2019年5月28日火曜日

PC関係の新情報(第3世代「Ryzen」発表,「Ryzen 9 3900X」12コア,全コア5.00GHz動作「Core i9-9900KS」)(2019/05/28)



 疲れた・・・

 頭痛がある中での出勤。

 時々来るズキッとした痛みと戦いながらの仕事は大変でした。

 早く良くならないかなぁ。

 これは本当に原因は何なのだろうか。










【速報】AMD、新「Zen 2」アーキテクチャで12コアの「Ryzen 9 3900X」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1186695.html

【詳報】AMD、12コアの「Ryzen 9 3900X」など第3世代Ryzenを7月7日発売 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1186825.html


 とうとう公式発表されました。

 明日 5月28日~6月1日まで開催される「COMPUTEX TAIPEI 2019」ですが,その開催前日に「2019 COMPUTEX International Press Conference & CEO Keynote.」


 ということで,AMDerのアイドルである「リサ・スー」CEOが登壇しました。

 発表の様子については,

COMPUTEX 2019 International Press Conference & CEO Keynote live-streaming on May 27 at 10 AM (GMT+8)
https://www.youtube.com/watch?v=7vv4lwq-ZCw




 こちらで確認することができます。

 この発表の中で,新製品について触れられました。



 まずは CPUからですね。

 今回発表されたのは第3世代「Ryzen」となる「Ryzen 3000」シリーズです。

 先に,現在判明している製品一覧を書き出しますと,

Ryzen 9 3900X・・・12コア24スレッド│3.80GHz/4.60GHz│キャッシュ 70MB│DDR4-3200?│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 105W│$499│2019年7月7日
Ryzen 7 3800X・・・8コア16スレッド│3.90GHz/4.50GHz│キャッシュ 36MB│DDR4-3200?│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 105W│$399│2019年7月7日
Ryzen 7 3700X・・・8コア16スレッド│3.60GHz/4.40GHz│キャッシュ 36MB│DDR4-3200?│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 65W│$329│2019年7月7日
Ryzen 5 3600X・・・6コア12スレッド│3.80GHz/4.40GHz│キャッシュ 35MB│DDR4-3200?│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 95W│$249│2019年7月7日
Ryzen 5 3600・・・6コア12スレッド│3.60GHz/4.20GHz│キャッシュ 35MB│DDR4-3200?│PCI-e 4.0 40レーン│TDP 65W│$199│2019年7月7日

 となります。


 そういえば,以前のあてにならない予想では,

Ryzen 3 3300・・・6コア12スレッド│3.20GHz/4.00GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 50W│$99│2019年6月頃
Ryzen 3 3300X・・・6コア12スレッド│3.50GHz/4.30GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 65W│$129│2019年6月頃
Ryzen 3 3300G・・・6コア12スレッド│3.00GHz/3.80GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 65W│$129│2019年第3四半期
Ryzen 5 3600・・・8コア16スレッド│3.60GHz/4.40GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 65W│$178│2019年6月頃
Ryzen 5 3600X・・・8コア16スレッド│4.00GHz/4.80GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 95W│$229│2019年6月頃
Ryzen 5 3600G・・・8コア16スレッド│3.20GHz/4.00GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 95W│$199│2019年第3四半期
Ryzen 7 3700・・・12コア24スレッド│3.80GHz/4.60GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 95W│$299│2019年6月頃
Ryzen 7 3700X・・・12コア24スレッド│4.20GHz/5.00GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 105W│$329│2019年6月頃
Ryzen 9 3800X・・・16コア32スレッド│3.90GHz/4.70GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 125W│$449│2019年6月頃
Ryzen 9 3850X・・・16コア32スレッド│*.**GHz/*.**GHz│L3 **MB│DDR4-5000?│TDP 135W│$499│***

 というものもありましたが,これは大きく予想を外しましたね。

 まぁさすがにこれは安すぎましたよ。

 願望,こうであってほしいという一覧だったということですか。

 まぁ実際はこんなものですよ。


 ちなみに,メモリについては

Ryzen 3000 seriesはJEDEC規格準拠のDDR4-3200に対応できる -北森瓦版
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9794.html

