2020年10月9日金曜日

PC関係の新情報(「Zen 3」採用「Ryzen 5000」シリーズ発表&2020年11月5日発売開始,「Radeon RX 6000」シリーズの性能に関する小情報)(2020/10/09)

 


 雨だ。

 台風だ。

 まぁまだ 10月だから来ますよね。

 しかし,雨は勘弁してほしい。

 全く外で運動できない。

 雨の中でも走ろうような・・・そんなヤル気はない。








AMD、Zen 3採用のデスクトップCPU「Ryzen 5000」シリーズ -PCWatch

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1281831.html

Core i9-10900Kと比較して電力効率2.8倍。IPCでもIntelを圧倒するZen 3 -PCWatch

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1281843.html



 発表されましたね。


 その発表内容というか動画は

Where Gaming Begins | AMD Ryzen™ Desktop Processors

https://www.youtube.com/watch?v=iuiO6rqYV4o



 こちらになります。


 まずは,「Zen 3」を採用した「Vermeer」こと「Ryzen 5000」シリーズについての話です。

 以前から色々と噂の情報について触れてきましたが,今回正式に発表されました。



 まず,「Zen 2」からの改善点として,

  • CCX構成の変更(1CCX 4コア ⇒ 1CCX 8コア)によるレイテンシの低下
  • それに伴いキャッシュ容量も倍増(1CCX 16MB ⇒ 32MB)
  • IPCの向上(19%アップ)

 といったことが発表されました。


 構成変更については以前から言われていたことですね。

 それに伴い,性能も向上してくるという予想でしたが,順当な結果となりました。

 前世代から 2割近い性能向上,これは頑張ったと思います。

 同じ 7nmプロセス世代での向上になりますので,プロセス変更の恩恵無しにこの数字ですから。



 この表からも,色々な要素を突き詰めていて,性能向上を実現したことがうかがえます。

 「Ryzen 3000」シリーズでも十分に良い性能でしたが,そこから性能向上してきた「Ryzen 5000」シリーズは凄いモノとなりそうです。

 さて,その実性能としましては,




 といった表から分かりますね。

 「Ryzen 9 3900XT」と「Ryzen 9 5900X」では,平均して 3割近く fpsが向上しています。

 「Cinebench R20」では「Ryzen 9 5900X」が「Core i9-10900K」よりも 16%近く高速であると。

 更には,多くのゲームにおいても同様の傾向にあるということです。

 こうなりますと,もうゲーム用としてならば「Intel」製品が有利ということも無くなってきそうですね。

 私は,今まで友人がゲーム用の PCを組むのであれば,必ず「Intel」をオススメしていましたけど,今後はそうならないかも。

 最適化以上に,「Ryzen」の性能向上具合が凄いということなのでね。




 そして,今回発表されたラインナップとしては

Ryzen 9 5950X・・・16コア32スレッド│3.40GHz/4.90GHz│L2 512MB×16/L3 64MB│DDR4-****│PCI-e 4.0 **レーン│TDP 105W│$799│2019年11月5日

Ryzen 9 5900X・・・12コア24スレッド│3.70GHz/4.80GHz│L2 512MB×12/L3 64MB│DDR4-****│PCI-e 4.0 **レーン│TDP 105W│$549│2019年11月5日

Ryzen 7 5800X・・・ 8コア16スレッド│3.80GHz/4.70GHz│L2 512MB×8 /L3 32MB│DDR4-****│PCI-e 4.0 **レーン│TDP 105W│$449│2019年11月5日

Ryzen 5 5600X・・・ 6コア12スレッド│3.70GHz/4.60GHz│L2 512MB×6 /L3 32MB│DDR4-****│PCI-e 4.0 **レーン│TDP  65W│$299│2019年11月5日

 となっています。


 前世代は

Ryzen 9 3900X・・・12コア24スレッド│3.80GHz/4.60GHz│L2 512MB×12/L3 64MB│DDR4-3200│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 105W│$499│2019年7月7日

Ryzen 7 3800X・・・ 8コア16スレッド│3.90GHz/4.50GHz│L2 512MB×8 /L3 32MB│DDR4-3200│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 105W│$399│2019年7月7日

Ryzen 7 3700X・・・ 8コア16スレッド│3.60GHz/4.40GHz│L2 512MB×8 /L3 32MB│DDR4-3200│PCI-e 4.0 40レーン│TDP  65W│$329│2019年7月7日

