2018年12月5日水曜日
PC関係の新情報(「Comet Lake」14nm 10コア,末尾「-F」iGPU無効モデルの噂,「Architecture Day 2018」開催)(2018/12/05)
思いっきり何かをしたい。
何でも良いので,全力で何かをしたい。
走るのは良いのですが,どこか体を痛めそうなのが怖いです。
カラオケで思いっきり叫んで歌うか?
いや,甘いものをガッツリ食べるか!
・・・まずは今日,この後思いっきりふて寝します。
2019年に“Comet Lake”は14nmプロセスで10-coreとなる -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9596.html
どんどんコア数が増えていっているなぁ・・・
ここまで一気にコア数が増えるというのは,今まで何をしていたんだということになりません?
「Sandy Bridge」から最新の「Coffee Lake Refresh-S」までの最上位コアを並べると,
Core i7-2700K(4コア8スレッド│3.50GHz/3.90GHz│32nm)【Sandy Bridge】
Core i7-3770K(4コア8スレッド│3.50GHz/3.90GHz│22nm)【Ivy Bridge】
Core i7-4770K(4コア8スレッド│3.50GHz/3.90GHz│22nm)【Haswell】
Core i7-4790K(4コア8スレッド│4.00GHz/4.40GHz│22nm)【Haswell Refresh】
Core i7-5775C(4コア8スレッド│3.30GHz/3.70GHz│14nm)【Broadwell】
Core i7-6700K(4コア8スレッド│4.00GHz/4.20GHz│14nm)【Skylake】
Core i7-7700K(4コア8スレッド│4.20GHz/4.50GHz│14nm+)【Kaby lake】
Core i7-8700K(6コア12スレッド│3.70GHz/4.70GHz│14nm++)【Coffee lake】
Core i9-9900K(8コア16スレッド│3.60GHz/5.00GHz│14nm++)【Coffee lake Refresh】
となります。
これを見て分かるとおり,「Sandy Bridge」から「Kaby lake」まで,ずーっと 4コア8スレッドが最上位だったのです。
まぁメインストリーム向けは変わっていませんが,「Xeon」系については順当にコア数が増えていましたけどね。
ここまでコア数が増えなかった背景には,「Intel」の技術力に問題があったのではなく,焦る必要がなかったということがあるでしょう。
PC用の CPUとなると,現在は「Intel」か「AMD」の 2社しか選択肢がないような状態です。
そして,その片方の「AMD」製 CPUについては「Ryzen」が登場するまでは敵にもならないような性能の低さでしたので,競争心が芽生えるわけがありません。
普通に順当にちょっとずつ性能向上していけば,ユーザーは買い続けてくれますから。
しかし,その状況が一変したのが「Ryzen」の登場です。
コストパフォーマンスに優れ,コア数も多い「Ryzen」の登場により,「Intel」はたいそう焦ったことでしょう。
今まで歯牙にもかけなかったライバル(と言うには差がありすぎますが)会社が,急になかなかの性能の製品を発売したのですからね。
そして,メインストリーム向けの製品ながら 8コア16スレッドという「Ryzen」に対抗するとなると,そりゃ「Intel」もコア数を増やすしか無いでしょう。
ということで,「Coffee lake」からコア数をどんどん増やしていったわけです。
「Core i7-8700K」で 6コア12スレッド,「Core i9-9900K」で 8コア16スレッドとなっています。
そして,今回の話題に移るわけですが,「Coffee lake Refresh(-S)」の次世代品についてです。
その次世代品は「Comet Lake」という名称のようで,以前に名前が出たことがあるようですね。
私は全然知らなかったというか,覚えていませんでしたよ。
そんな「Comet Lake」ですが,なんと最上位製品では 10コア20スレッドになるかもしれないという話です。
「Coffee lake」で 6コアに,「Coffee lake Refresh」で 8コアとなりましたが,その次の世代で 10コアですか。
本当に「Coffee lake」を出すまでの間は何をやっていたんだという話ですよね。
それにしても,本当に 10コアというのは実現できるのでしょうか。
「Coffee lake Refresh」のダイは
このようになっているようですが,ここからさらにコア数を増やそうと思うと,横にさらに伸ばすか,iGPU部分を削るしかありません。
2コア分を単純に増やすというのが簡単そうですが,そうなった場合の歩留まり率は悪化するかもしれませんし,動作面でも発熱が心配になりますね。
また,今までも基本的にメインストリーム向けの製品には iGPUを搭載してきているので,それを外すというのは考えられません。
でも,全てを搭載してコア数を増やすという手法では,色々な問題が出てくるのではないかと思うのです。
そうなると,やはり犠牲にしやすいのは iGPUですよね。
最上位 CPUを使うような層というのは,基本的にグラフィックカードを搭載しますので,iGPUは不要ですからね。
まぁ保守用というか何かあったとき用に搭載してあると便利ではありますけど。
そんなことを思っていたら,
【怪情報】iGPUを無効とした末尾“F”のCPUが計画されている? -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9603.html
何やら面白い製品の噂が。
現在の「Intel」製 CPUですと,末尾に「-K」があると倍率ロックフリーモデル,何もないと通常モデル,「-T」ですと省電力モデルとなります。
基本的にはこの 3種類があるのですが,ここで更に「-F」というモデルが追加されるとのこと。
その「-F」というのは,iGPUを無効化(搭載していない?)モデルとなるようです。
iGPU部分が不良のダイを有効活用するためなのか,それとも最初から搭載しないのか,その構造については全然分かりませんが,有り得る話ではあります。
「Ryzen」と「Ryzen-G」の関係のように,高性能が必要となる場合は iGPU無しでコア数の多いものを,モバイル向けや組み込み向けには iGPUを搭載したそこそこのコア数のものを提供するというのは理にかなっていますからね。
それに,上の「Comet Lake」で 10コアを達成するためには,このような処置が必要となるのではないかと思いますしね。
これが本当のことなのかは分かりませんが,「Ryzen」のことを考えると十分に有り得る話です。
まぁ構造というか設計思想が異なるので,そう簡単にできる話ではないかもしれませんけど。
これらのことについては,
Intel “Architecture Day 2018”を12月11日に開催 -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9602.html
この場で語られるのかもしれません。
12月11日に「Intel Architecture Day 2018」というイベントが開催されるようで,今後の「Intel」製品の展望についての話があるようです。
現在はいろいろと苦しい状況が続いていますし,ここであっと驚くような素晴らしい話が聞けることに期待ですね。
個人的には上でも触れた「Comet Lake」に一番関心があります。
その後に続く 10nm世代の「Ice Lake」の状況も知りたいですが,まだそこまで詳細な情報は出てこないでしょう。
まずは,今後の CPUのちゃんとしたロードマップを知りたいところです。
そして,「Intel」製の GPUについても気になるところです。
どのような製品を出すのか,業務用を主に考えているのか,ゲーム用のものにも手を出すのか,同じくこちらについての展望もね。
性能についてはそこまで期待していませんが,「Nvidia」や「AMD」とはまた違った味のある製品を出して欲しいところですね。
ではではノシ
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