2017年9月2日土曜日
PC関係の新情報(Infinity Fabric コスト削減,RX Vega 赤字,Coffeelake 性能,Chrome Enterprise)(2017/09/02)
最近寒いですね。
明後日あたりから気温が上がり始めるようですが,それまでは我慢しないと。
寒いと腰が痛くなるから嫌なんですよね。
こういう季節にそぐわない変な気象はやめてもらいたいです。
聞いてますか,地球さん?
EPYCは4ダイMulti-chip-moduleにより、40%以上のコスト削減を実現した -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-9078.html
そんなにもコスト低減に繋がっているのか。
多コアCPUを一つのダイで製造するよりも,少コアなダイを連結させるほうが安くなるということなのでしょう。
それだけ今までのハイエンド製品の歩留まりは悪かったということですね。
それにしても,41%ものコスト低減というのは凄いですね。
ダイサイズは大きくなってしまうでしょうが,それを考慮しても素晴らしい結果でしょう。
今後はこういった製造の形がスタンダードになってくるのでしょうか?
より多コアな製品が安価に登場することはありがたいことなので,引き続き「AMD」には頑張ってもらいたいものです。
ちなみに,この結果には「Infinity Fabric」という技術が大きく影響しています。
「Ryzen」や「Ryzen Threadripper」,「EPYC」,GPUな「Vega」においても,ダイ間の接続については「Infinity Fabric」が用いられています。
これはダイ同士の接続だけではなく,ソケット間の接続もサポートしているようなので,その利便性は凄いことですね。
この技術を外部公表することはないようですが,他社製品を「Infinity Fabric」で接続することも可能なようですから,更にラインナップを発展させていくことも可能でしょう。
もしかしたら(無いだろうけど)CPUは「AMD」,GPUは「Nvidia」な APUの登場もありえるかもしれませんね。
また,今までも「Ryzen」に使用されているダイの歩留まりは良好だという話がありましたが,その中でもより高性能なダイが「Ryzen Threadripper」に使用されているとのことです。
製品発表時にそういった話があったようですが,私は全然知りませんでした。
しかし,上位 5%分で製造しているとなると,出荷量もそれだけ少ないということでしょう。
まぁ「Ryzen Threadripper」を求める層はそこまで多くないでしょうし,これくらいの割合で十分なのかもしれませんけどね。
Ryzen Threadripperが突然の値下げ。1950Xは1万9000円,1920Xは1万4000円前後も安価に -4Gamer
http://www.4gamer.net/games/300/G030061/20170823069/
最近になって御祝儀価格が終わり,値下げされてきたようですし,もう少し安くなったら購入を考えるようですね。
安価になったと言っても,
Ryzen TR 1950X・・・税込 138,240円 = 128,000円 ⇒ $999×128円(円/ドル)
Ryzen TR 1920X・・・税込 111,024円 = 102,800円 ⇒ $799×128円(円/ドル)
ということで,1ドル=128円で計算されていますから,現在の円相場からするとまだまだ高く感じます。
せめてあと 1万円は値下がってほしいところですが,一体いつになるのでしょうね・・・
CPU部門については,「Ryzen」の登場までは苦難の日々が続いていましたが,ここまで良くなったことは素直に喜ばしいです。
しかし,GPU部門の方はまだまだ厳しい状態が続くでしょう。
Radeon RX Vegaの品不足は10月位まで続く可能性があるよう -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-9079.html
「HBM2」の影響なのでしょうが,こちらは低い歩留まりとなっているようですので,今後も品不足が続くでしょう。
それに,
「Radeon RX Vega 64 Liquid Cooled Edition」レビュー。動作クロックがより高く消費電力の大きい簡易液冷版はどれだけ速いのか -4Gamer
http://www.4gamer.net/games/337/G033714/20170829093/
性能はそこそこですが,消費電力は高い状態ですので,あまり魅力には感じませんから。
更には,
Radeon RX Vegaは1台売れると100ドル以上の赤字になる? -PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/51984499.html
