2019年2月10日日曜日

PC関係の新情報(「Radeon VII」発売&レビュー,「日立化成」黒鉛垂直配向熱伝導シート,「GTX 1660 Ti」情報,改造版「Cinebench R15 Extreme Edition」)(2019/02/10)



 もう切り替えた!

 停電というのは良い契機です!

 理由をもってパーツを交換できるのですからね!

 ポジティブに考えていこう!

 余計な出費となってしまうのは気にしない!(涙目)









「Radeon VII」レビュー。世界初の「7nm,16GB HBM2,1TB/s」なゲーマー向けGPUはRTX 2080に勝てるか -4Gamer
https://www.4gamer.net/games/446/G044662/20190207077/


 とうとう発売開始となりました。


 スペックについては,

PC関係の新情報(CES 2019:「AMD」「第3世代Ryzen」の情報&性能比較,「Radeon VII」発表)(2019/01/11) 
https://310satyo.blogspot.com/2019/01/20190111.html

 「CES 2019」で発表のあったものと,

Radeon VII・・・Vega 20│CU数 60基│SP 3,840基│ROP数 64基│動作周波数 1,400MHz/1,800MHz│HBM2 16GB│メモリバス幅 4,096bit│TDP 300W│$699

 ほぼ同じなスペックとなります。

 ベースクロックが少し低くなっていますが,まぁ大きな問題にはならないでしょう。

 そして,TDP 300W ということですが,これは 8PIN×2 で足りるますけど,ギリギリかもしれませんね。

 オーバークロックさせるとなると,もうちょっと供給電力を増やしたいところですが,どうなのですかね。


 そして,気になる性能についてですが,「CES 2019」の時点では「RTX 2080」と同等レベルとしていました。

 実際のベンチ結果を見ると,大体そのとおりの性能となっています。

RTX 2080 ≧ Radeon VII ≧ GTX 1080 Ti > RX Vega 64

 といった関係になりますかね。

 スコアがほぼ同等な結果になる場合もあれば,性能差がある場合もあります。

 これはソフト側で最適化されているかどうかもあるでしょうから,今後よりスコアが伸びる可能性もありますね。

 平均消費電力については,については TDP が示すとおり負けて(上回って)しまっています。

 しかし,最大消費電力は「RTX 2080」と比較してそこまで変わらない(30W程度)ので,その点は電源選びの際に参考にするようでしょう。

 そして,驚いたのが動作温度です。

 今回の「RX Vega 64」は


 簡易水冷なので一番低くて当然として,「Radeon VII」はそれに迫るほどの冷却性能を有しています。

 高負荷時でも最大で 62℃というのはかなり低い数字になるでしょう。

 この数字を見ると計測ミスかと思いますが,「4Gamer」側も気になって何回か計測し直しても同じような結果になったとのことなので,正しい数字なのでしょう。

 なので,「Radeon VII」の GPUクーラー冷却性能はかなり高いレベルにあると思います。

 この結果というのは,

Radeon VIIは日立化成の黒鉛垂直配向熱伝導シートを採用 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1168671.html


 この熱伝導シートを採用したというのも大きいのかもしれません。

 「日立化成」の黒鉛垂直配向熱伝導シート「TC-HM03」が採用されているということで,グリスではないようです。

 熱伝導率も,実効性能で 25W/m・k ~ 45W/m・k ということで,かなり良いものになっているようです。

 黒鉛というと硬そうなイメージがありますが,この製品は柔軟性に富んでいるということで,ちゃんとチップに密着してくれるのでしょう。


 もしかしたら,この熱伝導シートの需要が今後増えていくかもしれませんね。

 まぁ価格はそれなりにお高いのでしょうし,一般向けにするには難しそうですけど。


 そして,その「Radeon VII」は先日発売開始されましたが,店頭も通販もすぐに売り切れとなったそうです。

 価格はギリギリ税込で 10万円を切ってきたようですので,初登場時と考えればかなり安いですよね。

 同じ設定価格の「RTX 2080」が 13万円位だったことを考えると,その安さが分かるかと。

 この価格であれば,供給量が少ないという噂もありましたし,在庫があるうちに購入してしまおうと考えた人が多いのもわかります。

 私も欲しかったですが,さすがに 10万円というのは今の状況では辛いですね・・・

 停電ェ・・・



 ちなみに,

Radeon VIIのカスタム仕様のカードの可能性はあるか? -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9675.html