 北森さんの情報を参考に記入しておきました。

 「DDR4-5000」まで対応という話もありましたが,アレもデマだったのかな。


 CPUコア数については,予想に反して現行どおりとなりましたね。

 12コアな「Ryzen 9 3900X」はありますが,あちらは「Ryzen 9」という新たな上位モデルになりますので。

 ちなみに,その「Ryzen 9 3900X」は,70MBという他の 2倍のキャッシュ容量から分かるとおり,CPUダイが 2つ搭載されています。

 つまり,6コア×2ダイ+I/Oダイ という構成になるということです。


 「Ryzen 7」以下の CPUは CPUダイ×1+I/Oダイになりますので,チップ上の構成が異なることになりますね。

 そう考えると,購入するのであれば”特別な”「Ryzen 9 3900X」にしたいですよ。

 しかし,コア数は変わりませんが,性能は上昇しています。

 まず,PCI-e の帯域幅についてですが,「PCI-e 4.0」に対応したことにより,「Ryzen 7 3800X」と後述する「NAVI」の組み合わせでは 24GB/s で通信できるようになるとのこと。

 「Core i9-9900K」と「RTX 2080 Ti」では 14GB/s 程度であるということですので,この数字を見る限りは大きな差があることが分かります。

 まぁ後はこれがどれだけ実性能に反映されるかですけどね。



 気になるその性能向上具合ですが,「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 7 3800X」を比較しますと,



 この図のような差があるとのことです。

 動作クロックが向上していますし,キャッシュ容量も増えていますので単純なコア性能の比較はできませんけど,数割程度の性能向上となっているようです。

 7nmプロセスに移行したことにより,順当に IPCが向上したと考えて良いかな。


 また,「Core i9-9920X」と「Ryzen 9 3900X」という同じコア数同士の勝負では,


 このように性能面で勝っていると。

 マルチスレッドではなくシングルスレッドの方がより差がついているというのは意外でしたね。

 これについては価格面も考えると,その差は歴然と言えるでしょう。


 そして,見辛いですが

  • Core i7-9700K
  • Ryzen 7 3700X
  • Core i9-9900K
  • Ryzen 7 3800X

 の 4製品を比較していまして,シングルスレッド性能は全て互角であり,マルチスレッド性能では「Ryzen 7 3800X」が「Core i9-9900K」に勝るとなっています。

 これらの比較については,「AMD」の公式発表になりますので,多少は脚色されているでしょう。

 しかし,今までの「Ryzen」シリーズの出来から考えますと,これに近い数字にはなってくるでしょう。

 コア数についてはインパクトがあまりありませんでしたが,順当に性能向上している点は評価できるでしょう。

 また,コア数のインパクトは無いと言いましたが,12コアな「Ryzen 9 3900X」が $499 というのは激安です。

 その $499 というのは「Core i9-9900K」と同じ設定価格になりますので,その現行価格が一つの基準となるでしょう。

 それにしても,メインストリーム帯に 12コアの製品が登場してくるのですね。

 いや,$499 というのは一般人が手を出すものではないか。


 しかし,こうなると俄然購買意欲が湧いてきますよね。

 発売開始が 7月7日ということで,後 1ヶ月と少しの時間があります。

 そこまで辛抱できるか・・・


 現在は

AMD、第2世代Ryzen購入で次世代Ryzenが当たるキャンペーン -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1186499.html

 このようなキャンペーンを開催しており,その内容としましては購入した第2世代「Ryzen」CPUと同等クラスの第3世代「Ryzen」を 200名様にプレゼントするというもの。

 まぁ 200人となると,まず当たらないですよね。

 自作に限らず BTO も対象になるようなので,まず当たらないと思ったほうが良いでしょう。

 しかし夢を見るのであればこのキャンペーンに応募するのもありですよね。

 うーん,悩ましい!

 とりあえずは,今後さらに詳細な情報が出てくるでしょうし,その内容を確認しつつ購入を検討するようですかね。


 ちなみに,「Intel」の方でも,

Intel、全コア同時5GHz動作の8コアCPU「Core i9-9900KS」 -PCWatch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1186732.html


 「Core i9-9900KS」という「Core i9-9900K」の選別品にあたつものを用意しているようです。

 「Core i9-9900K」では 5.00GHz動作するのは 1コアだけでしたが,「Core i9-9900KS」の場合は 8コア全てが 5.00GHz 動作するようになるとのこと。

 もしこれが本当であれば,確かに魅力的ではありますよね。

 しかし,値段は当然高くなるでしょう。

 それでいて,冷却面にも更に気を使わければならなくなりそうです。

 これについては,OCして全コア 5.00GHz 動作させている人の環境を参考にするようでしょう。

 空冷では・・・厳しいよなぁ・・・



 また,同時に GPU についても触れられていましたが,それはまた明日書いていきたいと思います。





 ではではノシ


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