2018年11月11日日曜日

PC関係の新情報(「Rome」CPUダイ×8+I/Oダイ×1 構成,「Coffee Lake-S Refresh」省電力モデル 準備中,「IEEE 802.11xx」=「Wi-Fi xx」)(2018/11/11)



 明日は休み!

 ガッツリ寝る!

 そしておもいっきり運動して汗を掻く!

 そして・・・どすいようか。

 ちゃんとストレス解消しないとね。










“Rome”世代のEPYCが8 + 1の合計9ダイ構成をとるという噂 -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9571.html


 PC用の CPUでもそのような構成にし始めたのか。

 「Zen 2」で製造される「Rome」についての話です。


 今回噂になっている 8+1 というのは,8つの CPUコアと 1つの「System Controller chip」で構成されるというもの。

 「Zen」では 1つの「CCX」で 4コアとなっており,それを 2つ組み合わせることで 8コアのダイとなっていました。

 その構成に付随して,新たに「System Controller chip」が搭載されるということになります。

 「System Controller chip」の機能としては,

  • メモリコントローラ(DDR4 8ch,16DIMM 2TBまで対応)
  • PCI-Expressコントローラ(PCI-Express 4.0)

 等を集約しており,CPUと各種コントローラを繋ぐ役割となっています。

 「Zen」ではそれらの調整・接続を CPUコアの中で行っていたと記憶していますが,それが外部チップに任されるということになるのでしょう。


 こういった構成については,役割等は違いますが「PS4」のコアやスマホ向け SoCを思い起こしますね。

 「PS4」では「Jaguar(4コア)」を 2基搭載する他に,主にバックグラウンドでの通信制御?を主に行う別のチップがありました。

 スマホ向け「SoC」でも高性能なコアと省電力なコアを組み合わせた構成になっているものが主流です。

 CPUにおいても,そのような流れに乗っかっていくということになるのかな。


 こうなると,気になるのはそのダイ間の接続ですね。

 複数の CPUダイを搭載する CPUの場合は,「System Controller chip」を通じて「Infinity Fabric」で接続されることになりますが,そうなった場合の通信というのは遅れること無くできるのでしょうか?

 別のダイを経由することになるのでその分はロスがあると思いますが,それがどれだけ影響してくることやら・・・

 まぁ大した影響のないレベルにはなっていると思いますけど。


 そして,その構成については

【AMD】“Next Horizon”で7nmの“Zen 2”と“Vega 20”の詳細を発表 -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9578.html


 「Next Horizon」において事実だと分かりました。

 どうやら,「Zen」までにメモリコントローラ等を集約していた CPU内の「chiplet」の微細化が難しいというのも理由にあるようです。


 CPU自体は 7nmプロセスにしますが,その周辺の I/O関係部分は 14nmでいくと。

 そうすれば,余計な製造コスト増加を防ぐことができるということなのでしょう。

 他には,メモリコントローラへのアクセスを「System Controller chip」に集約することで,その負荷というかアクセスを均等にする狙いもあるようです。


 こうして I/O部分を分離することで,コスト面で有利になることは確かなのでしょう。

 後は,こうしたことの影響がどう出るかですよね。

 悪影響が出てしまう,性能が出ない,通信が安定しないといったことがあると大問題です。

 十分成功を収めたと言えるであろう「Zen」の設計に手を出すことについて心配なのですよ。

 まぁ今後より良い製品を出すには色々と挑戦してく必要はありますし,無理した構成というわけではないのでしょう。

 この影響がどう出るかは,「Rome」のサンプル品が出始まってからになりますかね。


 その他の情報として,「GlobalFoundries」の 14nmプロセスと「TSMC」の 7nmプロセスを比較すると,

  • 同等性能であれば 7nmの方が半分の消費電力
  • 同じ電力であれば 1.25倍の性能

 とのことで,製造プロセスが半分のサイズになるだけの効果は出るということでしょう。


 演算ユニットも強化されるようですし,「Zen」や「Zen+」よりも性能向上してくるのは確実です。

 後は,この 7nmプロセスの先がどうなるのかですね。


 更に微細化していくのか,又は今までとは異なるアプローチの製品となるのか。

 2020年以降の計画が気になるところです。





“Coffee Lake-S Refresh”, 8-core+GT2で65W, 35Wは想定されている模様 -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9574.html


 それは良いね!