売れば売るほど赤字になるという話もあるようですし,完全に会社の足を引っ張っていますよね。
もうここまできたら,「Nvidia」に対抗することを諦めて,マイペースでいくできだと思いますよ。
ハイエンドでは勝負にならないのですから,そこは切り替えて「RX500」シリーズでの勝負に集中するべきかと。
ミドル帯であれば,価格次第ですが十分戦える性能はありますからね。
それでいて,次の「Navi」は時間をかけても良いので,それなりの製品に仕上げてほしいです。
無理して販売して,自分の身を削るのは良くないですよ。
「Nvidia」も新製品の開発を急いでいないようですし,GPU業界は停滞してしまうかもしれませんがね。
今後は「Nvidia」一強状態になり,「Ryzen」が出るまでの CPU業界と同じ状態になるかもしれませんが,それも仕方ないと思います。
その不利益を我々消費者が負うことになるでしょうが,他に対抗できる会社がいないのですからどうしようもないことかと。
こういった状況なのですから,「AMD」には賢い決断をしてもらいたいですね。
Core i7 8700Kのベンチマークスコアが掲載される -北森瓦版
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-9080.html
これは面白い結果になっていますね。
「Core i7 8700K」のシングルコア性能は「Core i7 7700K」とほぼ同じのようです。
動作周波数がどのような挙動になっているのか分かりませんが,これを見る限りでは「CoffeeLake」と「Kabylake」のコア性能はほとんど変わっていないと思われます。
なので,コア数がそこまで必要無い環境であれば,わざわざ移行する必要はないということでしょう。
ちなみに,同じコア数の「Core i7 7800X」に対しては,すべての面で上回っています。
こうなると「Skylake-X」の利点はメモリチャンネル数と PCI-eレーン数の多さしか無くなりますね。
内蔵GPUも搭載していませんし,私が今から購入することは無いでしょう。
そして,「Ryzen 7 1700」との比較ですが,シングルコア性能はもちろんのこと,マルチコア性能でも同等という結果です。
コア数こそ少ないですが,動作周波数の差によりこのような結果となったのでしょう。
しかし,なぜ比較対象を「Ryzen 7 1800X」にしなかったのでしょうね。
最上位モデル同士で比較するのが普通だと思うのですが,手元に機材がなかったのかな?
何にせよ,「Core i7 8700K」の性能は期待どおりのものになっています。
そうなってくると,後は登場時期と価格が気になってきますね。
登場時期については今秋とのことですが,9月はもう秋ですよね?
そろそろ登場すると思っていいのかな?
それと,価格の情報が出てこないことも気になりますが,ギリギリまで調整しているのでしょう。
私はそろそろPCを新たに「Ryzen」で組もうと考えているのですが,
「Ryzen」を使用した普段使い用PCの構成について考える(2017/08/31)
http://310satyo.blogspot.jp/2017/08/20170831.html
もうすぐ「CoffeeLake」が登場するというのであれば,もう少し待ちますよ。
なので,更なる情報が早く出てくることに期待したいです。
米グーグルが企業向け「Chrome OS」、Windows PCからの移行促す -ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082302122/?rt=nocnt
個人的には導入するのはアリだと思います。
「Chrome OS」を企業向けにした「Chrome Enterprise」についての話です。
ライセンス料金が 1台あたり$50(年間)となっていますが,これって割高にならないか?
「Windows」の場合,ライセンス料金は購入する時に発生するので,それ以降お金を払う必要がありません。
企業向けのサポートがあると言っても,この価格での移行を見送る企業も多いのでは?
それに,サポートが有るのは良いですが,何よりも重要なのはオフィスソフトとの互換性でしょう。
そこが明確になっていないと,導入に踏み切れないのが日本人です。
それに,私はまだ「Chrome OS」を使ったことがありませんが,操作感が大きく違ってしまうことに抵抗を覚える人も多いでしょう。
普及させるには色々と壁がありますが,上手いこと乗り越えていってほしいものです。
ではではノシ
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