2019年11月14日木曜日
PC関係の新情報(「Ryzen 9 3950X」「Ryzen Threadripper 3970X」「Ryzen Threadripper 3960X」「Athlon 3000G」発表&仕様判明&発売日情報,「cTDP down」機能)(2019/11/14)
寒くなってきましたね。
もう冬です。
この季節になると,登山するのには注意が必要かな。
雪が降っているようなところには行きたくないですからね。
そうなると,当分はロードバイクで走るようかね。
第3世代Ryzen Threadripper, TRX40, Ryzen 9 3950Xが発表される -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-10025.html
とうとう発表されましたね。
第3世代「Ryzen」の登場が 7月でしたから,それから 4ヶ月も経過しているということになります。
もうそんなに経ったのですね・・・
まず,最初に触れるのは「Ryzen 9 3950X」について。
こちらは以前からその存在が話しされていました。
現行では「Ryzen 9 3900X」が 12コアな CPUとして,第3世代「Ryzen」の最上位品となっています。
そして,その上を行く 16コアものコア数を持つ CPUとして「Ryzen 9 3950X」が追加されることになります。
スペックとしては,
Ryzen 9 3950X・・・16コア32スレッド│3.50GHz/4.70GHz│L2 512kB×16/L3 64MB│2ch DDR4-3200│TDP 105W│$749│2019年11月25日
Ryzen 9 3900X・・・12コア24スレッド│3.80GHz/4.60GHz│L2 512kB×12/L3 64MB│2ch DDR4-3200│TDP 105W│$499│2019年7月7日
となっています。
コア数が増えた分,標準動作クロックは下がってしまっていますが,ブーストクロックは向上しています。
まぁこのブーストクロックは 1コアでのもので,全コアの場合というものではありません。
それでも,このコア数でこの動作クロックという仕様で TDP 105W に収めてきたのは凄いですね。
実際の消費電力は上回ってくるでしょうけど,定格動作させるのであれば空冷で十分冷やせるでしょう。
・・・冷やせるよね?
「AM4」ソケットのサイズで 16コアになりますから,そこのところは心配ですよ。
$749 ということは,日本で販売されるとなると 10万円前後からのスタートになるかな?
16コアの CPUがこの値段,初値でこれですから普通に安いと言えるでしょう。
まぁコア数あたりの安さでいったら,
値下がりしている「Ryzen Threadripper 2970WX」を用いてできるだけ安く組む方法をまた考えてみた(2019/10/22)
https://310satyo.blogspot.com/2019/10/20191022.html
「Ryzen Threadripper 2970WX」に負けますけどね。
あれは本当に安かったけど,決心しきれず買い逃してしまいました・・・
いや 24コアなんて使い切るような作業をしていませんし,さすがに気軽に買うには出費額がでかすぎます。
話がそれましたが,今回の「Ryzen 9 3950X」は面白い良い製品だと思います。
そして,別に触れられていた「Ryzen Master」の「cTDP down」機能についても面白そうです。
この機能により,
TDP 105W(95W) ⇒ TDP 65W
TDP 65W ⇒ TDP 45W
TDP 45W ⇒ TDP 35W
という形で,より低い TDP設定で動作させられるとのこと。
「Ryzen 9 3950X」の場合,65W設定にすることで,性能は通常比 77%に低下するようですが,消費電力が 44%に,温度も 7℃低下するとのこと。
TDP設定を下げることで動作クロックが下がることになりますから,性能が下がるのは仕方ありません。
それに伴い消費電力や動作温度も下がることになるのですが,その値が凄いです。
性能が 8割程度になるけど,消費電力は半減,動作温度も 7℃も下がるということですから,これは意味のある要素ですよ。
コンパクトな PCケースに搭載することになり,CPUクーラーもより小さくなって冷却性能が下がる,そのような場合にも設定を変更することで対応できます。
そういった要素があるというだけ,より安心して PCを組むことが出来ますから。
このような設定は以前もありましたが,ここまで効果があると思いませんでしたので,機会があれば試してみたいものです。
続いては第3世代「Ryzen Threadripper」について。
今回発表されたのは「Ryzen Threadripper 3970X」と「Ryzen Threadripper 3960X」の 2種類になります。
それぞれのスペックは,
Ryzen Threadripper 3970X・・・32コア64スレッド│3.70GHz/4.50GHz│L2 512kB×32/L3 128MB│4ch DDR4-3200│TDP 280W│$1,999│2019年11月25日
