2019年2月9日土曜日

PC関係の新情報(80mm×3 PCIスロット用クーラー,「Core i5-9400F」登場&TIM グリス,「Xeon W-3175X」高いけど安い)(2019/02/09)



 まだショックを引きずっています・・・

 まさか停電で PCが壊れるとは・・・

 こうならないための対策として UPSを置くというのがありますが,全ての PCに設置するとなると,場所も用意しなければならないし費用もかかるし・・・

 いや,停電を発生させたほうが悪いんだ!

 今はそう思うしか無いけど,何らかの対策は必要だよね。












8cmファン×3基搭載で防振仕様、長尾製作所の拡張スロット用クーラー -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1157396.html


 3基のファンを搭載できる PCIスロット用のファンステイです。

 安定の「長尾製作所」の製品で,「PCI用8015ファン3連ステイ(SS-NPCIFSTY8015-F3)」という製品名になります。


 まず,同梱されているファンは「X-FAN RDL8015S」というもので,

  • 80mm×80mm×15mm
  • 回転数 2,000rpm,
  • 最大風量 23.02CFM
  • 騒音値  21.60dB
  • ケーブル長 300mm
  • 3PINコネクタ
  • 中空ベアリング(改良型流体軸受け)

 という仕様になります。


 PWM制御には対応していませんが,中空ベアリング方式ということで,静音性に優れています。

 その分風量が心配ですが,必要であれば自分でファンを交換するようでしょうね。

 それぞれのファンはプレートでネジ止めして固定するようになっており,3つ全てを連結した場合は 255mmほどの長さになるとのこと。

 また,「RDL8015S」は 3PIN接続になりますが,それらを 1つの ペリフェラル4PINコネクタに変換できるアダプタが付属してきますので,マザーボード上に端子がなくても安心ですね。


 この長さから広範囲に風を送ることが出来ますが,個人的には「RDL8015S」の冷却能力がどうなのかが気になるところです。

 それは,個人的には 80mm×3基よりも 120mm×2基の方が冷却能力は高いのではないかと思うからです。

 ファンの径が大きいほど風量は大きくなりますので,おそらく 120mm×2基構成の方が優秀でしょうから。

 そうなると,120mm×2基と比較して,幅が短くなり厚さも 1スロットですみますけど,その分冷却能力は低くなりますので,その差をどう捉えるか。

 スペース面を考えるのであれば今回の製品のほうが良いでしょうけど,それ以外だとあまりメリットが無いような。

 まぁこの製品一式で冷却ユニットが組めますので,お手軽だというのは確かでしょう。


 


GPU非搭載の「Core i5-9400F」がデビュー、実売23,580円 -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1167587.html


 とうとう発売されたか。

 確か「Sandy Bridge」の時にもありました,GPUレスな CPUの登場です。


 「Core i5-9400F」というのは「Core i5-8400」に近い仕様になっており,

Core i5-9400F・・・6コア6スレッド│2.90GHz/4.10GHz│L2 256KB×6/L3 9MB│DDR4-2666 2ch│GPU -│TDP 65W│$182

 ということで,「Core i5-8400」よりも動作周波数が 0.1GHz向上しつつ,内蔵GPUが無効化されたモデルになります。

 それでいて,価格は 25,000円(税込)前後ということですから,まぁあまりお得感はないかな。

 現在の品薄状態では仕方ないのかもしれませんが,「Core i5-8400」は 2万円ちょっとで購入できましたからね。

 しかし,今購入できる CPUの中から考えると,十分選択肢にはなるでしょう。

 GPUレスですが,グラフィックカードを別途搭載するのであれば気になりませんしね。


 ちなみに,

Core i5 9400Fの殻を割ったお話 -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9672.html

 この製品では TIM(Thermal Inteface Material)にソルダリングではなく,従来どおりグリスが用いられているようです。

 まぁこの価格帯の製品ですし,それは仕方ないことかな。

 「Intel」としては,よりコストを上げるよ事になるソルダリング方式には乗り気じゃないでしょうし,「-K」付きモデルが対応しているのであれば十分でしょう。

 そして,「Core i5-9400F」に用いられているのは「Coffee Lake-S Refresh」の 8コアダイではなく,「Coffee Lake-S」の 6コアダイになるとのこと。

 「Coffee Lake-S Refresh」用のダイの中で不良品が用いられているのではないかと思っていましたが,下位モデルだと従来のダイを転用しているということですね。

 これには驚きましたが,コスト的には当然の措置ということいなるのですかね。

 ということで,最新世代のダイを用いたいのであれば「Core i5-9600K」等の上位モデルを採用する必要があるでしょう。





28コア/56スレッドの「Xeon W-3175X」が発売、実売49万円越え -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1167363.html


 本当に発売されました。

 この「Xeon W-3175X」というのは 1ソケット用の CPUであり,

Xeon W-3175X・・・28コア56スレッド│3.10GHz/4.30GHz│L2 1MB×28/L3 38.5MB│DDR4-2666 6ch│TDP 255W│$2,999

 というスペックになります。

 立ち位置としては,「Ryzen Threadripper 2990WX」対抗となる製品ですかね。


 まずは価格ですが,約 50万円(税込)という価格ですと,154円/$ というレートで計算したことになります。

 うん,相変わらずのご祝儀価格というか,素晴らしい値段設定ですな!

 まぁこの価格でも購入する人はするでしょう。

 この「Xeon W-3175X」という CPUは,現状だと最上位レベルの性能を持つことになりますしね。

 いや,私も金銭的に余裕があるのであれば購入したいですから。

 そして,この製品はオーバークロックするとかなりの消費電力になってしまうようですが,逆にどこまでいけるのかが楽しみですね。

 今後はオーバークロックした場合のベンチ結果が続々と出てくるでしょうし,どんなとんでもスコアを出してくれるのか。


 「Intel」の多コア製品としては,「Xeon W-3175X」の $2,999 というのは,正直かなり安いと思います。

 破格の安さと言っても良いかもしれませんね。

 なので,国内価格が落ち着いてきたら購入するという人もいるでしょう。

 これが「Ryzen Threadripper 2990WX」対抗の序章となるのでしょうし,今後も「Intel」には同じような製品を出し続けていってほしいものです。

 できれば,消費電力や発熱についても気を遣ってほしいですけど。


 そして,登場から 1週間後には,

「Xeon W-3175X」が10万円も値下がり、発売からわずか1週間 -AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1168830.html

 大きく値下がり。

 少ししたら値下がりするだろうとは思っていましたが,まさか 1周間で 10万円とは・・・

 154円/$ というレートではさすがに購入する人がいなかったか?

 仕入れ価格が下がったというのが理由とのことですが,アジアでリテール販売のこの製品を購入したのが 1人だけというじょうほうもありますので,果たして本当はどうなのか。

 何にせよ,購入しやすくなったのは確かなので,欲しいと思った方はこの値下げを機にどうぞ。





 ではではノシ


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