ようやく。
やっとのことで数字が合いました。
あぁ大変だった。
でも合わないとだめだからなぁ。
とりあえず安心して週末を迎えられますよ。
https://www.amd.com/ja/graphics/amd-radeon-rx-6000-series
とうとう発表されましたね。
あの「RX 3000」シリーズに対抗できるのか,今月の頭から気になっていましたよ。
「Ryzen 5000」シリーズがあれだけ優秀でしたから,余計にね。
さて,その発表内容についてですが,
https://www.youtube.com/watch?v=oHpgu-cTjyM
こちらで公開されています。
まぁ私のような簡単な英語しか分からない人間にとっては,
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1285924.html
こういったまとめた記事があると助かるのですけど。
まずはその「RX 6000」シリーズに搭載される GPUについて。
「RDNA 2」ということで,現行の「RX 5000」シリーズに搭載されている「RDNA」の後継品となります。
その性能としては,「RDNA」比で
- 構造を見直したことで 30%の電力改善
- 「Infinity Cache」を 128MB搭載し省電力化
- 再設計により動作クロックを 30%向上
ということになっていると。
そのおかげで電力比性能 54%向上しており,実ゲームにおいては 約2倍という性能になっているそうです。
これはかなりの進化と言えますよね。
「Infinity Cache」については,採用することで「GDDR6 384bit」よりも「GDDR6 256bit+Infinity Cache」の組み合わせの方がメモリコントローラの消費電力を抑えることができるようです。
具体的には 10%ほどの削減になりますが,それと合わせて実効レートで「GDDR6 384bit」と比較して 約2.17倍の帯域を実現したとのこと。
むしろこの帯域の広がり具合のほうが凄いですよね。
いろいろな改良の積み重ねによりこの性能を実現できたのでしょうけど,個人的にはこの「RX 6000」シリーズでここまで性能を上げてくるとは思っていませんでした。
これは「Ryzen」の培ってきたものがってこその成果なのですかね?
かなりビックリです。
さて,後はその GPUを搭載した実製品,カード本体の性能になりますが,まずはそのラインナップから。
RX 6900 XT・・・CU数 80 │StreamProcessor 5,120│*,***MHz/2,015MHz/2,250MHz│GDDR6 16GB/256-bit│Infinity Cache 128MB│TDP 300W│$999│2020/12/8
RX 6800 XT・・・CU数 72 │StreamProcessor 4,608│*,***MHz/2,015MHz/2,250MHz│GDDR6 16GB/256-bit│Infinity Cache 128MB│TDP 300W│$649│2020/11/18
RX 6800・・・CU数 60 │StreamProcessor 3,840│*,***MHz/1,815MHz/2,105MHz│GDDR6 16GB/256-bit│Infinity Cache 128MB│TDP 250W│$579│2020/11/18
となっています。
今回は 3種類の製品が発表されたということですね。
それぞれの性能について触れていきますと,
まずは「RX 6800 XT」から。
一番最初に発表されたのがこの製品でした。
ナンバリング的に,対抗製品としては「RTX 3080」が考えられています。
4Kではなく 1440Pでの比較ですが,「RTX 3080」と比較しても同等と言えるでしょう。
タイトルによっては大きく fpsが上回っているものもあります。
私はまずこの「RTX 3080」に対抗できる製品が出てくるかどうかが怪しいと思っていましたので,この数値にはビックリです。
なかなかに凄いものを出してきましたね。
そしてお次は
「RX 6800」です。
こちらは数字的に「RTX 3070」対抗となりますかね。
グラフとしては「RTX 2080 Ti」の対抗品となっていますけど。
「RTX 3070」は「RTX 2080 Ti」よりも性能がちょい下となりますので,より性能が上の製品との比較になります。
その結果,ほとんどのゲームタイトルで性能が上回っていると。
これにもまた驚きです。
規模的には「RX 6800 XT」の 8割程度になりますが,それでこの性能です。
まぁ「RX 6800 XT」の結果からすると,妥当と言えるのですかね。
「RX 6800」でも十分ハイエンド品と言える性能を持っている,それで十分凄いと言えるかと思います。
そして最後に,
鷲掴みにして登場してきました,「RX 6900 XT」についてです。
これには更に驚きました。
まさか,「RTX 3090」に対抗できる製品になってくるとは・・・
この比較数字を見る限りでは,ほぼ同等の性能と言ってしまって良いでしょう。
まさか,同時期に登場した「Nvidia」の最上位品に並ぶ性能を持つ製品を出してくるなんて思っていませんでしたよ。
もう「RX 400」シリーズの頃から,「Nvidia」とは戦えていませんでしたからね。
ようやく互角といえるところまで追いついた,これは何年ぶりになるのでしょうかね。
ということで,今回の発表については,もう「AMD」ファンの方々は全員がビックリしたのではないでしょうか。
まさかここまでの物を出してくるとはね!
ちなみに,このベンチの数字については,「Ryzen 5000」シリーズの CPUを用いているようです。
「Intel」の製品と比較して,「Ryzen 5000」シリーズであれば 5%ほど高いスコアを出すことができる。
これは,自社製品同士だからこそ最適化できるからですかね。
なので,「RX 6000」シリーズを用いてゲームをするのであれば,「Ryzen 5000」シリーズを採用するべきでしょう。
これでまた買い替え需要が発生するのでしょうね。
後は,製品価格と出荷数がどうなるかです。
製品価格については,日本では「ASK税」がありますので,初値では $1=150円程度で計算されるのは確実だと思うべきでしょう。
なので,「RX 6800 XT」は 10万円を超えてくる,「RX 6800」は 9万円台半ばという価格になりますかね。
なので,しばらくは購入するのが馬鹿らしいと思う金額になるかもしれません。
しかし,この性能は魅力的ですし,欲しい自作erは多い,この価格でも突撃するでしょうね。
個人的には,性能と価格のバランスを考慮すると,「RX 6800 XT」が一番良いのではないかと思います。
それが 8万円位で購入できるようになるのであれば,思い切ってボーナスあたりで購入するかもしれません。
かもしれません・・・・
また,流通在庫がどれだけ出てくるかも気になるところですよね。
この時期に発表したということは,年末商戦を見据えてのことでしょう。
それまでにはそれなりの数を出荷できるようにはなっているはずですが,果たしてどうなのか。
3週間後に発売開始ですので,日本での入荷状況がどうなるのか,そこにも注目です。
聞いたところによると,レイトレーシングに係る性能については,「RTX 3000」シリーズに遅れを取るようです。
これについては,一朝一夕ではいかない,技術の差があるのでしょうね。
しかし,フレームレート重視な私からしたら,そこは気にならない,実性能がよければ問題なしです。
久々に「Nvidia」と勝負できる製品が登場しましたし,これは欲しいと思えました。
今後登場するであろう「RX 6700」以下のシリーズについても注目ですね。
まぁできればそれらがなるべく安い価格で販売されることに期待したいです。
しかし,費用対効果で考えると,「RX 6800 XT」はかなり魅力的なのですよね。
いくらになるのか,それ次第でボーナスの使いみちが大きく変わってくることになるかもしれませんよ。
ではではノシ
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