2019年1月15日火曜日

「ASRock」製「DeskMini A300」で PCを組む場合の構成を考える(2019/01/15)




 最近は加湿器が大活躍です。

 いやぁ,私の部屋というか地域は本当に湿度が低いっすね。

 それだけ雨が降っていないということなのですけど。

 そろそろちょっとでも良いから雨が降ってほしいな。

 そうしないと,喉がもう辛くて・・・










PC関係の新情報(CES 2019:「DeskMini A300」発表,「HP」ガラス 量子ドット技術採用液晶,「Seagate」NAS向け高耐久SSD)(2019/01/10)
https://310satyo.blogspot.com/2019/01/20190110.html

PC関係の新情報(CES 2019:「ECS」「Ryzen」搭載ファンレスベアボーンキット,「ASRock DeskMini A300」国内価格,1TB SDカード,4TB USBメモリ)(2019/01/12) 
https://310satyo.blogspot.com/2019/01/20190112.html

 で触れました「DeskMini A300」についてです。

 この APU版「DeskMini」については,以前から


「ASRock」から登場するかもしれない APU版「DeskMini」シリーズの構成について考えてみた(2018/11/07) 
https://310satyo.blogspot.com/2018/11/20181107.html

「Ryzen」搭載「ThinkCentre M715q Tiny」と APU版「Desk mini」のどちらが良いか悩み中(2018/11/22) 
https://310satyo.blogspot.com/2018/11/20181122.html

 気になっており,「ThinkCentre M715q Tiny」を含めてどういう形で購入しようか悩んできました。


 「CES 2019」で発表された「DeskMini A300」は,

  • 「Raven Ridge」&「Bristol Ridge」対応(TDP 65W以下)
  • DDR4 SO-DIMM×2スロット
  • SATA3×2(RAID対応)
  • Ultra M.2(2280)×2
  • M.2(key E 2230)×1(Wi-Fi&BT用)
  • USB 2.0 A×1,USB 3.1 Gen1 A×1(フロント)
  • USB 3.1 Gen1 C×1,USB 3.1 Gen1 A×1
  • Gigabit LAN(RealtekRTL8111H)×1
  • HDMI 2.0×1,DisplayPort ×1,D-Sub×1

 という仕様であり,「Ryzen 5 2400G」でも問題なく動作するとのこと。

 日本向けの製品ではオプション品扱いであった専用の CPUクーラーも付属してくるようです。

 それでいて,価格は税込 2万円以内に収まっているというコスパも良い製品ですね。


 今回は,その詳細のわかった「DeskMini A300」で組む場合の構成について考えていきたいと思います。

 構成を考えるにあたっては,

  • 普通に組む場合
  • コスパ優先で組む場合
  • パーツを流用する場合
  • 詰め込みまくる場合

 という 4パターンを考えていきます。

 今月末発売の時に,どのような状況であっても対応できるようにね。





 まず「普通に組む場合」ですが,これはとりあえず組むとしたらこんな構成だろうというものにします。

 他の人にもオススメできるようなものですね。

 さて,そうする場合に購入するものとしては,

【CPU】AMD Ryzen 5 2400G @19,000円
【CPUクーラー】-(付属品)
【メモリ】CFD W4N2666PS-8G @18,000円
【M/B】-(A300)
【GPU】-(内蔵)
【SSD】Intel 760p SSDPEKKW256G8XT @7,000円
【HDD】HGST HTS541010B7E610 @6,000円
【ODD】-
【OS】Microsoft Windows10 Home 64bit @13,000円
【電源】-(19V/120W)
【ケース】-(DeskMini)

 という形になるかな。


 【CPU】にはとりあえず現行最上位のもの,【CPUクーラー】は付属のものでいきます。

 【メモリ】は「Ryzen G」の場合ですとデュアルチャネル構成にしたほうが高性能になるので 8GB×2枚にしました。

 「DDR4-2933」に対応しているので,それに対応した製品にしようかと思いましたが,かなり割高なのですよね。

 なので,メモリクロックは高いほうが良いでしょうが,とりあえずバランスの良い「DDR4-2600」規格の製品にしました。

 【M/B】は付属してきますし,【GPU】は内蔵のものをというかグラフィックカードを搭載することは出来ません。

 【SSD】はとりあえず「Intel」製のものにして,【HDD】も安定の「HGST」製のものを搭載します。

 【ODD】は搭載できませんし,【OS】はとりあえず「Windows10 Home」で。

 【電源】も付属の 19V/120W のACアダプターを利用し,【ケース】はもちろん「DeskMini」の筐体で。


 このような構成ですと,「DeskMini A300」で 2万円,そして別途購入するパーツが 63,000円で,大体 8万円ちょっとあれば組めることになります。

 うん,この仕様からすれば妥当な価格ではないかと思います。





 次に,「コスパ優先で組む場合」ですが,これはなるべく価格を抑えつつ,それなりの性能のものを組もうというもの。

 その方が「DeskMini A300」のコンセプトにも合っているかな?