 メーカー独自のオリファンモデルが出る可能性は低そうです。

 カスタム版というのが,GPUクーラーを含めてのものなのか,動作クロックやらを弄れるという事なのか分かりませんが,明確にしないということは予定はないということかと。

 まぁリファレンス製品でも十分な冷却能力があるということが分かりましたし,オリファンモデルが出なくても大丈夫そうではありますけど。


 ですが,性能第一でオーバークロックしていきたいとなると,8PIN×3な製品が出てきてほしいという人もいるかもしれませんね。

 まぁこれは供給能力次第なところもあるでしょうし,品薄が噂されている現状ではどうしようもないことでしょう。

 すでに初回ロット分については完売のようですし,次の入荷予定についてもまだ分かっていません。

 なので,期待せずに,期待して待っていましょう。





GeForce GTX 1660 Tiの話題2題―発売が近づいているかもしれない? -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9674.html


 本当に「GTX 1660 Ti」という名前になるのね。

 このセンスのないネーミングはどういうことなのでしょうか。

 わざわざこのような名称にしたということは,何かしらの意味があるのだとは思いますけど。


 その「GTX 1660 Ti」を搭載する製品には,通常のデュアルファン形式の物に限らず,シングルファンのものもあるようです。

 まぁこれは当然のことというか,以前も同じような製品がありましたので特に驚くようなことではないでしょう。


 気になることとしては,

GeForce GTX 1660 TiにはTensor Coreがある? -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9678.html

 その仕様について,「Tensor コア」が搭載されるかもしれないようです。


 「RTX 2000」シリーズは,「リアルタイムレイトレーシングアクセラレータ」機能向けとして「RT コア」があり,深層学習等向けに「Tensor コア」が搭載されています。

 「GTX 1660 Ti」では,レイトレーシング向けの「RT コア」は搭載されないとは言われていました。

 そして,「Tensor コア」についても非搭載となるという噂がありましたが,もしかしたら残る可能性もあると。

 これについては,有ると実行性能が上がるのかもしれませんが,大した影響がないとなるとコストアップの要因となります。

 まぁどうせならば搭載されていたほうが良いですけどね。


 これが結局の所どうなるかは,販売開始とならないと分からないでしょうね。

 すでにリテールショップへの掲載が始まったということは,そろそろ出るとは思いますけど。

 「RTX 2000」シリーズがワンランク上の価格帯になっていますので,「GTX 1600」シリーズにはコストパフォーマンスの面で期待しています。

 「GTX 1060」以上の名機になってほしいな。





Guru3D、計算量を4倍に引き上げた改造版「Cinebench R15 Extreme Edition」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1168641.html


 これは試してみたいですね。


 既存の「Maxon」が公開している「Cinebench R15」は,公開されてから数年経過しており,現在のメニーコア化している状況にあってきていないと。

 なので,より計算量を(4倍に)増やしてベンチマーク時間を延長することで,メニーコアな環境でもより正確に計算できるようにすると。

 確かに,現在のハイエンド CPUを用いれば,「Cinebench R15」はあっという間に終わってしまいますよね。

 私が現在使用している

「Xeon E5-2620 V4」を 2基搭載した PCの現状について(2018/03/22)
https://310satyo.blogspot.com/2018/03/20180322.html

 でもあっという間に終わってしまいますしね。

 しかし,非公式の改造版というのが気になるところです。

 おそらく OS等に深刻なダメージを与えることは無いでしょうけど,ちょっと利用するのには躊躇してしまいます。

 ですが,今回の「Cinebench R15 Extreme Edition」にはとても興味が湧いているので,まぁ試してみることになるでしょうね。

 できれば,公式というか「Maxon」の方で改良版を出して欲しいところですが,そのような動きはないのかな?


 とりあえず,ダウンロードしておいて,時間があるときに色々な PCでこのソフトを走らせてみたいと思います。

 そのときには計測結果をお知らせしますね。





 ではではノシ


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