2020年3月12日木曜日

知人のために費用対効果に優れるゲーミングPCの構成について考えてみた(2020/03/12)



 喉が痛い。

 頭痛もする。

 この状況では,もう何もやる気が出ません。

 仕事行きたくないなぁ・・・

 やんなきゃいけないことをさっさと終わらせて,おもいっきり休むとしますか。










知人から相談を受けたので光らせまくるゲーミングPCの構成について考えてみた(2020/02/26) 
https://310satyo.blogspot.com/2020/02/20200226.html

 とか

常時稼働録画兼倉庫用PCの構成について改めてまた考えてパーツ選定してみた(2020/03/05) 
https://310satyo.blogspot.com/2020/03/20200305.html

 の続きになるかな?


 今回は,ゲーム用PCの構成について考えていきます。

 というのも,また知人から相談を受けましてね。


 まず,その知人が利用しているPCについて。

 詳しいスペックを聞けていないのですが,

【CPU】Intel Core i5-4690K
【メモリ】16GB
【GPU】RX 480
【SSD】有
【HDD】2TB~3TB×数台
【ケース】ANTEC P100

 このようなスペックになるようです。


 組んだのは数年前,「Core i5-4690K」の登場時期を考えると 5年近く前になるのかな?

 そして,その組んだ当時は「GTX 900」シリーズの製品を搭載していたと。

 確か「GTX 960」あたりだったかね。

 しかし,最近?というか現在は,「RX 500」が登場する直前に安く 2万円ちょっとで販売されていた「RX 480」を購入して交換したと。


 そんな状況なのですが,最近になってマシンパワー不足を感じるようになったと。

 主にプレイしているゲームというのが「MHW」になるようで,問題なくプレイできてはいるけど,もっと快適にプレイできないかね。

 丁度というか,PCも調子悪くなっることがあったようですので,それも更新したい要因の一つになっているようです。

 そこで私に相談があり,PCに詳しいのだから相談に乗ることにしたのですよ。


 その更新にあたっての条件としては,

  • なるべく安く
  • 光らせる必要はない
  • 「ANTEC P100」よりもコンパクトなケースに
  • グラフィックカードは流用も可(後で交換)

 ということでした。

 まずは安く組むと。

 そのためには,費用対効果に優れつつ,ゲーム用としてコア性能の高い CPUを選ぶ必要がありますね。

 光りモノには興味がないようなので,製品の選択できる幅が広がるのは良いこと。

 「ANTEC P100」はミドルタワーケースになりますので,それよりも小さいとなるとミニタワーケースですか。


 つまりは,マザーボードが「Micro-ATX」規格になるということですね。

 いや,探せば高さ 400mm以下で「ATX」規格のマザーボードを搭載できるケースもあるかな。

 グラフィックカードは流用したいとのことですが,おそらく今どきのゲーム用としては「RX 480」は役者不足でしょう。

 今は更新しないけど,またお金に余裕ができた時は更新するようかな。

 そして,今回の条件とは別に,ストレージとして HDDも大容量なものを購入したいと話していました。

 しかし,基本的には倉庫用としてしか利用してないということなので,それならば外部にストレージを用意したほうが良いのではないかと提案しました。

 そう,NASを用いるということですね。

 そうすれば,PCケースの選択の幅も広がりますので。

 まぁこれについては結論が出ませんでしたので,今回選定する PCケースについてはそれなりのストレージスロットがある製品にしますよ。



 さて,それでは早速製品を選定していくとしますか。

 例のごとく価格比較サイトで検索した結果,


【CPU】AMD Ryzen 5 3600 @24,000円
【CPUクーラー】サイズ SCKTT-2000 @4,000円
【メモリ】CFD W4U3200CM-8G @9,000円
【M/B】ASUS TUF B450M-PLUS GAMING @10,000円
【GPU】-
【SSD①】Western Digital WD Blue SN550 NVMe WDS500G2B0C @9,000円
【SSD②】Western Digital WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C @14,000円
【HDD】-
【ODD】-
【OS】-
【ケース】Fractal Design Define mini C @9,000円
【電源】Seasonic SSR-750FM @15,000円

 合計 94,000円


 といったパーツを購入することになりました!



