2023年1月31日火曜日

PC関係の新情報(ASUS「TUF」シリーズ開発責任者インタビュー記事)(2023/01/31)

 


 目が疲れている・・・

 最近は色々と酷使しているから・・・

 でも 2月になったら楽になるんだ・・・

 穏やかに過ごせるようになるんだ・・・

 ・・・なるよね?










https://www.gdm.or.jp/review/2023/0117/472185/1


 今回は、「ASUS」において「Senior Director Channel PM Dept Product Marketing Div」という職につく「Mark Chen」氏へのインタビュー記事となります。

 個人的には、こういったインタビュー記事は好きなのですよね。

 業界の裏話であったリ、そうだったんだと思えるような裏話も聞くことができますので。


 さて、まずその「Mark Chen」氏はよく PCのことは分からないまま、「ASUS」の求人に応募したとのこと。

 まぁマーケティング部門であれば、主に営業関係の業務ですし、そこら辺の知識はあまり関係ないですからね。

 知らなくてもなんとかなる、知っている人を同行させるとかすれば良いのですし。


 しかし、そんな人が「TUF(The Ultimate Force)」ブランドを立ち上げたと。

 その最初の製品が「SABERTOOTH 55i」ということで、あの「SABERTOOTH」シリーズ製品ですよ。


 この製品自体は普通・・・、ちょっと無骨なデザインですが、


 こちらの「SABERTOOTH P67」の方がより「SABERTOOTH」らしいですね。

 私はこのようなデザインの製品が好きですので、以前から「SABERTOOTH」シリーズについて注目していました。

 ミリタリー感のある製品って良いじゃないですか。

 それに、オーバークロック用に電源周りを強化するより、堅牢性・安定性・長寿命を追求するという姿勢も好ましいのでね。

 まぁ今ではその製品コンセプトも変わってきているのですけどね。

 「SABERTOOTH」シリーズが復活することは・・・もう期待できないのですかね。


 そして「ASUS」のマザーボード部門には 1,000人程度の社員がいると。

 「ASUS」のメーカー規模で 1,000人というのは、少ないのか多いのか。

 そのうちエンジニア部門で 7割、マーケティング部門が 3割となるようです。

 そこから、「Intel」系と「AMD」系に分かれつつ、サーバー向けとコンシュマー向け、そしてモバイル向けに分かれていくと。

 そんでもって更にブランド、ラインナップ別にとなると、一部門数十人規模となるのか。


 マザーボード価格の高騰にも触れられていて、簡単にまとめると
  • チップセット機能の大幅なスペックアップはひとつの原因
  • 新規格(PCI-E 5.0、DDR5)への対応
  • CPUの仕様により電源周りをはじめとしたマザーボード側の部材強化が必要だった
  • 高品質なパーツを採用せざる得ない状況
  • 加えて電子部材の価格高騰の影響も大きい
 とのことです。

 これは


https://310satyo.blogspot.com/2023/01/20230116.html


 で触れた内容と同じですね。

 やはり CPUの高クロック動作に伴う消費電力量の増大に伴う、電源周りの強化。

 そこに気を使う必要があったことから、相応に価格が上昇してしまったと。

 これについては、


一方で、簡単に機能を削れないという問題があります。
AMDまたはIntelから最低限必要だとされるスペック基準があり、そこは準拠しなければならない。


 というコメントがありますので、マザーボードメーカーとしてはどうしようもないのでしょう。

 低TDPな CPU向けの仕様が、そう高くない値段で実装できるモノだと、そのような製品が早めに登場することを祈るばかりですな。


 そんでもって、メーカーとして、


ASUSがマザーボードで一番大切だと考えているのは「安定性」と「互換性」です。 
 

 という意識でいると。

 そう、そこが大事なのですよね。

 安定して長時間稼働し続けられるのか、そしてちょっと古い拡張カードもしっかり動作するのか。

 そういった点は、私も意識する、それを謳っている製品を優先して採用しますのでね。


 「ASUS」の技術的なこととしては、「PCIe Slot Q-Release」機能があると。



 私はこの存在を知らなかった・・・

 まぁハイエンドな「ASUS」製品を導入していませんでしたので、知らなかったのも当然か。

 確かに、PCI-Eスロットのラッチ、アレは壊しやすいですよね。

 ボタンを押すことで固定具が外れる仕組み、こういうのがあると助かるかな。

 それと、グラフィックカードの大型化、重量化にはマザーボードメーカーも困っているようですね。

 しかし、CPUと同様に、性能を出すために高クロック、高発熱、高消費電力化していますので、どうしようもないことかと。

 個人的には、適度な数字でそれなりのサイズ、でかくても 2スロットサイズ。

 そんな昔の仕様のほうが良かったのですけどね。

 今はもう性能を出すためにはそうするしかない、それを要望しているのが一般消費者ですしね。

 もっと省電力な、エコな製品を出すようにならないモノでしょうか。


 後は CPUクーラーに関して、メーカーのガイドラインもあるのですね。

 CPUソケット周囲でこれだけスペースを確保しろという数値も決まっており、更には親交のある CPUクーラーメーカーとも情報交換をしていると。

 まぁそうしないと、実際に搭載できないという騒ぎが発生するでしょう。

 個人的には、もうちょっとスペースが欲しい、設置作業の際に干渉してしまいそうで怖い部分があるので。

 しかし、これも上のマザーボード高価格化と同じで、実装パーツが増えてくるとどうしようもないことでしょう。

 特に占有スペースの少ない「Mini-ITX」規格製品ですとね。


 個人的には、「ASUS」から「AM5」対応の「Mini-ITX」規格製品をもっと出して欲しい。

 できれば、無印「Ryzen 7000」シリーズのみに対応した、電源周りにそれほど力を入れなくて良い、価格を抑えた製品ね。

 今の高価格帯だと手が出せない人もおおいでしょうし、そのような製品が出てくれば、一気に「Ryzen 7000」シリーズの普及は進むと思うのです。

 でも、それはすでに準備していたらの話ですけどね。

 今から設計していたら遅くなりますので。

 「A620」チップセット搭載品が登場するという話もあるようですし、それと同時期に「B650」チップセット採用品で何か出ないかな。

 とりあえずはそれを期待しておきます。





 ではではノシ


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