月曜日までかと思いきや,水曜日までが修羅場となりました。
なんだそれ。
そこさえ抜ければ自由になる。
そう信じて頑張ります。
Qualcommが次世代ハイエンドSoC「Snapdragon 845」を発表 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1095261.html
「Snapdragon」については,順調に世代交代できているのでしょう。
毎年のように新製品が登場していますからね。
次世代ハイエンドSoC「Snapdragon 845」の詳細が明らかに -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1095559.html
その仕様も,簡単に一覧で比較すると
Snapdragon 845・・・Kryo 385(8コア,64bit)│Adreno 630│10nm(Samsung 10nmLPP)
Snapdragon 835・・・Kryo 280(8コア,64bit)│Adreno 540│10nm(Samsung 10nmLPE)
Snapdragon 820・・・Kryo(4コア,64bit)│Adreno 530│14nm
Snapdragon 810・・・Cortex-A57/53(8コア,64bit)│Adreno 430│20nm
Snapdragon 805・・・Krait450(4コア,32bit)│Adreno 420│28nm
Snapdragon 800・・・Krait400(4コア,32bit)│Adreno 330│28nm
こうなります。
順調に型番が上がってきていますから,全体的に性能は向上しているのでしょう。
一応「Snapdragon 835」と比較して,グラフィック性能は 30%向上し,消費電力は 30%低減されるとのことです。
同じ 10nmプロセスでも,10nmLPE から 10nmLPPに変わることで,それだけの差が出るものなのですね。
さすがは「Samsung」といったところでしょう。
他にも,
- Hexagon 685 DSP(AI処理)
- Spectra 280 ISP(映像処理)
- X20 LTE modem(モデム)
といったものが搭載されているとのことですので,様々な用途で高速に利用することが可能になるでしょう。
そして,その性能を活かし,
【速報】QualcommとMicrosoftが“Arm版Windows”を正式発表 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1095258.html
とうとう「Arm版Windows」を搭載した端末が登場します。
今のところは「ASUS」から「NovaGo」,「HP」からは「HP ENVY x2」というシリーズが登場します。
他にも,「Lenovo」からも製品が出てくる予定だそうです。
そして,まず登場する「NOVA Go」の方は,CPU に「Snapdragon 835」を搭載するようです。
上にあった「Snapdragon 845」は間に合わなかったようですね。
そして,メモリを 4GB搭載し,ストレージ(UFS 2.0 フラッシュメモリ)が 64GBのモデルが一番安いようで,それが $599 になるとのこと。
約$600 となると,日本では税込で 7万円を余裕で超えてきますね。
さすがにこの価格は高すぎますよ・・・
明らかになってきたArm版Windows 10の課題とそのメリット -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1095498.html
メリットというか注目すべき点として,バッテリーの持ちがあげられています。
「フルで2日使える」Windows 10 PC、HP・ASUSが発表。圧倒的バッテリー寿命をSnapdragon 835で実現 -engadget
http://japanese.engadget.com/2017/12/05/2-windows-10-pc-hp-asus-snapdragon-835/
関係者が
- 充電は1週間に1回で十分
- フルで使っても2日持つ
- スタンバイなら1か月
- 20時間の連続稼動可
と言っていたようですし,これはとても魅力的ですよね。
現在のバッテリーの持ちが良いという機種でも,せいぜい動作しても 十数時間ですから,連続稼動でもその倍近くは動くことになります。
これは,SoC自体が省電力なのと,「eMMC」の後継規格である「UFS 2.0」なストレージを搭載しているからだそうです。
個人的には,この情報を知ってかなり欲しくなりました。
この動作時間というのは化物というか,今までにないレベルですからね。
しかし,その性能はというと「Atom(Cherry Trail)よりは速く Core i3 よりは遅い」とのことですから,実際には「Atom」レベルなのでしょう。
そうなると,現行のノートPCによく搭載されている「Apollo Lake」と同程度と考えるべきですね。
そして,上に書いた「UFS 2.0」規格のストレージは,ランダムリード(ライト)の数字が低いのも気になります。
なので,駆動時間がかなり長くなった代わりに,性能面はイマイチという特徴の PCになります。
購入の際には,そのような製品に 7万円を出すのを許容できるかどうかですね。
LTEモデムを搭載しているというのも魅力的ですが,それとバッテリー時間だけが魅力の PCにしてはちょっと高いと感じます。
せめて,4GB メモリに 64GBストレージなモデルであれば,5万円前後であって欲しいです。
それくらいであれば,購入を考えてくる人も出てくるでしょうよ。
面白い製品だとは思いますが,高価格ですと微妙な結果に終わりそうです。
もう一度価格設定は考え直すべきだと思いますね。
また,別件で
AMDとQualcommが提携。Ryzenモバイル+Snapdragonモデムをセット提供 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1095260.html
「Raven Ridge」を搭載する APUモバイル端末に,標準で LTEモデムを搭載することになっているそうです。
これには AMDerは歓喜することでしょう。
「Raven Ridge」自体が期待の持てる CPUになりますし,それだけで購入を考える人もいるでしょうが,標準で LTEモデムも搭載しているとなると,更に価値が上がります。
個人的には,上の「Snapdragon 845」や「Arm版Windows」よりも,この件のほうが大きな衝撃を受けましたね。
おそらく,「Snapdragon」搭載の端末と「Raven Ridge」搭載の端末は,同じような価格帯で登場してくるでしょう。
そうなると,バッテリーの持ちをとるか,全体的な性能をとるのか,どちらを優先するかとなります。
私ならば,「Raven Ridge」搭載の端末を優先しますね。
来年の PC市場がどうなるのか,今から色々と楽しみですよ。
Samsung、5倍充電が速い“グラフェンボール”素材の新バッテリ開発 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1093866.html
また新たな素材が登場したのかな?
今回の「グラフェンボール」という素材は,リチウムイオンバッテリー比で
- 45%容量向上
- 5倍充電時間が早い
- 60℃環境下でも安定動作
といった点が優れるとのことです。
そして,素材には「SiO2」を利用し,ポップコーン形状により安価で量産可能ということです。
この新素材により,リチウムイオンバッテリーを置き換えるようなことがあるのでしょうかね。
まずはコスト面がどうなるかで,ここに書いてある安価というのがどれくらいのものになるのか。
そして,何回も充電を繰り返すことにより,寿命の方がどれだけ縮んでいくのか。
後は耐衝撃体制ですね。
そういった点がどうなのか分かりませんが,電気自動車向けということなのですから,それなりのものにはなっているのでしょう。
実際にいつ量産開始されるのか分かりませんが,現在はバッテリーに関する技術は頭打ちになっている感じがありますので,何らかの刺激がほしいところです。
この「グラフェンボール」という素材がバッテリー革命の起爆剤になることに期待します。
【速報】新ATOK、パッケージ版廃止で月額制のみに -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1095071.html
私はもう「Google IME」で十分かな。
使い勝手としては「ATOK」の方が良いのですが,「Google IME」ならばまだ我慢できるレベルです。
もちろん,できるれば「ATOK」を使用したいですがね。
ですが,毎月 286円(税別)というのは高い気がします。
年間 4,000円弱という計算になりますから,「IME」にそこまで投資する価値があるかというとねぇ。
せめて年間 2,000円前後であれば・・・いや,恒久ライセンスのパッケージ版でその価格ならかな。
どういう意図か分かりませんが,私は良い変化だとは思いませんね。
ではではノシ
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