2022年5月25日水曜日

PC関係の新情報(「AMD」の「key note」で発表された「Ryzen 7000」シリーズこと「Raphael」に係る新情報②)(2022/05/25)

 


 ダメだ。

 色々なことへのモチベが下がっている。

 特にゲーム関係ね。

 やりたいけど、気が進まない。

 良くない状態だよなぁ。






https://310satyo.blogspot.com/2022/05/20220524.html


 昨日の続きですね。

 前回は、「Computex 2022 AMD key note」に関する情報について触れました。

 その中では、ざっとまとめると
  • 「AM5」では「LGA1718」ソケットになる
  • CPUクーラーについては「AM4」対応品を流用できる
  • CPU部分は 5nm、I/O・GPUは 6nmで製造
  • DDR5メモリ及び PCI Express 5.0(24レーン)に対応
  • 最大でTDP 170W
  • 最大動作クロック 5.50GHz
 といったものでしたね。


 今回はその情報の補足事項ということで、「北森瓦版」さんがまとめてくれました。
 
 なので、その内容について触れていきたいと思います。


https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-11376.html


 こちらの内容ですね。

 内容について転記させていただくと、
  • Ryzen 7000はTDP125W / Package Power Tracking (PPT) 170W
  • Ghostwire Tokyoの5.5GHzのデモはオーバークロックしたものではなく定格仕様
  • Ryzen 7000で2倍に増量されたL2 cacheはIPCの向上に寄与する
  • Ryzen 7000はPCI-Express 5.0を28レーン有しており、うち24レーンをdGPUやNVMe storageに使うことができる
  • 1:1 infinity Fabric clock (周波数の数字は言及されず)
  • B650マザーボードはB550マザーと同等のオーバークロック機能を有する(つまりこれまでのB350, B450, B550と同様)
  • 内蔵されるRDNA 2 GPUはVideo Encode/Decodeをともにサポートする
  • RDNA 2 GPUの内蔵はビジネスマーケットへの展開のためないしは、診断(トラブル切り分け?)のため
 とのこと。


 一番上から触れていきましょうか。

 まず TDPが 170Wでは無かったというのは朗報ですね?

 PPT(Package Power Tracking)は実消費電力に近い数字となります。

 CPU側に、冷却面等で余力があれば TDPの数値以上にオーバークロックする、その上限が PPTとなります。

 なので、TDP 125W で PPT 170W であったというのは朗報ですよ。

 もし TDP 170W であったならば、PPTは 200Wを超えていたでしょうしね。

 それに、この数字は最上位品の数値となるでしょう。

 そうなると、「Intel」製品に比べれば大人しいと言える部類になりますな。


 そして、5.50GHz動作していたというのも、定格仕様であると。

 それも定格であると。

 これが全コアなのか、一部コアのみなのかは分かりませんが、5.10GHz~5.50GHzの間で動いていたようなので、全コア 5.00GHzしてくるのは確実かな。

 そうなると、性能面では大きな期待が持てそうです。

 キャッシュ容量も増えていますし、これは「Ryzen 7 5800X3D」で大きな効果があると分かっていますからね。

 先日の発表では、シングルスレッド性能が 15%アップとしていました。

 これは同クロックで比較した場合の数値となりますよね?

 であれば、より高クロックになると 20%以上のアップが期待できるということでしょうか。

 そうして色々とワクワクさせられる状態にあるというだけで、現時点では十分と言えるでしょうか。

 こうして新製品の発表前に、「この程度じゃ・・・」と思われるようではダメですからね。


 「PCI-Express 5.0」レーン数等の話は置いておいて、お次は内蔵GPUについて。

 こちらについては勘違いしていました。

 基本的には、全ての「Ryzen 7000」シリーズ CPUについて、内蔵GPUは有効化されているようです。

 しかし、その規模は小さく、APUと呼ばれるようなレベルには無いと。

 そういった状態になるようなのです。

 そして、その目的としては、「Robert Hallock氏 (AMD Director of Technical Marketing) 」が語ってくれています。


Ryzen 7000 series (“Raphael”) は“CPU”という認識だ。
IO dieに搭載されたGraphics coreは大きなものではない。
しかしながらもGraphicsを追加したのは3つの目的がある。
1つは“Raphael”―Ryzen 7000 seriesの購買層を広げ、単体グラフィックスを購入しないようなビジネスマーケットにも訴求することだ。Video encode/decodeを備えつつ、オフィスワークでディスプレイを表示させるような用途にも“Raphael”を持っていくことができ、Ryzen Proにおいては大きな強みとなるだろう。
2つめはトラブル切り分けのためだ。しばしばグラフィックスカードがトラブルを起こすことがあるだろう。その時に別のグラフィックカードを持ってこなくてもよくなる。
3つめは単体グラフィックスカードを購入しているユーザーにおいても、GPUがそろわないといったようなときにも、GPUなしでもとりあえずはRyzen 7000 seriesでシステムを構築できるようにするためである。
AMDではAPUは“Big Graphics”を搭載するもの、CPUは“little graphics”を搭載するものと使い分けていく。


 ということで、良い着眼点であると言えますね。

 的を射ているというか、欠点を正確に把握していたのですね。

 今までの「Ryzen」シリーズの弱点であった部分を解消することで、どれだけの効果があるのか・・・


 まず、従来までの「Rzyen」シリーズについては、「Intel」製品とは異なり、内蔵GPUレス製品となっていました。

 なので一般向けPCに搭載することが難しかったのですよね。

 別途グラフィックカードが必ず必要になりますし、それを搭載するとなると、今の相場ではそれなりの値段がする。

 となると、価格面で「Intel」製品に対抗できなくなりますから。

 これが一番大きかったというか、良い製品であっても主流になりえなかった要因でしょうね。

 しかし、性能が低くても、そこに標準で内蔵GPUが搭載されるようになれば、その使い勝手は大きく向上することになります。

 上の目的にありますとおり、障害時の切り分けのためのテスト動作もすることが可能になる。

 私もその時のために、内蔵GPUありの「Core i7-12700」を購入しましたからね。

 やはり、いざというときのために、この部分を気にする人は多いのでしょう。

 そして、そういった人が気軽に購入できるようにするためには、低性能でも内蔵GPUの搭載が必要と言うこと。

 それをしっかり解決してきたのですから、「AMD」も市場の声はしっかり拾っているということなのでしょう。


 うん、改めまして、発表された内容については期待の持てるモノでした。

 あとは、無事に製品が発売されることを祈るだけ。

 まぁこの段階で 5.50GHz動作する製品があるのですから、半年あれば製品販売までもっていけるでしょう。

 そうなると、心配なのは「Intel」の方か。

 後出しで性能が低いとなると買われないでしょうし、その投入時期を見定めているところですかね。

 とりあえず、登場するのは今年の第4四半期です。

 その登場が楽しみではありますが、私が組むかどうかは分かりませんけどね。





 ではではノシ


0 件のコメント:

コメントを投稿