 まずは【CPU】から。


 個人的に,今費用対効果を考慮して製品を選ぶのであれば,間違いなく「Ryzen 5 3600」を選択します。

 性能としては,ライバル製品と比較するとシングルコア性能ですと「Core i7-9700」と同じくらい,「Core i5-9600K」よりは上となっています。

 マルチスレッド性能では,「Core i7-9700K」とはほぼ同等です。

 また,同社製品とでは「Ryzen 2000」シリーズからは 1割~2割ほど IPCが向上していますので,大きく差があります

 マルチスレッドですと,流石に動作スレッド数の多い「Ryzen 7 2700K」には負けるところもありますが,近い数字は出していますね。

 コア数だけを見るのであれば,今は本当にお得となっている「Ryzen 5 2600」を選択したい。

 しかし,ゲーム用となると単純性能が高いほうが望ましい,そうなるとやはり実性能重視で行きたいですよ。

 価格では「Ryzen 5 3600」と「Core i5-9600K」が同価格帯ですが,上に書いたとおりマルチスレッド性能に大きな差が。

 シングルスレッド性能でも負けていますし,こうなると選びづらいです。

 そしてよりゲーム用に向いているのは「Core i7」シリーズですが,「Core i7-9700F」は 38千円ほどしますので,1万円以上の開きがあります。

 こうなると,費用対効果を考えるのであれば「Ryzen 5 3600」ですよね。

 しかし,ゲーム用としては「AMD」製【CPU】よりも「Intel」製【CPU】の方が動作が安定しています。

 その点をどう考慮するかでしょうけど,それを考慮しても私ならば「Ryzen 5 3600」かな。


 【CPUクーラー】については,付属の「Wraith Stealth」は用いません。

 やはりゲーム用となるとそれなりの冷却性能が必要になりますので,「Wraith Stealth」ではそこに不安が残ります。


 そして,導入するとすれば安定の「サイズ 虎徹 MarkII SCKTT-2000」としました。

 追加出費が発生してしまいますが,しっかり冷却できる状態にしておかないと,ちゃんと性能を発揮できないですからね。

 ここについては,もう少し安いサイドフローな製品でも良いとは思いますが,千円程度の差であれば「サイズ 虎徹 MarkII SCKTT-2000」にするべきかと。

 それに,取り付けにもまず困らない,以前組んだ

「Ryzen 7 1700」搭載PCを組んでいきます(完成編)(2018/08/08) 
https://310satyo.blogspot.com/2018/08/20180808.html

 この PCでは,

「Ryzen 7 1700」搭載PCを組んでいきます(CPUクーラー設置編)(2018/07/22)
https://310satyo.blogspot.com/2018/07/20180722.html