Ryzen Threadripper 3960X・・・24コア48スレッド│3.80GHz/4.50GHz│L2 512kB×24/L3 128MB│4ch DDR4-3200│TDP 280W│$1,399│2019年11月25日
となります。
前世代の「Ryzen Threadripper 2990WX」が「Ryzen Threadripper 3970X」に,「Ryzen Threadripper 2970WX」が「Ryzen Threadripper 3960X」となったような形かな。
上に書いた「Ryzen 9 3950X」と合わせると,
Ryzen Threadripper 3970X・・・32コア64スレッド│3.70GHz/4.50GHz│L2 512kB×32/L3 128MB│4ch DDR4-3200│TDP 280W│$1,999│2019年11月25日
Ryzen Threadripper 3960X・・・24コア48スレッド│3.80GHz/4.50GHz│L2 512kB×24/L3 128MB│4ch DDR4-3200│TDP 280W│$1,399│22019年11月25日
Ryzen 9 3950X・・・16コア32スレッド│3.50GHz/4.70GHz│L2 512kB×16/L3 64MB│2ch DDR4-3200│TDP 105W│$749│2019年11月25日
Ryzen 9 3900X・・・12コア24スレッド│3.80GHz/4.60GHz│L2 512kB×12/L3 64MB│2ch DDR4-3200│TDP 105W│$499│2019年7月7日
ということで,コア数については順当に増えていっていますな。
これら数字からして,更に上の製品があるのは確実ですので,このままいくと「Ryzen Threadripper 3980X?」が 48コア,「Ryzen Threadripper 3990X?」が 64コアとなるのでしょうか。
これについては続報を待つようですね。
この仕様については,事前の情報通りというか,特にインパクトはありませんでした。
本当に,ただ単に順当に進化していっているのでね。
個人的には,すでに 12コアな
「ASRock X399 Phantom Gaming 6」と「Ryzen Threadripper 1920X」が届きました(2019/02/05)
https://310satyo.blogspot.com/2019/02/20190205.html
「Ryzen Threadripper 1920X」は所有しているので,やはりこれ以上のコア数の製品がほしいです。
そうなると,16コア以上になりますので,今回発表された 3製品はすべて気になります。
できれば「Ryzen Threadripper 3960X」以上にしたいところですが,価格設定が $1,399 となりますと,日本円では 20万円まではいかないにしても 15万円は超えてきますよね。
手が出せるとすれば 10万円以下,上の「Ryzen Threadripper 2970WX」みたいに 10万円以下になれば考えられます。
ですが,それ以上となると導入費用がちょっと厳しいな。
それに,毎回のことですが,これ以上 PCも増やせない,正確には置く場所が無いのですよね。
まぁそんな愚痴を言っても仕方ありませんね。
今回の「Ryzen Threadripper 3970X」と「Ryzen Threadripper 3960X」はどちらも良い製品であることに変わりはありませんから。
また,チップセットについては,私の場合は価格重視で「TRX40」を採用するようですかね。
機能性重視であれば,より多くの機能を持つ「TRX80」にするべきですが,やはり価格がね。
最後に「Athlon 3000G」ですが,スペックの方は
Athlon 3000G・・・2コア4スレッド│3.50GHz/*.**GHz│L2 512kB×2/L3 4MB│Vega 3 192sp│2ch DDR4-2933│TDP 35W│$49│2019年11月19日
となっています。
今回の製品はオーバークロックにも対応していることで,一部の好事家の人はこの CPUでの極限オーバークロックを試すことでしょうね。
2コア4スレッドあって 3.50GHz動作,それでいて TDP 35W ですし,これは廉価品として十分なスペックとなります。
価格設定も $49 ですから,販売価格は 6,000円を超えるくらいになりますかね。
これなら「Celeron」相手にも戦えますかな。
いや,この価格で 2コア4スレッドな CPUを利用できるのですから,本当に良い時代になりましたよ。
性能的にも,一昔前の「Core i3」並のものがあるでしょう。
これを搭載した事務用PCが増えませんかね。
今回登場した 4製品,どの CPUも良い製品です。
後は発売されるのを待つばかりですね。
まず今月の 19日に「Athlon 3000G」が,その後の 25日に残る 3製品が登場します。
もう発売まで時間もありませんし,組もうと考えている方はちゃんと準備しておきましょう。
ではではノシ
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