 その構成としては,

【CPU】AMD Ryzen 3 2200G @12,000円
【CPUクーラー】-(付属品)
【メモリ①】Transcend JetRam JM2666HSH-4G @3,500円
【メモリ②】Transcend JetRam JM2666HSH-4G @3,500円
【M/B】-(A300)
【GPU】-(内蔵)
【SSD】Intel 660p SSDPEKNW512G8XT @11,000円
【HDD】-
【ODD】-
【OS】Microsoft Windows10 Home 64bit @13,000円
【電源】-(19V/120W)
【ケース】-(DeskMini)

 となりますかね。


 「普通に組む場合」と比較すると,【CPU】は下位モデルの「Ryzen 3 2200G」にしました。

 より高コスパなのは「Athlon 200GE」でしょうけど,やはりそれなりの性能も欲しいですしね。

 【メモリ】は 16GBも必要ないだろうと 8GBにしましたが,VRAMへの割当量を 2GBとかにするとなるちょっと心配になりますね。

 まぁそこはうまく調整していけばよいでしょうし,システム用に 4GBもあれば普通に使用するのには問題ないと思います。

 【SSD】はこちらも「Intel」製にしつつ,【HDD】を搭載しないので 512GBの容量を持つものにします。


 そうすることで,別途購入する PCパーツは 43,000円 となり,大体 6万円ちょっとで組めることになりますね。

 うん,コチラのほうがやはり「DeskMini」らしい価格や構成ですね。





 そして,「パーツを流用する場合」ということで,完全に私が組む場合の構成について考えていきます。

 自作erであれば何かしらの PCパーツが余っているでしょうし,それらを用いればより安く済ませられますからね。

 さて,そうする場合ですと,

【CPU】AMD Ryzen 3 2200G @12,000円
【CPUクーラー】-(付属品)
【メモリ①】Transcend JetRam JM2666HSH-4G @3,500円
【メモリ②】Transcend JetRam JM2666HSH-4G @3,500円
【M/B】-(A300)
【GPU】-(内蔵)
【SSD】-(256GB SATA:2.5インチ)
【HDD】-
【ODD】-
【OS】-(Windows10 Pro 64bit)
【電源】-(19V/120W)
【ケース】-(DeskMini)

 ということで,【CPU】と【メモリ】を購入すれば組むことが出来ます。

 【SSD】は以前購入して現在余っているもの流用し,【OS】もまたライセンスが余っているものを流用しましょう。

 こうした場合は,4万円もあれば組むことが出来ますので,手軽に組むのであればこれが一番ですな。

 というか,私の場合はこうするべき?

 でも M.2ポートを利用しないというのは勿体無いしなぁ・・・





 最後に「詰め込みまくる場合」ですが,これは「DeskMini A300」を用いて最大限高性能(豪華)にする場合の構成について考えます。

 場合によっては組み込めないパーツもあるかもしれないので,あくまで参考にというか妄想程度のものと考えてください。

 実際に組むことはしないですしね。

 さて,その構成はというと,

【CPU】AMD Ryzen 5 2400G @19,000円
【CPUクーラー】Noctua NH-L9a-AM4 @6,000円
【メモリ】Kingston HX429S17IBK2/32 @36,000円
【M/B】-(A300)
【GPU】-(内蔵)
【SSD①】Samsung 970 EVO MZ-V7E250B/IT @10,000円
【SSD②】Intel 660p SSDPEKNW010T8X1 @25,000円
【SSD③】SanDisk SSD Ultra 3D SDSSDH3-2T00-J25 @39,000円
【SSD④】SanDisk SSD Ultra 3D SDSSDH3-2T00-J25 @39,000円
【HDD】-
【ODD】-
【OS】Microsoft Windows10 Pro 64bit @22,000円
【電源】-(19V/120W)
【ケース】-(DeskMini)

 となりますかね。


 豪華にした点は,【CPUクーラー】を「Noctua」製のものにして,【メモリ】を「DDR4-2933」対応のものにし,ストレージでは全スロットに【SSD】を搭載しました。

 ですが,【CPUクーラー】として「Noctua NH-L9a-AM4」を搭載できるかどうか怪しいという心配はあります。

 マザーボード上のパーツに干渉してしまうかもしれませんからね。

 また,【SSD】も 4つ搭載してしまうと,発熱や消費電力が心配になってきます。

 発熱はまだ何とかなるというか動作保証温度内であれば大丈夫だとしても,動作時の消費電力は SSDの場合 数Wとはいえ,4台分だと 10W近くなる場合もあります。

 まぁそれぞれのストレージにアクセスしていればですけどね。

 そうなると,付属の 120Wという容量の ACアダプタで問題なく動作するかどうかが気になるところです。

 まぁここまで詰め込む人はなかなかいないでしょうけどね。





 ということで,4パターンの構成について考えました。

 この中ですと,私の場合は「パーツを流用する場合」の構成が一番ありえるかな。

 「Ryzen 5 2400G」が以前の 16,000円程度の価格まで下がり,【メモリ】ももう少し値段が下がれば上位品にするのですがね。

 うーん,後 1ヶ月では厳しいかな。

 何にせよ,今月中には登場するので,それまでには構成について結論を出す必要があるでしょう。


 また,

APU「A6-9500」が安く売りに出されていたので自作する場合の構成を考えてみた(2018/12/23) 
https://310satyo.blogspot.com/2018/12/20181223.html


 今でも「A6-9500」が安く売りに出されているので,安く組みたいのであればこちらを用いるのもありかな。

 まぁ性能的にも将来性を考えても「Raven Ridge」にした方が良いと思いますけどね。





 ではではノシ


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