 「Coffee Lake-S Refresh」では 8コアな製品が登場しました。

 その「Core i9-9900K(8コア16スレッド)」については,素晴らしい性能となっています。

 しかし,その 8コア16スレッドな製品というのは「Core i9-9900K」しかないのですよね。

 まぁ省電力モデルが登場するのは「-K」や無印モデルが登場してからですから,まだ先の話になるのは当然なのですけどね。


 それでも,今回ちゃんと予定されていると分かって安心です。

 すでに登場している「Coffee Lake-S Refresh」は,

Core i9-9900K・・・8コア16スレッド│3.60GHz/5.00GHz│L2 256KB×8/L3 16MB│DDR4-2666 2ch│UHD 630│TDP 95W│$488
Core i7-9700K・・・8コア8スレッド│3.60GHz/4.90GHz│L2 256KB×8/L3 12MB│DDR4-2666 2ch│UHD 630│TDP 95W│$374
Core i5-9600K・・・6コア6スレッド│3.70GHz/4.60GHz│L2 256KB×6/L3 9MB│DDR4-2666 2ch│UHD 630│TDP 95W│$262

 の 3製品です。

 このスペックを基に,今後登場する製品は動作クロックが調整されることになるでしょう。

 私の予想というかこんくらいになるかなというものは,無印の通常モデルが

Core i9-9900・・・8コア16スレッド│3.10GHz/4.50GHz│TDP 65W│$430
Core i7-9700・・・8コア8スレッド│3.30GHz/4.80GHz│TDP 65W│$350
Core i5-9600・・・6コア6スレッド│3.30GHz/4.50GHz│TDP 65W│$240

 といったラインナップ,「-T」な省電力モデルが

Core i9-9900T・・・8コア16スレッド│2.30GHz/4.00GHz│TDP 35W│$430
Core i7-9700T・・・8コア8スレッド│2.50GHz/3.90GHz│TDP 35W│$350
Core i5-9600T・・・6コア6スレッド│2.40GHz/3.80GHz│TDP 35W│$240

 といった動作周波数になりますかね。

 まぁかなり大雑把というか,「Coffee Lake-S」を参考に深く考えずに設定していますけど。

 コア数が増えていっていますし,TDPを下げるのに動作周波数が低くなってしまうのは仕方ないでしょう。


 個人的には,「Core i9-9900(-T)」が 6万円以下で購入できるようだと売れると思います。

 5万円前後で登場するようだと私も購入を検討しようかと思いますが,さすがにそのレベルまで下げるのは今の「Core i9-9900K」の価格からして厳しいでしょうからね。

 でも,このコア数で動作周波数を下げた,「Ryzen 7 2700(-X)」あたりと競合してくるんだよなぁ。

 あちらは 4万円以下で購入することができますし,それを考えるとコストパフォーマンスが悪いと感じてしまいます。

 その価格調整が難しいところですよね。


 何にせよ,低消費電力なモデルの存在があるということをが分かったのは大きいです。

 現在の「第9世代 Core i」プロセッサがどれだけ続くのか分かりませんが,それだけラインナップするということは短命ではないでしょう。

 まぁ 10nmプロセスな製品の状況が未だに不透明な状況ですので,もしかしたら長く続くようなことになるのかもしれません。

 現在は CPUが供給不足な状態でもありますし,それを解消しつつラインナップが増えていくことに期待ですね。





IEEE 802.11acの別称が「Wi-Fi 5」に。無線LAN規格に新命名規則」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1146283.html


 なんか凄い今更感があるのですけど・・・

 「Wi-Fi Alliance」という団体により,

  • IEEE 802.11ax ⇒ Wi-Fi 6
  • IEEE 802.11ac ⇒ Wi-Fi 5
  • IEEE 802.11n ⇒ Wi-Fi 4

 という名称にするとのこと。

 うーん,分かりにくいですね!

 もしこの名称が実製品でも使われるようになったとしても,一般人には全然分からないでしょうよ。

 まぁとりあえず数字が大きいものを購入しておけばよいという話ではあるのですけどね。

 個人的には,「IEEE 802.11ax」やら「Wi-Fi 6」だろうと,どちらでも良いですけどね。


 なんか凄く本当に今更感があるので,この記事を見てびっくりしました。

 もっと早く動くべきではなかったかな?

 「IEEE 802.11n」なんて 10年近く前から使われていたと思いますけど?





 ではではノシ


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