 このように簡単に装着できましたからね。

 自分が搭載した経験があるというのも大きいです。


 【メモリ】は,今となっての最低限な容量である 16GBとなるようにします。

 そうなると,デュアルチャネル動作させたいので 8GB×2枚の製品を採用するようでしょう。

 そして,「Ryzen 5 3600」は「DDR4-3200」に対応しているので,その動作周波数に対応している中で良さそうなもの。


 簡単に調べた結果としては,「CFD W4U3200CM-8G」になりました。

 「CFD」というか「Crucial」製になりますので,それなりに質は信用できるでしょう。

 まぁ安定の製品ということでね。


 そして,重要な【M/B】ですが,こちらについては【ケース】にも左右されるところです。

 個人的には「ATX」規格の製品にしたいところですけど,内部に収納できなければ話になりませんから。

 うーん,「Micro-ATX」規格で「AM4」ソケットで良さそうな製品ですか。


 そうなると,とありあえず「ASUS TUF B450M-PRO GAMING」にしておくかな。

 一応はゲーミングモデルのようですし,採用ユーザーも多いからいろいろと情報が出ているのも良い。

 そして,後述しますが M.2スロットが 2つ以上あるのも良いのですよ。

 ストレージ構成に柔軟性をもたすことができますからね。

 それと,個人的には耐久性に拘っているというのも高評価です。

 まぁ実際のところは,その耐久性というのがどうなのかは長い間使ってみないと分かりませんけど。


 【GPU】は流用するから購入しないとして,その次は【SSD】です。

 個人的には,ストレージ構成は

  • システム用SSD
  • ゲーム用SSD
  • 倉庫用HDD×2

 といった形にした方が良いのではないかと思っています。

 そして,SSDについてはケーブルレスで【ケース】内に設置スペースを取らない,M.2規格のものを採用しましょう。

 後は接続方式,SATA にするか NVMe にするかですが,これについてはどちらでも良いかな。

 いや,発熱を考慮すると,SATA接続にしておいたほうが良いか。

 大容量なデータを扱わない限り,2つの接続方式に差を感じられないでしょうから,実用上は気にならないでしょうし。

 しかし,価格差はあまり無いのですから,それならばより高速な方を選択しておきたいという気持ちもわかる。


 うーん,悩んだ結果ですが,私としては「Western Digital WD Blue SN550」シリーズを推すことにしました。

 NVMe接続ですが,動作温度はそこまで高くない,それと「Western Digital」という大手メーカー製ですから,保証面でもちゃんとした対応が期待できる。

 知人におすすめするのであれば,そこら辺も気を使わないとね。


 【HDD】は流用,【ODD】は搭載しない,【OS】も流用するとして。


 お次は重要な【ケース】について。

 「Antec P100」が 220mm(W)×480mm(H)×525mm(D)というサイズになりますので,これよりも小さいものにしたい。

 私としては「Fractal Design Define R5」とか「Fractal Design Define C」をオススメしたいのですが,サイズ的にはほぼ変わりないのですよ。

 そうなると,やはり選択肢に入れることはできないなぁ。

 よりコンパクトな製品となると,寸法としては 200mm(W)×400mm(H)×400mm(D) を目標としてみますかね。

 このサイズであれば,一回り小さくなったと感じるでしょうから。

 さて,そうなるとどのケースが良いのか。


 ミニタワーケースの中ですと,「Fractal Design Define mini C」が第一の候補になりますかね。

 単に私が気に入っているというのもありますけど,「Define C」とのサイズの違いは高さだけです。

 しかし,41mm低くなっただけであり,更にストレージベイの少なさを考慮するとなぁ。

 ですが,他にも何個かケースを見ましたが,いまいちぱっとしないのですよね。


 「Cooler Master Silencio S400」や「SilverStone SST-PS16」も良さそうですが,HDDゲージの部分が,ちょっと好みに合わない。


 搭載しようとすればできるのでしょうけど,ケーブル配線が大変そうなのですよ。

 うーん,今回はとりあえず「Fractal Design Define mini C」にしますか。

 ストレージベイがもっと必要ということであれば,コンパクトサイズを諦めてもらうことにします。


 最後に【電源】ですね。

 ケースサイズからすれば,できれば長さ 140mm以下に収めたい。

 一応は 175mmまで対応しているようですけど短ければ短いほどケーブル配線が楽になりますからね。

 どうしようかと悩んでいましたが,やはり搭載するのであれば良い製品にしたい。


 そうなると「Corsair RM850(CP-9020196-JP)」になるかな。

 やはり保証期間が 10年というのは大きいですよね。

 もし 140mmという長さの製品を優先するとするのであれば,「Antec NeoECO Gold NE750G」が候補になりますが,もう終息品なのか,在庫がどこにも無いのですよね。


 これが無いとなると,「Seasonic SSR-750FM」が第一候補になりますかね。

 さて,どちらが良いか。

 価格差が 2千円ほどありますが,やはり配線のしやすさを考慮すると長さの短い「Seasonic SSR-750FM」ですかね。

 自分が組むわけではないので,より組みやすい製品を紹介してあげるべきでしょう。



 さて,今回のPC構成をまとめますと,

【CPU】AMD Ryzen 5 3600
【CPUクーラー】サイズ SCKTT-2000
【メモリ】CFD W4U3200CM-8G
【M/B】ASUS TUF B450M-PLUS GAMING
【GPU】SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 480 8G GDDR5 PCI-E DUAL HDMI/DVI-D/DUAL DP
【SSD①】Western Digital WD Blue SN550 NVMe WDS500G2B0C @9,000円
【SSD②】Western Digital WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C @14,000円
【HDD①】2TB
【HDD②】3TB
【ODD】-
【OS】Windows 10 Pro 64bit
【ケース】Fractal Design Define mini C @9,000円
【電源】Seasonic SSR-750FM @15,000円

 というスペックになりますかね。

 赤字部分が流用するパーツになります。

 うん,グラフィックカードがちょっと弱めですけど,良い感じの構成なのでは?

 まぁ後はここにファンを増設したり,SSD用のヒートシンクを搭載したり,ちょっとした出費があるでしょう。

 それでも,10万円以下で組むことができますから,なるべく安くという要望は叶えられるのではないかと思います。

 しかし,もうそろそろ「Comet Lake-S」が登場する予定ですし,まずはそれを待つのも良い手かと思います。

 また夏頃まで待てるのであれば,「Zen 3」を採用した「Ryzen 4000」シリーズも出るでしょうからね。

 更新するタイミングをいつにするか,それ次第になってくると思います。

 そこは,知人に考えてもらうようですね。





 ではではノシ


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