Ryzen 5 3600X・・・ 6コア12スレッド│3.80GHz/4.40GHz│L2 512MB×6 /L3 32MB│DDR4-3200│PCI-e 4.0 40レーン│TDP  95W│$249│2019年7月7日

Ryzen 5 3600 ・・・ 6コア12スレッド│3.60GHz/4.20GHz│L2 512MB×6 /L3 32MB│DDR4-3200│PCI-e 4.0 40レーン│TDP  65W│$199│2019年7月7日

 ですね。


 まぁ「-X」付きのモデルから登場してくるというのはいつもの流れでしょう。

 そして,3桁番号とコア数の関係は変わらずです。

 メインストリーム向け CPUの場合は 16コアもあれば十分だと思いますので,これ以上増やす必要も無いと思いますし,しばらくはこのコア数のままでいきそうです。

 ブースト時の動作クロックが 5.00GHzに到達しなかったのは残念ですが,105Wという TDP枠に収めようとするとこれが限界だったのですかね。

 もう TDPなんてあってないようなものですし,見栄え的には 5.00GHzにして欲しかったです。

 いや,これは後で「Extreme」版的な,5.00GHzになっている製品がでるということですかね?

 そして気になるのは,値段が上がっているということです。

 「*900X」と「*800X」,「*600X」すべてにおいて,前世代比で $50 の値上がりとなっています。

 性能を考えれば仕方ないことなのかもしれないですけど,これは素直にショックでした。

 個人的には,価格を安くすることはできませんけど,最低でも現状維持だろうと思っていましたのでね。

 これは,「Intel」よりも確実に上になったと,だから無理して安く売る必要がなくなった,適正価格に戻したということですかね。

 今までの「Ryzen」シリーズが安すぎた,市場シェアを上げるために一時的に値下げしていただけだと。

 まぁこの価格でも購入しようと思う人はいるでしょうし,私も仕方ないかとは思います。

 でも,今までと比較してしまうとお買い得感が無いのは事実です。

 私としては,「-X」付きでは無い,8コアで動作クロックが低めな「Ryzen 7 3700」あたりが $349あたりで販売されるようだと嬉しいです。

 いや,まぁまず無いと思いますけどね。


 性能については満足というか良い物になってますが,価格の方は残念でした。

 後は「-X」の無い無印版がいつ登場するのか,そこを知りたいです。


 そして,次の世代である




 「Zen 4」についても触れられました。

 詳しい情報はありませんでしたけど,5nmプロセスで製造されることと,2022年までには登場しそうであるということが表から分かりますね。

 今後 2年以内に,5nmプロセスの CPUが登場する,わくわくしていますね。

 とりあえず今は,今回登場した「Zen3」で楽しむこととしましょうか。






AMD、Radeon RX 6000シリーズの性能をチラ見せ。最新タイトルは4Kでも60fps超え -PCWatch

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1281835.html


 こちらは本当にチラッとした発表です。

 詳細については,月末の 10月28日に発表される予定ですからね。

 今回の情報は,主に



 これだけ。

 ここに記載されているゲームタイトルについては,4K解像度においても 60fps以上をキープできていると。

 これは最上位モデルでの話なのかな?

 「Call of Duty: Modern Warfare」の 4K解像度において,「RTX 3080」が


GeForce RTX 3080 FEは4Kで輝く!RTX 2080 Ti/2080/GTX 1080とゲーム13本で徹底検証

https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/027/4027177/5/


 平均 90fps位を記録しているのに対して,今回の製品では 88fpsとなっています。

 細かな設定とか,周辺仕様,特に CPUに何を使用したかは分かりませんが,単純に比較すると「RTX 3080」並の数字を記録しています。

 まぁこれは良い数字を出してきているのでしょうし,CPUに今回の「Ryzen 9 5950X」を使用していたりしたら,上の検証記事よりも有利な環境なのかもしれません。

 なので,同じ環境で比較したら,もっと数字の変化が出てくることでしょう。

 しかし,「RTX 3080」に近い性能の製品が登場してくるかもしれない。

 そう期待の持てる内容になりましたね。

 おそらくは,今回の製品は最上位品,なので「RTX 3090」に対抗できるものは無さそうですけど,前世代と比べたら大分進化していますよ。

 「AMD」には,グラフィックカード市場における「Nvidia」一強状態を打破してほしいので,今回も期待しています。

 「RTX 3070」並の性能のものを,5万円を切る価格で登場させてくれないかな?

 それは強欲が過ぎるか・・・






 ではではノシ


0 件のコメント:

コメントを投稿