2021年7月17日土曜日

PC関係の新情報(「Core i9-12900K」5.30GHz動作,「Alder Lake-S(-K)」スペック情報,LGA1700 サイズ)(2021/07/17)

 


 あれだ。

 この暑さは辛い。

 エアコンが効いている部屋でしか生活できなさそう。

 いきなりのこの暑さは・・・

 年々生活しづらくなっていきますね。









https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-10995.html


 「Alder Lake-S」に関する続報です。

 今年の後半に登場するということもあり,続々と情報が出てきていますな。

 まず確認として,「Alder Lake-S」は最大 8コア「Golden Cove」と最大 8コアの「Greacmont」を組み合わせた CPUとなります。

 スマートフォン用の SoCと同じような「big.LITTLE」構成となっています。


 そして,今回はその仕様についての追加情報ですね。

 コア構成については情報がありましたが,動作クロック等は不明なままでした。

 しかし,今回の情報によると,

Golden Cove(Bigコア)⇒ 5.30GHz
Greacmont(Smallコア)⇒ 3.90GHz

 という動作周波数で動作していたとのこと。

 「CineBench R20」でこのような動作周波数になっていたということは,おそらくブースト時の動作クロックになるのでしょう。

 Bigコアの方が 5.00GHz越えで動作するのは,今までの製品ラインナップからして予想はできました。

 しかし,Smallコアの方も 3.90GHzで動作するというのはビックリです。

 個人的には,モバイル向け CPUと同じような数字,2.00GHz前後になるのではないかと思っていましたよ。

 ですが,その倍近い数字になっていたということで,普通に驚きましたね。

 Smallコアの方は低消費電力が売りなはずですが,この動作周波数となると,どれくらいの消費電力になるのですかね。


 そして,その「CineBench R20」のスコアになるのですが,

Core i9-12900K(8コア+8コア)・・・11300↑
Core i7-12700K(8コア+4コア)・・・ 9500↑
Core i5-12600K(6コア+4コア)・・・ 7400↑

 となっているようです。

 このスコアからすると,「Core i9-12900K」は「AMD Ryzen Threadripper 2990WX」,「Core i7-12700K」は「Ryzen 9 5950X」,そして「Core i5-12600K」は「Ryzen 9 3900X」に近い性能を有していることになりますな。

 上の動作クロックからすれば,登場時期の違いからしても,これ位のスコアになってもおかしくはないでしょう。

 また,Smallコアとはいえ 3.90GHzという動作周波数で動くのですから,メインをはれるだけの能力を有しているかも。

 北森さんも指摘していますが,「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」において,Smallコア 4つの差で 2000弱のスコア差が発生していますからね。

 こうなってくると,その Smallコアな「Greacmont」だけでもなかなかに良い感じの CPUを造れるのではないかと期待してしまいますな。

 まぁそれは実際に製品が出始めてどうなるか,モバイル向けに良さそうなのですがね。


 今回の「big.LITTLE」構成については,OS側,ソフト側での対応面が不安,上手いこと活用して動作させられるかが心配でしたが,このスコアであればその点は安心です。



 そんでもって,この後に新たな情報として


https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-10998.html


 ということがありました。

 そう,より詳細な情報が出てきたのですよ。

 その情報をまとめますと,


Core i9-12900K・・・Big 8コア16スレッド Small 8コア8スレッド│Big *.**GHz/5.00GHz/5.30GHz Small *.**GHz/3.70GHz*3.90GHz│L2 *MB/L3 30MB│Xe-LP 32EU|2ch DDR4-3200/DDR5-4800?│TDP(PL1)125W/PL2 228W)
Core i7-12700K・・・Big 8コア16スレッド Small 4コア4スレッド│Big *.**GHz/4.70GHz/5.00GHz Small *.**GHz/3.60GHz*3.80GHz│L2 *MB/L3 25MB│Xe-LP 32EU|2ch DDR4-3200/DDR5-4800?│TDP(PL1)125W/PL2 228W)
Core i5-12600K・・・Big 6コア12スレッド Small 4コア4スレッド│Big *.**GHz/4.50GHz/4.90GHz Small *.**GHz/3.40GHz*3.60GHz│L2 *MB/L3 20MB│Xe-LP 32EU|2ch DDR4-3200/DDR5-4800?│TDP(PL1)125W/PL2 228W)


 というスペックになるようです。

 なるほど,そういった形で差をだしていくのですね。


 まず名称として,「Golden Cove」こと Bigコアについては「Performance Core(P-Core)」で,「Gracemont」こと Smallコアは「Efficiency Core(E-Core)」と呼称するようです。

 それでいて,どちらの CPUコアもターボブースト機能を有していると,つまり上の記事にあった「CineBench R20」のスコアはブースト時の周波数により計測されたということですね。

 それならば「Golden Cove」だけを搭載する形でも良かったのではないかと思いますが,「Gracemont」がそれだけ省電力に優れるのですかね。

 いや,TDPというか PL2の値からして,今までは「Golden Cove」部分だけで達していたのに,「Gracemont」が追加されて 228Wというのは凄いことですよ。

 「Intel」は最近動作クロックを上げるために消費電力をマシマシにしていましたからね。

 それが改善される・・・いや,この PL2の値からしたら改善とは言えないか。

 でも,搭載されているチップからすると,頑張っている方と言えますかね。


 あと気になるのは,キャッシュ容量がどういった計算になっているのか。

 単純に比較すると,「Core i9-12900K」から「Core i7-12700K」になることで,「E-Core」が 4つ減っていまして,それに伴い L3キャッシュが 5MB減っています。

 これはつまり,「E-Core」が 4つで 5MB分のキャッシュ容量を備えているということなのかな?

 もう一つ,「Core i7-12700K」から「Core i5-12600K」では「P-Core」が 2つ減りまして,同じく L3キャッシュが 5MB減っていると。

 そうなりますと,「P-Core」 2つで 5MB分の L3キャッシュを備えている形?

 であれば,それぞれのキャッシュ容量に説明が付くことになりますかね。

 そこら辺の詳しいことについては,今後の説明に期待かな?


 今回,より詳細な「Alder Lake-S」の情報が入りました。

 上の「CineBench R20」の数字が本当であれば,その性能には大きく期待が持てますね。

 まぁ私が購入するとすれば,より TDPの低い無印モデルになるでしょうけど。

 そして,価格設定がどうなるかというのも重要かな。


 その他に,


https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-10976.html


 「Alder Lake-S」から採用される「LGA1700」についての話題です。

 個人的に一番心配だったのがソケットサイズのことなのですが,これが大きくなると CPUクーラー用の穴の位置も異なってきます。

 それがどうなるのかというと,今回の情報ではその位置が異なってくる,より拡がるようです。

 現行品までは 75mm×75mm というサイズですが,「LGA1700」からは 78mm×78mm ということで,ちょっと拡がります。

 3mmの差になりますが,これだけ変わるとなると既存品は利用できないでしょうね。

 ヒートスプレッダの高さも変わる,若干低くなるようですしね。

 固定部分のパーツを交換すれば対応可能なのかもしれませんが,費用や手間を考えると,どうせならば新たな CPUクーラーを購入するようですかね。

 既存品を使い回しできないのは痛い,余計な出費が嵩みますな。

 こちらは残念な情報になりますが,仕方ないか。





 ではではノシ


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