしてそこまでのものができるか。

 そして,市場規模的に製造しても売れるだけの余裕があるのか。

 そこら辺をどう読んでいるかですね。

 もし来年に「PS5」が登場するのであれば,それ用のチップを製造していくことがでるのですけどね。

 「AMD」にとって追い風となる状況となってほしいものです。





 ではではノシ


0 件のコメント:

コメントを投稿